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【感謝!300万達成】妊婦訪問における情報提供・相談活動報告

こんにちは、在日外国人支援事業担当の松尾です。現在クラウドファンディングに挑戦中ですが、皆様のあたたかいご支援と応援により、昨夜、目標額の75%である300万を達成することができました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。

さて今日は、先日ネパール人保健ボランティアと一緒に行った妊婦訪問についてご報告します。

約2年ぶりに直接訪問で行った妊婦への情報提供・相談活動


シェアでは、クラウドファンディングのページでもご紹介していているように、母子保健分野の医療通訳の活用促進と併せて、外国人コミュニティにおける外国人母子支援として、ネパール人保健ボランティアと一緒に、保健ボランティアがコミュニティ内でつながった妊産婦宅を訪問し、母子保健サービス等の情報提供を行っています。

コロナ禍でしばらくオンラインのみで行っていましたが、先日は約2年ぶりに妊婦さんのご自宅に伺い対面で実施しました。

訪問したのは、出産予定日を間近に控えた妊婦さん。産後のサポートのためにとネパールから夫のご両親も来られていました。

初めての妊娠・出産:書類に何を書いたらよいかわからない


訪問後は、最初に保健ボランティアより、フリップチャートを活用しながら、母子健康手帳や各種受診券の活用方法や、出産後の出生届や入管や大使館での手続き、乳幼児健診や予防接種等の母子保健サービスについて、説明していきました。話を聞いた妊婦さんは、保健センターや病院からもらった資料等を取り出し、すでに何を活用していて、これから何を使っていくのかを、一緒に確認していきました。

母子健康手帳を拝見すると、妊婦健診も定期的に受診し、経過も良好そうで、大きな問題はなさそうでしたが、ひとつ病院から必要事項を記載して持って来るように言われた書類に、何を書いたらよいかわからないと質問があり、通訳さんを交えて説明していきました。

初めて見たネパール語版の母子健康手帳を片手に、説明を始める保健ボランティア

陣痛や破水がどんなタイミングで来るかわからない


その他に気になっていることや確認しておきたいことを伺うと、もうすぐ出産だけれど、陣痛や破水がどんなタイミングで来るのか、いつ病院に行ったらよいのかわからないとのお話がありました。病院からもらっている資料を用いて私から説明し、保健ボランティアは、参考までにと、自らが日本で出産した経験を伝えてくれました。

一部始終を聞いていた夫の母親は、自らの出産体験を振り返りながら、自分の時は何もなくて大変だったけれど、日本ではいろんなサービスがあり、説明にも来てくれて、安心した、と話してくれました。

また、出産を前に少し不安そうだった妊婦さんの表情が穏やかになっていったのも印象的でした。

最後はみんなで妊婦さんの安産を願うとともに、何か困ったことがあれば、いつでも連絡するようお伝えし、訪問を終えました。

オンラインではなく直接関われてよかった!


訪問後、保健ボランティアの二人からは、2年ぶりに対面での訪問ができ、妊婦さんやご家族と直接関われてよかった、妊婦さんも順調そうで良かった、との声が聞かれました。
“同じネパール人として、日本に住むネパール人妊産婦さんの役に立てることがうれしい” そんな風に話してくれる保健ボランティアさんと一緒に、これからも、地道に一歩一歩活動を続けていきたいと思います。

保健ボランティアの二人
在日外国人支援事業 松尾沙織

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