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くすみピンクのココがすごい!コーデもメイクも補聴器も!

「くすみカラー」の流行が止まらない!

数年前からアパレルショップの前を通るたびに
「くすんだ色の服が多いなぁ」
と思っていたら、メイクもヘアカラーもそうらしいし、雑貨やインテリアも、文房具も、電化製品もくすみカラーになってきた。
 
「なんで、こんなに人気が続くんだろう?」
と不思議に思って調べていると、知らないうちにくすみカラーの沼にハマっていた。

だからこれからぼくは推しの尊さを心ゆくまで語ります。
 

そもそもくすみカラーとは


 
くすんだ色、灰色がかった濁った色のことで、グレーを混ぜて色の彩度を低くしたグレイッシュな色を指す。
 
明るいライトグレーを混ぜた淡い色が人気だけれど、ちょっと暗めのミドルグレー寄りもシックでいい。
どのくすみカラーも、鮮やかな色より発色がやわらかく、抑えめで、奥ゆかしい。
 

くすみカラー
茶、紫、緑、青系のくすみカラー


くすみカラーは、時にはスモーキーカラーと呼ばれることもある。


スモーキー:煙ったように、くすんださま。

辞書に「くすんだ」と書いている時点で、これすなわち、くすみカラーなり。
 
時にはニュアンスカラーといわれることもある。

ニュアンス:微妙な差異、変化の現れ。

微妙じゃないよ、絶妙だよ、さすがくすみカラー別名だよと褒めちぎりたい。
 
 

肌にも空間にもなじむ


くすみカラーの魅力は、なんといっても「なじみの良さ」にある。
刺激的なビビッドカラーやとがったモノトーンと比べると、身につけても、部屋の中に置いても、色が主張しすぎない。
見ていて目が疲れない。
 
そうして肌や空間になじみながら、ほんのりと色で個性を足してくれる。
だから、慎ましやかで上品に見える。
リラックスして落ち着ける。
優しい気持ちになっていく。
 
ゆえに、くすみカラーは
「悪目立ちして浮きたくないんです」
「でも、あの人おしゃれね、って見られたいんです」
という最近の空気にもぴったり合う。
 
年齢や性別を問わない
 
くすみカラーはエイジレス、ジェンダーレスな色として、いろんな人に似合うところも尊い。
 
若い世代が身につけると洗練されて大人っぽくなるし、すでに立派な大人の世代が身につけると色を使っても子どもっぽくならない。
 
さらに、くすみカラーをファッションに取り入れると、
 
肌の色ムラやシワが光で飛ぶ
 らしい。

トップスを明るいくすみカラー、つまり明度の高い白寄りのくすみカラーにすると、カメラのレフ板効果が期待できるからだろうか。
 
レフ板とは、カメラアシスタントが手に持っている白くて丸いアレだ。
ここに光を反射させて被写体の影になった部分を明るくするように、くすみカラーのトップスに光が反射して散乱すると、肌の凹凸や毛穴、色ムラ、ほうれい線が目立ちにくくなって、フェイスラインの気になる輪郭もぼやけるのだろう。
 

似合う・似合わない


しかし、誰でもレフ板効果のくすみカラーが似合うわけではない。
 
パーソナルカラーによっては、明るく澄んだくすみカラーが似合うタイプもいれば、濃く深いくすみカラーが似合うタイプもいる。
 
どのくすみカラーが似合うか確かめるなら、顔まわりに布をあてるとわかりやすい。
 
似合っていれば顔映りが良く、血色も良く見える。
逆に、顔色が悪く老けて見えたら、そのくすみカラーはあきらめよう。
それでも好きだったら、トップスではなく、顔から離れたボトムスや小物、靴で取り入れたい。
 

トレンドは繰り返す


ところで、くすみカラーって、いつから流行してるんだろう?
 
流行色は毎年変わる。
というか、2年前には決まっている。
 
インターカラー(国際流行色委員会)という国際的な機関が2年先の流行色を選定しているのだ。
それをもとにJAFCA(日本流行色協会)が日本のカラートレンドを選び、やがて商品となって消費者のもとへ届けられる。
 
歴史を振り返ると、世の中がざわつく時代には
「これって、くすみカラーだよね?」
と思わせる色がはやっていた。
 
オイルショックで世界経済が低迷した1970年代には、自然志向や健康志向からオフホワイトやベージュなどの「ナチュラルカラー」、ブラウンやカーキなどの「アースカラー」が広まった。
 
昭和から平成に変わった1980年代の終わりには、地球環境保全への関心が高まり、大地を思わせる「エコロジーカラー」が流行した。
 

ナチュラルカラーアースカラーエコロジーカラー


そして、ライフスタイルが一変した2020年、
「くすみカラー」がトレンドワードに浮上した。 
 

GoogleTrendsで2022年3月にピークを記録
GoogleTrendsで2022年3月にピークを記録


ちょうどその頃、血色マスクといわれるくすみカラーのマスクが話題になった。
中でも、くすみピンクは「顔色がよく見える」「メイクをしたみたいにキレイに見える」と人気を集めた。
 
ある研究によると、ピンクと白のマスクを比べると、ピンクの方が女性を魅力的に見せる効果があるという。
 血色マスクを求める消費者の感覚は正しかったというわけだ。





さすが、ピンク!


