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料理という家事が「誰かの役割」から「誰でもできるタスク」に変わった


『ユーザーさんと一緒にスキ!のヒントを見つけたい』
そんな想いから始めたシャープ公式note。

シャープ公式note(中の人)です。

今回は、Twitterやブログでたくさんレシピの発信をしてくださっている
「ころ」さんのストーリーから、スキ!のヒントを探ります。

今では、
“ホットクック3台(2.4L,1.6L,1.0L)と ウォーターオーブン ヘルシオ(AX-XW500)で遊ぶ”「ころ」さんですが、
1台目のホットクックを購入した当初は、なんて融通が利かない機械なんだ!と思ったことも。

スキ!に至るまでのストーリーと、使いこなし術とは。


あなたは、ホットクックとどんな生活を送っていますか?
――――――――――――――――――――――――――――――

私がホットクックと出会ったのは、遡ること4年と少し前。
 
2人目の育休から復帰し、余裕のない日常を変えてくれたのが、ホットクックでした。


こんにちは。
365日ホットクックとヘルシオで遊んでいる、ころです。

ホットクックとヘルシオで毎日料理


夫と3人の子どもと3台のホットクック・1台のヘルシオと暮らしています。

毎日のごはんをホットクックやヘルシオで作ったり、福井県に住んでいるので、地元の名物「水羊羹みずようかん」をホットクックで再現してみたりしています。

水ようかん、福井県、デザート
 「福井県民が作る地元の味」は画像をタップ


今は、フルタイムで働く傍ら、
ホットクックで遊んで美味しくできたものをTwitterブログで発信しています。


そんな私ですが、初めてホットクックを使った時は、ここまで活用できる調理家電だとは全く思っていませんでした。


1.ホットクックとの出会い


私がホットクックと出会ったのは、2018年の秋のことです。

育休からの仕事復帰で(実家に支えられているとはいえ)家事、育児、仕事に追われる日々。
夫は毎日残業で遅く、出張で不在の日も多い。


好きだった料理やお菓子作りも楽しむ余裕がない。



「これではだめだ、何とか家事を効率化したい」と、色々と情報を見ているうちに、主夫ブロガーである
河内瞬さんのブログ記事でホットクックの存在を知ったのです。

河内瞬さんブログ記事より一部抜粋

AI家電の良さは「いつでも美味しい」の他にも色々とあります。
・徹底的な温度管理
・外気が入らない状態での調理
・ガス不要で電気代も安い
・予約機能
・手を離せる
大きく分けてこんなところでしょうか。

すでに料理は手作りよりAI家電の方が美味しくできる時代。家庭料理も家電に頼り美味しい料理を作ろうじゃないか - 主夫の日々 (kawauchisyun.com)より



「徹底的な温度管理」と「外気が入らない状態での調理」で、人がフライパンや鍋で作るよりも、安定して美味しい味が作れる。


しかも、ボタンを押せばあとは手を離せる!



じっくりと料理を作る余裕はないけど、美味しいものは食べたい。

まさに私のためにあるような調理家電じゃないかと、驚きました。


ホットクック製品ラインアップ
ホットクック製品ラインアップ(公式サイト2023年5月25日)


「4万円か…(当時の1.6Lの価格)」と少し躊躇したものの、2019年の1月、自分への誕生日プレゼントとして買いました。

「これで楽に美味しいものが作れる」と胸を躍らせていました。


しかし、現実はそう上手くいかず。。。



・使い始めて戸惑ったこと

①公式レシピは必ずしも、自分好みの仕上がりとは限らない
②分量の増減と仕上がりの安定
③「家にあるもので適当に作る」が難しい


①公式レシピは必ずしも、自分好みとは限らない
元々料理が好きで、自分なりの好きな味がある程度定まっていたので、ホットクックの公式レシピ通りに作ると、好みと合わないことがありました。

例えば、人気の無水カレー。
野菜の甘味が出て、確かに美味しかったのですが、辛口のカレーが好きな私には好みが合わず…


また、ホットクックの得意分野である煮物の中でも、
“多めの煮汁で煮はじめ、水分を飛ばして仕上げるような”煮物は、なかなか自分好みに仕上げることができず苦労しました。


ホットクックは無水調理ができる鍋なので、
「仕上がり時に煮汁がなくなるように」と煮汁を減らして作ると、煮汁につからない部分は味が薄く、
煮汁につかる部分は味が濃くなり、ムラが出てしまいます。

