見出し画像

ノリで受けた面接で自分を知った話

今日は、午後から面接の予定が2つあった。

職種や業界に特にこだわりがなく、働きやすさと柔軟な社風、を重視している、出遅れ社不23卒就活生のわたしは、安定の3時間睡眠で面接に挑んだ。

面接といっても、選考ではなく、企業の人事の方と30分ほどお話する機会をいただけるカジュアル面接というものだ。

1度、合同説明会に「私服参加」と記載されていたので、当然のようにパーカーで参加したことのあるわたしは、他の学生がみんな揃ってスーツを着ていて爆死した。このことを母親に伝えたら、あまりに社不すぎて、死ぬほど笑われた。我が子っぼい〜〜!と笑われたが全く嬉しくない。

話は逸れたが、それ以来カジュアル面接を経て説明会に参加するようにしている。企業の人と1対1で話すことで、企業の社風を感じやすく、私自身の人となりを見てもらいやすいからだ。

今日の面接は、後に受けた企業がとても好印象だった。人事の方から、下の名前で呼ばれることは初めてだったので、驚いたが、わたしにも興味を持っていただけた。きっかけとなったのが、サークル活動での話。

コロナが始まる前の大学1年生のわたしは、イベントサークルに入っており、そこそこウェイ系な人たちと陽キャみのある活動をしていた。(今では考えられない)

その時の活動が、今のわたしに大きく影響しており、イベントを運営することの楽しさを知ってしまったことの中毒性について、人事の方と話が盛り上がったりした。

今日受けた2つ目の企業では、かなり大きなお金が動くイベントをコンサルタントする仕事内容だったので、人事の方は、あなたに向いているし、絶対面白いと思う!是非コンサルを経験して欲しい!とまで言っていただけてとても嬉しかった。

イベントサークルの運営といっても、幹部やコアメンのような立場で動いていたわけではなかったが、イベント終わりの達成感はそんなに役に立っていないわたしでもとても清々しくて。今でもあの時の達成感を超えるものはなかなか出会えていない。

イベントを作り上げるのに、半年~1年かかる。イベント自体は数時間で終わってしまうし、無形商材のため、残らない。でも、その数時間のために多くの人が動き、時間とお金をかけて形にしていく作業というのは本当に大変で。あっというまに終わってしまうのに、どうしてこの数時間のために頑張れるのかと思った時もあった。

それでも、イベント終わりには、来場した沢山の人達が喜んで帰っていき、その日の感想などがSNSでも見受けられるのが楽しかった。撤去作業を行うスタッフたちも、疲労感はあるものの、どことなくスッキリした表情で、嫌な感じは全くない。

一通りの作業を終えた後のやりがいが凄いのだ。
やりきった感と、疲れ果てた感が混ざる中で、またイベントしたいなぁと思ってしまうくらいに。

わたしは今日まで、そんなコロナ前の出来事をすっかり忘れていて、面接で仕事内容を聞いてふと思い出した。もし、できるならこの仕事をやってみたいと思ったし、今後もイベント業界に携わってみるのもありかなと考えている。

とりあえず受けてみるか〜のノリで受けていた企業説明会だったが、こんなひょんな出会いがあると思わなかったので、自分のフッ軽さは褒めておきたい。業種や職種にこだわらないわたしだからこそ、そこで何ができるのか、自分が何をしたいのかを明確にしていきながら、選考を受けていきたいと思う。

完全に出遅れた社不就活生でも、何とかなって欲しい!!(他力本願)