実は、ぼくはこれまでせっせとくすみカラーを箱推ししてきたが、本当に情熱を注ぐイチオシは、くすみピンクだ。
 
だいたい、くすんでいてもいなくても、ピンクそのものが素晴らしい。
 
ピンクは運動パフォーマンスを向上させる。
ある実験ではピンクの部屋に入ると、握力が強くなったり、心拍数が上がったりしたという。
ピンクを見ると血液循環が活発になるからだと推定されている。
 
白衣のイメージが強い看護師の服は、白以外のピンクや水色などが増えてきた。
白衣を見ると患者さんの血圧が上がる「白衣高血圧」という症状をやわらげるためで、ピンクが持つ優しい印象やリラックス効果が患者さんに好評らしい。
 
リラックス効果でいえば、アメリカやヨーロッパで刑務所の独房の壁をピンクに塗ったところ、囚人の攻撃性が弱まったという話もある。
 
あれこれ知って、ますますピンク愛に燃えるぼくだけれど、少し前まではピンクとは縁のない生活だった。
 
そう、シャープの補聴器「メディカルリスニングプラグ」の新色、
「ナチュラルピンク」を開発するまでは。
 
AQUOSからメディカルリスニングプラグへ

ぼくはシャープに入社して以来、ずっと携帯電話やスマホの商品企画をやってきた。

シャープは、国内のAndroidスマートフォン市場でありがたいことにトップクラスの販売台数を記録していて、ぼくはその最前線でフラッグシップモデルとなるハイエンドのスマホを手がけていた。

そのひとつである5G対応スマホ「AQUOS R6」は、世界的なカメラブランドであるライカといっしょに開発した部品や、当時の世界最高レベルだった技術をいくつも搭載したゴリゴリのハイエンドモデルだ。

当然デザインはいかにカッコよく見せるか、に尽きる。
色であれば、深みのあるブラックなのか、光り輝くシルバーなのか。
もちろんホワイトも外せない。

そんなスマホの新製品開発が一段落した頃、ぼくは補聴器の開発チームに呼ばれる。
その頃すでに「メディカルリスニングプラグ」は発売されていて、多くのお客様にご利用いただいていた。
 

でも、ひとつ気になることがあった


女性のユーザーが思ったよりも少ない……。

ある調査※によると難聴者の割合は男女がほぼ半々で、性別の差はそれほどない。
人口の性別比を考えると、むしろ女性の方が多いぐらいかもしれない。
※JapanTrak 2018 調査報告(一般社団法人 日本補聴器工業会調べ)

しかも「メディカルリスニングプラグ」にはこんなデータがある。

興味を持ってる人は男女半々

ぼくたちは「メディカルリスニングプラグ」の発売後、ご購入者へのアンケートやヒアリングなどの他に、ホームページのアクセスも解析している。
アクセス解析というのは、どんな人がホームページを訪れたかなどを調べるもので、企業であれ個人であれWebサイトを運営する人たちにとっては必須の作業だ。

もちろんユーザーの詳しい個人情報はわからないようになっているけれど、性別はわかるので見てみたところ、「メディカルリスニングプラグ」のWebサイトに来られる方は男女がほぼ半々という状況だった。

シャープの補聴器に女性は興味がないのかというと、そうでもないらしいとホッと胸をなでおろす。さらに……

女性の購入者は若い人が多い

先ほどの調査※からも、女性は男性に比べて若い時から補聴器を使う傾向があるとわかっている。

でも、なぜか、どうしてだろう、難聴者の比率が高まる世代で「メディカルリスニングプラグ」を購入される方が思ったよりも少ない。
ホームページに来ても購入までには至らず、途中で多くがドロップアウトしているようだ。

そこで、ぼくたちは「なぜだろう?」と原因を考え、見当をつけることになる。そうして、ひとつの仮説を立てた。

「やっぱり色じゃない?」と。

まあ正直に言うと、ヒントはお客様からもいただいていた。

最初に発売された「メディカルリスニングプラグ」の色はマットブラックで、ホームページやカタログを見ていただくとおわかりのように、イケてるヒゲのおじさまが仕事もプライベートもダンディーに楽しむ様子が描かれている。

メディカルリスニングプラグのホームページに掲載されている画像
メディカルリスニングプラグのホームページに掲載されている画像

そのイメージもあってか、お客様からは「こんな補聴器、今までなかったよね」と褒めていただいている。

一方で、こんな声も寄せられていた。

目立たない色はないの?