かといって、「味ムラがなくなるように」と
多めの煮汁で煮ると(当たり前ですが煮汁が残りすぎて)
思うような仕上がりになりませんでした。



②分量の増減と仕上がりの安定
我が家は夫も息子もよく食べるので、
レシピの量(4人分)では足りないことのほうが多いです。

そこで、量を増やして作ると
普通に作った時と仕上がりが変わってしまうことがあり、困りました。


(シャープ公式note中の人より)
何人分まで調理できるかは公式レシピで確認することができます。ぜひ、ご確認ください。
また、ご案内している最大量を超えない範囲
材料を調整していただき、各ご家庭で必要な量にアレンジしてください。

人分について:かぼちゃの煮物
その一例です

*で記載がないレシピや、
記載されているより多い量を作ろうとして水分などを増やすと、思い通りの仕上がりにならないことがあります。



③「家にあるもので適当に作る」が難しい
料理は日々の連なりの中にあるものなので、
レシピ通りに材料が揃わないことがあります。

また、肉や野菜には個体差があります。
常にレシピ通りに、全ての材料を揃えるのは難しい。


ホットクックはレシピ通り作れば、
だれでも同じように作れます。
しかし、日々の料理では、
レシピ通りに材料を揃えることが、まずハードルが高かったのです。

家にある分量で今の家庭に必要な分をホットクックで作れる…
(数学でいうところの)公式みたいなレシピがあれば…。

ふつふつとでてきた願望





「何て融通の利かない機械なのか」
と、購入当初は、思うこともありました。
(機械なので当たり前なのですが)


これが鍋やフライパンだったら、
調理中に様子を見ながら微調整も出来るのに…と何度思ったことか。



・短所だと思っていたことは、長所だった


……とはいえ、
使っていくうちにだんだんとコツがわかってきました。

ホットクックは、10指示すれば、ちゃんと10の結果を返してくれる。


指示をきちんとすれば、しっかり仕事をしてくれる。


思った通りに出来上がらないなら、
それは私の指示が悪いせいなのでは、と考えるようになったのです。

仕事でもそうですが、部下や後輩が思った通りに動いてくれないのは、上司や先輩の指示が明確ではない可能性が大きい。


そこで、ネックに感じたことを解決できないか
と考え、トライ&エラーを繰り返すようになりました。

■購入当初に感じた戸惑い
①公式レシピは必ずしも、自分好みとは限らない
②分量の増減と仕上がりの安定
③「家にあるもので適当に作る」が難しい

まずは、
①公式レシピは必ずしも、自分好みとは限らない です。
実は、“自分好みを見つけるため”に
水や調味料、調理キーを色々と試して出来たのが
さつまいもの甘煮です。

さつまいもの甘煮レシピ、ホットクック

ホットクックは無水調理ができる鍋なので
前述のように煮汁を飛ばして仕上げるような煮物は苦手です。

ホットクックのレシピで検索しても、煮汁に浸かったものが多いはずです。

 
 
・・・・でも、どうしても照り照りとした、さつまいもの甘煮が食べたい!


トライ&エラーを重ね、調理が終わる頃に
ちょうど、水分が飛ぶように水分量を調整しました。

この甘煮ができた時に、
ホットクックとの距離がグッと縮まりました。


ホットクックは自分が食べたい味のものを作ろうと思うと、
試行錯誤することになるかもしれません。
(それが楽しかったりもするのですが)

でも、一度自分の好みの分量が決まってしまえば、あとはいつでも、私以外の誰が作っても同じ味ができる。

人による調理だと、同じレシピで作ったとしても、加熱の過程において経験の差で違う仕上がりになることがあります。

ですが、ホットクックの加熱は
同じ容量・メニューキーで作れば
料理のプロが作ろうが、初心者が作ろうが全く同じ。

夫や子供が作っても、材料を入れてボタンを押せば、私と同じものが作れる。


私が短所だと思っていた融通の利かなさは、
裏を返せば「再現性の高さ」という長所だったのです。





次に、
②分量の増減と仕上がりの安定
③「家にあるもので適当に作る」が難しい

の2つです。

これは、入れる調味料の量を
総重量で定めるような形で、レシピにできないかと考えています。

今も試行錯誤の途中ですが、
ひとつ、うまくいった例があります。

牛丼のレシピ、豚丼のレシピ、ホットクック


レシピという体裁上、私がよく作る分量を記載していますが、玉ねぎさえ入っていれば、肉と玉ねぎの分量が多少レシピと違っても、
大体同じような味に仕上がります。

・お弁当用に作る場合:私と夫の二人分で総重量400g
・家族全員で食べる時:800g
など、必要な量に応じて分量を増減して作っています。


今後、子どもが大きくなって食べる量が増えても、同じように作れるよう、
この牛丼のように自由に分量を変えられるといいなと思って
色々と試して、美味しくできたものを発信しています。




