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【サルでもわかる】#2 マスターズ陸上

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。 

今日で夏休みが終わりの方も多いのではないでしょうか。ボクも夏休みとしては、いつ以来かわからないくらい久しぶりに9連休で、この状況なので、遠出はしませんでしたが、ゆっくりすることができました。

さて、今日は、ボクが今まで何度も話題にしてました「マスターズ陸上」について、ご存知ない方も多いかと思いますので、どんなものなのか、ご説明いたします。 

どなたでも気軽に参加することができますので、これを読んでやってみたいと思った方は、是非チャレンジしてみてください。

マスターズとは何か

まずは、「マスターズ」について

1.世界各国の有力選手を招待して、毎年米国のオーガスタで行われるゴルフ競技会。1934年創設。全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープンとともに世界四大競技会の一。マスターズトーナメント。
2. 国際的なスポーツ大会の一。参加資格は原則として30歳以上。4年に1回、IMGA(国際マスターズゲームズ協会)の主催で行われる。第1回は1985年にカナダのトロントで開催。ワールドマスターズゲームズ。

上記の2.が該当します。そのうちの一つ、陸上競技になります。

ワールドマスターズ2021関西

ワールドマスターズは来年2021年5月は開催地はなんと日本で、関西だそうです! 陸上の会場は京都の西京極競技場です。

参加資格は、オリンピックのように標準記録を突破したり、予選会を勝ち抜くというのもなく、募集期間内に定員に達する前であれば、WEB登録でできるようです。以前はブラジルとか、カナダとか会場でしたらから、かなり参加しやすそうですね。

国際大会とありますが、他には地域大会(アジア)とか、国内大会(全日本や各都道府県)もあります。

アジアマスターズ陸上は、昨年の12月にマレーシアのクチンで開催されました。

国際大会は30歳以上と規定がありますが、国内大会は、25歳から29歳のクラスや、24歳以下のクラスもあるので、若い方でも参加できます

登録について

マスターズ陸上に出場するには、日本マスターズ陸上競技連合(日本マスターズ)への会員登録が必要です。満18歳以上であれば、陸上競技の経験の有無に関係なく登録できます。(学連登録者、高校生をのぞく)
居住する都道府県のマスターズ陸上競技連盟(都道府県マスターズ)に登録することにより、日本マスターズの会員となり、すべての都道府県のマスターズの大会に出場することができます。

登録完了後、大会の参加申込は、出場したい大会を主催する都道府県のホームページから、要項を確認して、郵便局等で払い込みをします。

例えば、東京都マスターズ協会主催の東日本選手権でしたら、下記のリンクから 「第21回東日本マスターズ陸上競技大会 」をクリックすると、日程や会場、種目、参加費用等詳細がありますので、それに従って申込すればいいのです。

だいたいどの都道府県にも、記録会と選手権で年に最低2回づつくらい大会は開催されます。あとは近隣の県に遠征される方も多いです。例えば東京の大会なら、神奈川、山梨、埼玉、千葉あたりから多く来ますし、遠くは北海道とか、宮崎とかからはるばる参加する方もいます。

種目やクラスについて

基本的に陸上競技の国内大会や国際大会の種目がありますが、高齢の方にはハードだったりするため、男子60歳以上、女子50歳以上では、距離を短くした60m走とか、80mハードルとかあります

また、投てき種目(砲丸、円盤、やり投げ)も、50歳以上になると、段階的に重さが軽くなっていきます

年齢のクラスは、一番若い24-という24歳以下から、上はエントリーする参加者によっては、85、90、それ以上のクラスもあります。

表記は、男子がM(Men)、女子がW(Women)で、例えばM40は(40歳から44歳男子)、W45は(45歳から49歳女子)といった感じになります。

クラス毎に競技で順位を争います。(例 M40 100mとか、W45走り幅跳びとか。)

大会参加日の年齢が適用されますので、誕生日をまたぐと、前回と今回で違うクラス(例44歳と45歳)になる場合があります。

一般の陸上競技にはないユニークな種目というのも、いくつかあります。

例えば、立五段跳びとか、ボール投げ(ソフトボール投げ、東京のみ)なんかは、野球・ソフトボール経験者でも通用しますね。

神奈川県選手権では、小学生交流100mというのがあり、マスターズとは関係ない小学生が途中で参加したりしていて、地域によって工夫がなされているようです。

練習場所について


ご存知ない方もおられると思いますが、陸上競技場は、個人利用も可能です。ただしJリーグの球団のメインと兼ねているところは、開放が少なかったり、いろいろと制約があります。(例 日産スタジアム)

ナイター設備もあり、夜も開放しているところもあります。

走種目は、トレーニングはあちこちの競技場で可能ですが、フィールド種目で、特に投てき種目は、危険性や芝を痛めることから、開放されていないことも多いです。お住まいの近くの陸上競技場のWEBページ等をご確認いただくとよいかと思います。

例 東京都 夢の島競技場


参加する意義、課題

エントリーと,交通宿泊費と時間あれば、地域だけでなく、全国やアジア、国際大会にまで参加可能です。 老後の道楽にもなるでしょう。

私も参加して、3年くらいたちますが、やりがいがあり、とても楽しいです。
年齢クラス毎に記録があります。(世界、アジア、日本、都道府県)
5年に一度クラス上がります。前述の例で、44歳(M40)から45歳(M45)になったとたんにクラスの中で一番若手(45~49)になり、活躍するチャンスが広がります。

他の選手との競争だけでなく自己記録更新を狙い、達成することができます。
たとえば、市民のフルマラソンでいうところのサブ4(4時間以下)、サブ3(3時間以下)と同じように、目標立てて、努力して、結果を出すことができます。

課題としては、参加者に女性が非常に少ない印象があります。特に30 ~40代の子育て世代は、残念ながらあまりいないと思います。 

一方で市民マラソンは、同世代の参加者は増加しているようです。マスターズの魅力を感じていただいたり、こういうのがあると知っていただく機会を設ける必要があるのではないでしょうか。


また最近は、健康やダイエット目的で、ジム通いやジョギング等をしている方がかなり多い気がします。

そういう方々もマスターズ陸上の大会に出てみればいいと思います。試合が目標となり、そういったトレーニングを長く続けることができるようになると思います。マッチョのコンテストとかと、また違う楽しさがあると思います。

参加は陸上部出身でなくても全然OKです。

2年くらい前に、とある大会で、女子100mで世界記録を樹立された90歳くらいの女性がインタビューで、「80歳で陸上を始めました」と話されていましたので、参加者が皆、陸上部出身ではありません。

最近では、末次慎吾選手や、朝原宣治さんら元五輪メダリストのスターも参加されたり、武井壮さん(元10種競技日本チャンピオン)、照英さん(元やり投げ国体入賞)、ワッキーさん、宮根誠司さん、パッション屋良さん等のタレントも参加したりしています。

健康であれば、いつまでも続けられる生涯スポーツなので、よろしかったら、始めてみませんか。

それでは、また。

引用

日本マスターズ陸上競技連合

ワールドマスターズゲームス2021関西


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