モニターアンケートでは「着けた時に目立ちにくい」ことを求める女性は、男性の約1.5倍もいて、「この商品ほしいんだけど、ちょっと目立ちすぎるよね」という声が特に女性から上がっていた。

あるチームメンバーはお客様から「黒じゃなくて、もうちょっと他の色だったら買ったのに」と残念がられ、「じゃあ、どんな色がいいですか」とお聞きしたら、「水色とか、黄色とか、黄緑色とか、ピンクとか?」と言われたそうだ。

こんなふうに具体的な色を答えてくださる方ばかりだったら、ぼくも色を絞れて助かったかもしれないが、そう簡単にはいかない。

アンケートのフリーアンサーであったのは「黒じゃないほうがいい」「黒はイヤ」というご意見で、あいにく「ピンクにしておきなさい」という天の声は見当たらなかった。

ここに、ぼくの出番がある

商品企画という仕事に一番求められるのは「結びつける」ことだと、ぼくは思っている。

すでにモノとして発明され、世の中に出回っている商品にも課題はあるから、ぼくはそれをどんなアイデアで解決すれば、世の中の人にもっと喜んでもらえるか、事業として成立させて会社に貢献できるかを考える。

補聴器が必要なはずなのにまだ届けられていない人は明らかにいるし、今ある選択肢では満足できない人もいる。
そんな人たちの無数の声をアイデアに「結びつける」のが、ぼくの仕事だ。

さて、その方法は?というと……
ぼくはお客様についてのデータをとにかく徹底的に調べる。
消費者調査や販売店などから集められた市場データをはじめ、開発・製造・流通を経てお客様に届いた、その先の情報をとにかく集める。
それを眺めていると、何が問題なのかが見えてくるのだ。

その点、今回はわかりやすかった。
ぼくたちの商品がある層に届いていない理由は「色」だという仮説を立て、もっともっと多くの人に響く色を探すことにした。

目立たなさを極めるのなら、耳になじむ色にすれば簡単だっただろう。
でも、それだけじゃ満足できなかった。
ぼくたちは我ながら難しいミッションをコンセプトに掲げた。

「女性の 肌になじむ、かつ、おしゃれ」

なんて矛盾した目標なんだろうと自分でも思う。
目立たないように隠す方向へ行くのかと思ったら、目を引く映えの方向にも行こうとする欲張りなコンセプトで、「なじむ」と「おしゃれ」を両立させるツールにしたいと考えた。

顔まわりの肌になじむ色探しの過程で、くすみピンクの血色マスクを知った時は、商品開発メンバーみんなが大いに共感したものだ。

というわけで、グレーが混ざった「ナチュラルピンク」やクールな「白」など、候補を数色に絞りこんだ。
その中でもピンクのトーンについてはデザイナーとかなり調整を重ねている。


アパレルのバイヤーさんにも会いに行った

ファッションの専門家に相談しに行き、ビシッと「このピンクはいいけれど、あのピンクはダメ」と一刀両断にされたこともある。

色の候補を見せると、こうも言われた。
「白より、このナチュラルピンクのほうが絶対ウケるよ!」

後から考えると、くすみカラーがいいと断言した専門家の慧眼には、お見それしましたとしか言いようがない。

同時期に600人を対象にモニターアンケートも行った。主な回答者は耳が聞こえにくいという自覚がある方たちだ。

では、問題です。
シャープの補聴器「メディカルリスニングプラグ」の第1弾はマットブラックでしたが、他の色を選ぶなら、あなたはどれがほしいですか?
この中で、女性を中心に絶大な支持を受けた色がある。

シャープの補聴器カラー検討




ピンクだった。
圧倒的にナチュラルピンクだった

最も購入したい色

肌になじんで、目立たないスモーキーな淡いピンク。
着けた時の気配の消し方ときたら!
比べると一目瞭然だ。
それでいて地味じゃない、さりげない洗練オーラもあふれている。
と自画自賛。
 


男性にもウケがいい


「ナチュラルピンク」は優しげな顔をしながら、性別のカテゴライズをキッパリとはねのける。

ピンクという言葉だけだと拒否反応を示した男性も、「ナチュラルピンク」の写真やプロトタイプを見せると「こんなに落ち着いた色なら着けられる」と肯定的な意見に変わり、男性たちからの評判も上々だった。