そして、そんな情報を発信していると、
ちらほら、こんな声を見かけることがあります。

ホットクックを買ったはいいけど、いまいち使いこなせていない気がする。


せっかく買った調理家電だから、
何か手のこんだ美味しい料理を作らなきゃ と
気負っていませんか?



ホットクックは電気調理“鍋”なので、
鍋で出来ることはほぼほぼできる(と感じています)。

ホットクックで作れる料理、お菓子、主菜、副菜、ごはん
主に、手動調理 と 自動調理を応用して作っています


今あるホットクックを120%活用してほしい。


レンジでチンするような気軽さで
もっと気楽にホットクックを使って、使い倒してほしい。

毎日の料理に感じる負担を少しでも減らしたい。
そう思ってこの記事を書きました。


面倒くさがりだけど食いしん坊だから、
手間と美味しさの最大公約数をとりたい。


そんな欲張りな私の使い方が、どなたかの参考&お役に立てればうれしいです。
______________________________________

2.「ホットクックで何を作ったらいいか分からない」への回答


「ホットクックで何を作ったらいいか分からない」

そんな声を聞くことがありますが、
別にちゃんとした料理を作らなくてもいいのです。


今、鍋で作っているものをホットクックにおまかせしていきます。

まずは、ホットクックで“ちゃんとした料理を作らなきゃ”という固定観念をなくしていきましょう。


私が便利だなと思っている使い方を3つ紹介します。


①エンドレス麦茶作れないループからの脱却
(=お茶を煮出す)

もっと自由にホットクックを使えばいいんだ!と、私が思うようになったきっかけがお茶を煮出すことを
ホットクックにまかせる、ということでした。

麦茶を作る、お茶をわかす


コンロでお茶を作る場合、特に朝の忙しい時間や、子どもが家に居る時は、
悠長にコンロの前で沸騰するのを待っていられません。


コンロでお茶を煮出ししていた頃は、
よく沸騰したことに気づくのが遅れ、
水が蒸発、再度水を足して火にかける、
そして再び沸騰したことに気づくのが遅れ…と
エンドレス麦茶作れないループに陥っていました。
(私はこれで煮出すのを一時諦めて、水だしのお茶にしていました)

ホットクックなら、温度到達を自動で感知し、
その後、最初に設定した時間だけ煮てくれるので、
できあがりました~の後は、ちゃんとお茶が出来ているのです。

【作りかた】
■最初から入れて煮出すお茶パックの場合

 内鍋にお茶パック・水を入れる
手動で作る>スープを作る(混ぜない)>煮出し時間 を設定し、加熱スタート
 
■沸騰してから入れるお茶パックの場合
※内鍋に水のみを入れる。
手動で作る>スープを作る(混ぜない)>1分
→調理終了後にお茶パックを入れ、追加加熱でパッケージに記載されている煮出し時間を設定、スタート。

【ホットクック】お茶・麦茶を煮出す【便利な使い方】 | ころらぼ (corolabo.blog)


②水とレトルトをどぼん
(=湯煎に使う)

内鍋にレトルトのハンバーグと、水を水位MAXまで入れ、蒸しトレイをセットし、いざスタート。

おまかせしておけば、あつあつのハンバーグができあがっている。

・・・最高です。

レトルトハンバーグを温める、蒸しトレイ
あつあつハンバーグのできあがり!


※湯煎可能な市販のレトルト食品を使ってください。

【作りかた】2通り
内鍋にレトルト・水(水位MAXまで)を入れ、蒸しトレイをのせる。

①「かぼちゃの煮物」メニューで作る
こちらをタップし右上からご自身の機種を選択
→表示されたメニュー番号で調理

②手動で作る>スープを作る>混ぜない>食品指定の湯煎時間 で調理



③まぜ技大活躍絶品ココア
(=ココアを作る)


「カスタードクリーム」のキーで作るココアです。

鍋でおいしいココアを作りたい場合、
少量の水か牛乳で砂糖・ココアパウダーをしっかりと練ったあと、牛乳を入れてかきまぜながら温める…という
中々面倒な手順が推奨されていることが多いのですが、ホットクックならこの手順を全て自動でやってくれます。

人がやることは、
牛乳と砂糖とココアパウダーを入れてボタンを押すだけ。


しっかり混ぜながら加熱してくれるので、あとは待っているだけで飲み頃のココアの出来上がりです。

おいしいココアの作り方


【実際に作ったレシピ例:ホットココア2杯分】
機種:KN-HW16D 
牛乳:360ml
純ココア(森永製菓(株)):大さじ2杯
砂糖:大さじ2杯
※ミルクココアなど砂糖が入っているココアを使う場合は、砂糖なしで作ってください


【作りかた】
①カスタードクリーム のメニュー番号を確認する
こちらから、ご自身の機器を選択のうえ「カスタードクリーム」を検索
→対応している機種の場合は、メニュー番号が表示されます。

②内鍋に材料(牛乳、砂糖、ココア)を入れて調理
※先にココアを入れてしまうとダマになるので、牛乳を最初に入れてください
 →ホットクックで、メニューを選ぶ>メニュー番号で探す>①で検索したメニュー番号を入力し、スタート

注意:吹きこぼれる可能性があるので、ころさんおすすめの機種・分量でお作りください



鍋で作れるもの は遠慮なく、ホットクックにおまかせしちゃいましょう。


ーさよなら固定観念ー



次は、「切らなきゃいけない手間」に切り込みます。


3.「結局は切らなきゃいけないから料理の面倒さは減らない」への回答


ホットクックを使わなくなる理由でよく見かけるのが
「調理の手間は減るけど、結局野菜は切らなきゃいけないから料理の面倒さは減らない」という声。



確かに野菜の皮を剥いたり切ったりするのは面倒ですよね。
(私も面倒です)
OK、それなら切らなくてもいいもので調理しましょう。


ホットクックと相性が良いな~と思ったのは、乾物と冷凍野菜。

【乾物と冷凍野菜のメリット・デメリット】
■メリット
包丁が要らない・冷蔵の野菜よりも長期間保存がきく
■デメリット
戻す手間(時間)が必要・冷凍野菜はレンジで解凍すると水っぽくてあまり美味しいと感じられない

※私個人の考えです

ホットクックなら、デメリットが解決したのです。

乾物は事前に戻す作業が不要で、そのまま使える。

冷凍野菜は、内鍋に少しの水と一緒に入れて加熱すると、
余分な水分が飛び、今まで食べていた冷凍野菜と同じものとは思えないぐらい美味しかったのです。


このことに気づいてから、積極的に使うようになりました。


◆レシピ例
・事前の水戻し不要!切り干し大根の煮物

切り干し大根レシピ、生協coop
画像をタップでレシピ詳細ページへ



・冷凍いんげんで胡麻和え


乾物と冷凍野菜を料理のルーティンに組み込めると、買い物の回数を減らせます。

おかげで、料理と買い物の負担がぐっと軽くなりました。

冷蔵庫に野菜が何にもない日でも、
冷凍野菜や乾物をストックしておけば、ホットクックで気軽に一品出来上がります。



4.「作りたい料理に合う調理キーが分からない」への回答


「どの調理キーで作ればいいか分からない」
「作りたい料理に合うキーが分からない」という声も聞くことがあります。




いやこれ、めちゃめちゃ分かります。



ホットクックにはダウンロードメニューを含めると、沢山の調理キーがありますが、
私自身は(こんな事を言うとシャープの開発者の方々に怒られるかもしれませんが…)調理キーはプリセットメニュー以外、あまり使っていません。

私は料理の工程の中でもレシピやメニューを検索することに
一番負担を感じるので(検索って結構手間じゃないですか…?)
調理キーはほぼ固定して、
作りたい料理の調理時間・工程に合わせてキーを変えています。

ご注意!
応用メニューは、あくまで個人の使い方です。

作る際は、自己責任で作ってください。


私がよく使っているメニューキーはこの5つです。


表の加熱時間の目安は、加熱開始から終了までの目安時間です。(機種:KN-HW24G)