ぼくも個人的にこの色の補聴器なら使いたい。
ピンクの服や髪の有名人も最近はよく見かけるから、男性の中でもピンクは市民権を得ているのだろう。
メイクや日傘も性別を超えて広まりつつあるし、ジェンダーレスファッションにも注目が集まっているし、自由な時代が来たなとワクワクする。

とかいって、告白すると、ピンクに詳しくなる前は、ぼくの本命は白だった。
「絶対ピンクがいいよ」と言われても、「そうは言っても白でしょ」と心のどこかで思っていた。
なんせスマホをやってたもので。

白を擁護すると、ぼくの予想もあながちハズレではない。
実はモニターアンケートでは「2番目にほしい色はなんですか?」という質問もしている。


1色目と2色目の補完関係

1番目に「ピンク」を選んだ人は、2番目が「白」か「オレンジ」。
1番目に「白」を選んだ人は、2番目が「ピンク」だった。


「オレンジ」が上位に入ったのは少し意外だったけれど、最初に選ぶ補聴器は目立ちにくいピンクや見慣れた白が良くて、次に選ぶならファッションの差し色になるカラーがほしい、そんな心理があるのかなと思ったりした。

オレンジといえば、シャープの社内にものすごぉぉく日焼けした男性がいて、こういう人にはオレンジがよくなじんでカッコいい。

そんなこんなで、くすみカラーを取り入れた「メディカルリスニングプラグ」第2弾のカラーバージョンが世に放たれる。
色はPANTONE 14-1803 TPG。
 

新色ナチュラルピンクのデビューです


発売は2022年9月5日。
公式サイトや大型家電量販店で購入でき、通販のショップチャンネルでも取り扱っている。

メディカルリスニングプラグナチュラルピンク

 
「メディカルリスニングプラグ」は、オンラインでフィッティングまで完結できるところが売りではあるが、もしお近くに販売店があれば、ぜひ補聴器売り場に行って、「ナチュラルピンク」の色なじみっぷりをご自分の肌で確かめていただればと思う。


そうして補聴器を手に入れた方たちが、好きなことをアクティブに、「ナチュラルピンク」でおしゃれも楽しまれている光景をぼくは思い浮かべる。
 
会話が聞こえないからと引っ込み思案になっていた人が、うれしそうにお友だちと出かけていく。
道で声をかけられても聞こえなかった人が、旅先で遠くから友人が呼ぶ声に大きく手を振って応えている。
習いごとの教室で先生の冗談にみんなと一緒に笑っている。
あきらめていた観劇やコンサートを再び楽しんでいる。
 
ぼくにも耳の遠い祖母がいた。
でも93歳で亡くなるまで、そのことについてちゃんと話したことがなかった。

だから今回、補聴器の色を開発することになって、ぼくは難聴や補聴器のこと、補聴器世代のことをめちゃめちゃ勉強した。
片っ端から本やマーケットレポートを読みあさり、膨大なデータに目を通して、めちゃめちゃ調べた。

知らない世界のことを知るのは昔から好きだった。

大学は哲学や倫理学、宗教学を学べる学校を探し回ったし、数学も好きだったから就職はその道に進むと思われていたけれど、モノづくりも好きだったので、今、シャープにいる。

社会人になってから、会議室のモニターにぼくのパソコンの壁紙「元素周期表」が映って驚かれたこともある。
これだって「好き」のひとつだ。
ちなみに68番、元素記号Erのエルビウムは、ガラスを淡いピンク色に着色する。
 偶然だけど、こうやって世界はピンクでつながっていくのだろう。

そうして知りたいことがたくさんあって、あれもこれもやりたくて、好奇心の塊のようなぼくは、多くの人たちに多くのことを聞き、学び、補聴器という新しい世界を知った。
そこで求められていた色を見つけた。

そして、あくまで個人的な夢だけれど


肌になじませて隠すだけじゃなく、「メディカルリスニングプラグ」自体に表現ツールとしての側面を持たせられないかな、と考えている。

キラキラにデコってアクセ感覚で使うとか、色を替えられるようにして服やバッグと色コーデを楽しむとか、やり方は結構ありそうだ。
もし実現できれば、着けるお客様の気分もアガるし、作るぼくたちだって楽しい。

そういえば、くすみカラーを調べている時、発見したことがある。

日本に古来より伝わる伝統色にはくすみカラーが多い。
茜色に浅葱色、紫苑色、青竹色、抹茶色などなど。
 


その伝統色の中に「ナチュラルピンク」に似た色があった。
紅花で染めた淡い可憐なピンク色。


その色の名は、
 


聴色
(ゆるしいろ)
 

聴色


こうして世界はピンクでつながり、広がっていく。


・メディカルリスニングプラグ(ナチュラルピンク)の製品ページはこちら


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