ホットクックメニューキーの特徴、応用、まぜ技ユニット、予約調理


それぞれ、これからご紹介しますが、ざっと最後まで見てから
興味があるものついて、レシピ詳細を確認→お試しいただくのがオススメです。
※各メニューキー()内は私の体感です。



①「かぼちゃの煮物」キー
(体感:沸騰から10分程かきまぜなしで煮る)
応用例:麻婆豆腐、レトルト食品の湯煎など

火が通りやすいもの、短時間の煮物、蒸し物によく使います。

私は幼児食の取り分けや、好みの味に仕上げるために、麻婆豆腐を公式レシピではなく、蒸しトレイを使って「かぼちゃの煮物」キーで作っています。


■麻婆豆腐、蒸しトレイで具材を加熱して作るメリット
・幼児食の取り分けができる
・豆腐が蒸されて余分な水分が抜ける
 →崩れにくい&美味しい
・ひき肉のアクでタレが濁るのを軽減できる

かぼちゃの煮物、麻婆豆腐、レトルト食品

■シャープ公式note(中の人)より
「麻婆豆腐」は自動調理の公式レシピもあります!
こちらをクリックし、右上からご自身の機器を選択してください。

※機器が表示されない場合は非対応です。ごめんなさい。




②「白菜と豚バラの重ね煮」キー
(体感:沸騰から20分程、弱火でかきまぜなしで煮る)
応用例:照り照りさつまいもの甘煮など

静かにコトコト煮る煮物にピッタリのキーです。


我が家では、煮汁が少な目だった“祖母の味”を再現するために
かぼちゃの煮物も、「白菜と豚バラの重ね煮」キーで作っています。

白菜と豚バラの重ね煮、さつまいもの甘煮、かぼちゃの煮物
画像をタップで祖母の味を再現!かぼちゃの煮物


③「ひじきの煮物」キー
(体感:途中少しかきまぜながら20分ほど煮るもの)

煮ている間に少し、かきまぜたいものを作る時に使います。

乾物など事前の水戻しなしで、ホットクックにまかせます。
応用例:切り干し大根きんぴらごぼうなど


これは本当におすすめです。

ひじきの煮物、切り干し大根、きんぴらごぼう、乾物、水戻し


■シャープ公式note(中の人)より
2品とも自動調理の公式レシピもあります!
※事前に水戻しするレシピもあります

それぞれ下記をクリック後、右上からご自身の機器を選択してください。
切り干し大根の煮物
きんぴら



④「ポタージュメニュー(じゃがいものポタージュ/さつまいものポタージュ)」キー
(30分程度煮た後に撹拌)
応用例:芋羊羹など

芋類を柔らかくなるまで煮た後に、潰したい場合に使っています。

芋羊羹も、つぶす手間なく出来て簡単。

芋羊羹、デザートレシピ
娘が必ずおかわりする、芋羊羹


⑤「ホワイトソース/カスタードクリーム」キー
(高速でかきまぜながら加熱)
応用例:限界グラタンチョコレートプリン、ココアなど

グラタンレシピ、プリンレシピ、ホワイトソース、カスタードクリーム、レシピ


【その他:ちょこっとポイント】
厚めに切った大根を使う料理の時:“おでんキー”が最適!
じっくりコトコト煮込むので、味がしみこみます。


これらの応用例やポイントに加えて、
手動キーを使えば、作りたいものの9割ぐらい
(というと言いすぎかもしれませんが)は作れています。


5.手動キーは、どう作るかでキーを選ぶ



「手動キーの使い方が分からない」という声をよく聞きますが、
私はどう作るかでキーを選ぶことをおススメしています。


ホットクックの水分量、手動調理のポイント
これらの条件から1番希望に沿うキーを選択



以下のような感覚で選んでいます。

ホットクック手動調理の特徴一覧、水分量、火力、かきまぜ、煮物、スープ、炒める、無水、蒸す、めん
※あくまで個人の感覚です


ちなみに、「めんをゆでる」キーはお湯が沸いたら、ホットクックからお知らせ音があり、麺などの食材を加えます。

何か別のことをしながらコンロで料理を作っていると、沸騰したことに気づかない、うっかり星人の私にとって、ホットクックの追加投入音のお知らせは
とてもありがたいリマインダー機能です。


それぞれの加熱時間は、
沸騰後どれぐらいの時間を調理したいか、
作りたいもの(食材のかたさなど)に合わせて設定しています。



6.調理工程の一部をまかせると、使い道が広がる

ホットクックで何か一品を作るのではなく、
調理工程の一部をまかせると使い道の幅が広がります。

それを実感したのはお菓子作りでした。



お菓子作りには繊細な工程が多いです。
例えば、チョコレートを湯煎する際に水が入ってしまうと、分離してしまいます。

また、レンジで溶かすとある部分は溶けているけれど、
ある部分は全く溶けていないという溶けムラができることがあります。

ですが、ホットクックの低温調理機能を使って溶かせば、そもそも水を使わないので分離しませんし、
底面から均一に熱が入るので、溶け残りも少ないです。


■ あんショコラ

ガトーショコラレシピ、あんこ、あんショコラ、ケーキ、デザート
画像をタップでレシピ詳細ページへ



ホットクックでそのまま焼けば、
型もいらず、フッ素加工鍋なら油をぬるだけで、クッキングシートを敷く必要もありません。


また、クロテッドクリームのように
長時間同じ温度を維持しながら加熱し続けることも可能です。

■クロテッドクリーム
…バターと生クリームの中間のようなもの。
スコーンやトーストとの組み合わせが美味しい。

スコーンのクロテッドクリーム乗せ、生ハム
画像をタップでレシピ詳細ページへ


さらに、寒天のように鍋で作ると
沸騰後1~2分煮る必要があるものも、ホットクックなら 
スープを作る>混ぜる>2分とセットしてボタンを押せば、
温度到達を感知し、そこから2分自動で煮てくれます。



お菓子作りで感じるハードルや
“ちょっと面倒”を減らしてくれます。


また、直接火を使わないので、火傷の心配も少なく、子どもと一緒に作るお菓子作りにも最適です。




7.ヘルシオと合わせて使うと、死角なし

色々と調理をしてみるなかで、ホットクックの1番の弱点は
肉に焼き目を付けること(と感じています)。


何とか焼き目がつかないかと何回か試してみたのですが、
実用になるような短時間では焼き目を付けることが出来ませんでした。

そこを補うのがヘルシオです。

私はあぶり焼き機能がついている、
ヘルシオ(AX-XW500)を使っています。

この機能を使うと、肉の中までは火を通さず、
表面にほどよく焼き目を付けることが出来ます。

ヘルシオで焼き目を付けてからホットクックで煮込むと
余分な脂が落ちてヘルシー、かつ香ばしく、
肉のパサつきも減らせています。


ヘルシオAX-XA30レッドとブラウンとシルバー

あぶり焼き機能がついている最新のヘルシオAX-XA30はこちら
(シャープ公式note(中の人)より)


特に美味しいのは、
鶏もも肉やスペアリブの表面をヘルシオで焼いて、ホットクックで煮込んだポトフ。


透き通ったスープが絶品です。
(盛り付け後、ホットクックに残った汁はご飯と卵を入れて、再度、あたためて鶏と昆布の出汁がきいた雑炊になりました。)

■大根と鶏もも肉と昆布の和風ポトフ

大根と鶏もも肉と昆布の和風ポトフ、ホットクックとヘルシオ
画像をタップでレシピ詳細ページ



ホットクックで作って、ヘルシオで仕上げることもあります。


「ホワイトソース」キーの活用で紹介した
グラタンの具を、ホットクックにまかせて作った後、
ヘルシオのまかせて調理・焼く(弱め)で焼き上げています。


■グラタンと枝豆をいっしょにヘルシオへおまかせ

グラタンレシピ、枝豆、ヘルシオ、同時調理、まかせて調理
画像をタップでレシピ詳細ページへ


ホットクックが煮物や汁物が得意なのに対して、ヘルシオは焼き物や揚げ物が得意です。


そのため、ヘルシオとホットクックを併用すると、自動で作ることができる献立の幅がぐっと広がりました。

【中食との相性も良い!平日の忙しい夜にピッタリの組み合わせ】
ヘルシオのサックリあたため機能で揚げ物(惣菜)を加熱
× 
ホットクックで煮物や汁物を作る

どちらも機械にセットさえしてしまえば、
あとは手が空くので、その間に子どもをお風呂にいれて、
お風呂上りに温かいご飯も食べることもできます。


*********************
と、ここまでホットクックを
120%活用するための方法を語らせてもらいました。

こんなふうに4年使ってきて、
私が感じるのは

ホットクックはとても懐の広い家電

だということです。



8.100人いれば100通りの使い方が出来るのが、ホットクック

一般的に調理家電といえば、
料理がある程度好きな人、料理に興味関心がある人が
買うものというイメージでした。

でもホットクックは、手間のかかる料理もズボラな使い方も、
使う人次第で色んな使い方が可能です。



100人いれば100通りの使い方が出来る。



料理が好きで色んなものが作りたい人にも、
料理は好きだけど、手間をかけられない人にも
料理は嫌いだけど料理をしなければいけない人にも
フィットする調理家電。

これはとってもすごい事だと思っています。  

料理は人が生きていく上では
洗濯同様、向き合わないといけない家事の一つでありながら、
“できる人がやる”という属人化しがちな家事です。
(しかも買い出し~献立~調理と考えると負担は他の家事に比べて大きい)


個人の経験値で、でき上がりが左右されていた料理を
ホットクックは見える化・マニュアル化し、
料理という家事を誰かの役割から、誰でもできるタスクへと変えてくれる。


これからの家族の役割をよりフラットにしてくれる
=作る人と食べる人のくくりを取り払ってくれる

そんなポテンシャルがあると思います。



ホットクックは、カテゴライズ的には調理家電なので、
何が(What)作れるか、
どんなものが作れるか、
に焦点が当たってしまうのは仕方がないのですが、それだけではもったいない。



料理はスポット的にするものではなく、
朝・昼・晩と毎日続いていくものです。

暮らしの中でホットクックをどう(How)使うかに、
もっと焦点があたれば、炊飯器や洗濯機のように、一家に一台が当たり前になっていくかもしれません。



ホットクックで作る離乳食が話題になりましたが、
“どんな離乳食が作れるか” ということより
“離乳食が作れること” 自体に反応した方が
多かったなと感じています。



「そんなことも出来るんだ!」と。


なので、(レシピが増えていくのも大変嬉しいのですが)離乳食のように
こんな使い方も出来るのか、とホットクックの使い方が広がるような情報・アップデートが
シャープ公式から発信されていくと嬉しいです。


ちなみに超個人的には…
低温調理時にかきまぜの有り無しを選べるようになってほしい&あたため直し後は自動で保温になって欲しいです…何卒。



最後に

Twitterを始めた当初は、
ホットクックでのチャレンジや試行錯誤の自分用のメモのつもりでした。(紙だと検索できないし、すぐ忘れてしまうので)

最初は思ったようにいかなくてやきもきしていましたが、
ホットクックで出来ることが増えていくにつれ、楽しさが増していきました。


レシピを作るというより、自分の中にある、
こんなものが作りたい、
こんなことが出来たらより楽になるな・便利だな・楽しいな

と思ったものを、トライしたり遊んだりした結果を発信するようになりました。
(当時、ドラム式洗濯乾燥機や食洗機の導入でホットクックでの試行錯誤が出来る余裕が生まれていました)


そんな、ほとんど自己満足というか趣味に近い発信だったので、
今こうして、シャープさんから記事の執筆依頼を頂いたのが、とても恐縮であり、ありがたいなと思っています。


長くなってしまいましたが、
私の使い方が、どなたかの日々の料理を
少しでも楽に・自由にできるきっかけとなれば、私にとってこれほどうれしいことはありません。


Have a good day with Hotcook!



――――――――――――――――――――――――――――――
ころさん、ホットクックのご愛用エピソード
本当にありがとうございます!!

・料理は属人化しがちな家事
・ホットクック(機械)にまかせることで、誰もができるタスクに変える
というコメントにとても嬉しくなりました。


このnoteを読んでくださっているホットクックをお使いの方々に向けて、シャープ公式note(中の人)より、すこし追記させてください。

自動調理メニューについて、ヘルシオ教室でも解説をしています。
基礎クラス(煮物)の教室内容の一部を少しだけ載せたので
ご興味があれば、ご覧ください。

ヘルシオ教室基礎クラス(煮物)、ホットクックメニュー


ヘルシオ教室は
こちらからお申し込みいただけます!



【シャープ公式サイト】
ホットクックを自分流に使うのは、
難しいと感じていませんか?
ホットクックのメニュー集や
レシピページに載っていない料理を
作るコツをご紹介しています。

ホットクックでできる料理の
レパートリーがぐんと広がるので、
このページも参考に
ぜひチャレンジしてみてください♪


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