本多俊一ShunichiHonda

国連環境計画 国際環境技術センター プログラムオフィサー。 サステナビリティ×創造力で私たちの暮らしを地球にやさしく!! SNSは所属組織と関係のない個人の発信です。

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    最近の記事

    環境教育を改めて考えてみる

    1.はじめに2023年が始動して1カ月。今年も色々なことが動いてきました。コロナ禍、という世の中の終わりが2023年5月7日と決まり、3年にもわたる新型コロナウイルスとの闘いが、地球上の自然の大きな流れのあるがままの姿として、コロナと共存する社会が始まろうとしています。まさか自分が生きている世の中で、人間社会の在り方を根本的に変えるウイルスが登場し、人間社会にここまで猛威を及ぼすその時が来るとは全く思っていませんでした。 この新たなページに切り替わる2023年の講義シリーズ

      • 国連の職場はこんなところ。

        1.はじめに今回の記事は「国連の職場はこんなところ。」です。今回は年末も迫った12月23日(金)に開催される、UNCRD一般公開セミナー「国連を職場として」、の準備ノートです。国際系の大学の講義や中高生の出前授業でも毎回少し触れているのが、今回のセミナーのテーマ「国連の職場とはどんなところ?」です。国連は知っているけど、その職場ってよく知らない、とか、国連職員はそもそもどんな仕事しているのか?という質問は毎回お受けします。あとは「国連職員になりたいけど、どうすればなれるのです

        • よくばり記事:気候変動とマイクロプラスチックとごみの野焼き、エシカル、そしてサステナビリティ

          毎週どこかで何かを話している日々も佳境に入り、ここ1週間はほぼ毎日どこかで何かを話している状態となりました。でもゴールが見えつつあるので、もうひとがんばりです。今回のノートはここ数日の間に参加したイベントで話したこと、考えたこと、学んだことを忌憚なく書いてみたいと思います。 1.気候変動と廃棄物:国際気候イニシアティブプロジェクト in ブータン、ネパール、モンゴルドイツ政府支援のこのプロジェクト、通称はIKIプロジェクト(the International Climate

          • 水俣を歩く - それは自然を感じること

            はじめに 今回の記事は、過去にも何度か書いていますが、水俣です。先日は熊本県が実施している水銀フリー事業のお仕事での訪問です。過去に4年間仕事していた場所なので、友人や知り合いも多く、いつも楽しみにしています。 今回は熊本県環境センターでの仕事でしたが、朝時間もあったので、宿泊先のホテルから歩いていきました。距離は約4.3キロぐらい。普段毎日10キロぐらい歩いているので、心地よいウォーキングでした。ホテル→水俣駅→風季のとうパン工房でお昼ごパンを購入→百閒港→竹林園→バラ園

            美しい地球を守ろう!海遊館とUNEPのコラボ企画の報告

            いつもは事前準備用としてnoteを書いていますが、今回は事後報告です。先週の日曜日に海遊館とのコラボ企画、~ ジンベエザメを通して私たちができること ~「Only One Earth – かけがえのない地球 海の豊かさを守ろう!」, を開催しました。海遊館と言えば、世界最大級の水族館であり、特に大阪市民にとってはなじみの楽しむ場所で、色々な人生で訪れている人も多いと思います。ちなみに僕は、初めて行ったのが大阪に引っ越してきた2015年。そこから家族で、子供たちとおじいちゃんお

            廃棄物と気候危機: 循環型社会は現実的か?

            前回から少し時間が経ってしまいました。この数週間はなんだかバッタバッタとしていて、ようやく文字を書く時間が取れるようになっていました。正確に言うと、次の講演準備をしなければ、と言う状態です。 次の講演準備ノートの前に、少々ご報告。今年は僕が所属している国連環境計画(UNEP)が設立50周年、そして僕の職場であるUNEP国際環境技術センター(IETC)が設立30周年と言うおめでたい年を迎えています。その30周年を記念したイベントを10月3日に大阪で開催しました。UNEP事務局

            まだまだ続くプラごみの話し。プラスチック資源循環で目指すカーボンニュートラル。

            今回もプラごみの話しの記事です。今月は5打席ほど出番があり、そのうち3つがプラのお話し。全く同じだとつまらないので少しづつポイントを変えて話しています。その中で公開の場の打席が、①日経SDGsフェスティバル 特別シンポジウムプラスチック資源循環で目指すカーボンニュートラル、②廃棄物資源循環学会研究発表会国際シンポジウム、の二つ。トップ写真は丸の内地下街のサイネージとの自撮り。丸ビル前の地下街の柱のサイネージが日経ESGsフォーラムの広告が出ていて、なんだか自分の顔が出ているの

            君はなぜ国連職員を目指すのか?

            1.はじめに今回はこのタイトルでnoteを書きたいと思います。今回もある大学で国連セミナーの講義に呼んでいただいたので、その準備noteです。実は似たような内容の一部をnoteを1か月ちょい前に書いたのですが、その時の講義の内容のメインは僕の国際的な廃棄物管理で、そのアイスブレーク的にお話ししたのが「なぜ君は国連職員になりたいのですか?」。今回はこっちが主軸になってくる講義なので改めて、このタイトルで色々と思いを書いてみたいと思います。 2.「国際」へのあこがれ国連セミナー

            国連職員おすすめのSDGs学習方法

            1.はじめに今回はSDGsと学習というテーマを考えてみたいと思います。このテーマの理由は、こちらのイベント「SDGsのプロと教育者が考えるSDGsの実践/学習方法」に参加する機会に恵まれ、知っているようでよくわからないSDGsの学習方法について、僕なりにお話しさせていただこうと思います。このイベントは夏休み期間中の開催ということなので、小学生で夏休みの宿題に困っている児童の皆さんへのヒントや、SDGsを授業に取り入れている小学生の先生方にへのイベントとなっております。 2.

            まだまだ続く:プラごみの話し

            1.プラごみの話しは続くのです何度かnoteに書いているプラごみの話しが今回のテーマです。今回改めて「プラごみ」の話しを書こうと思ったのは、廃棄物資源循環学会の地元関西支部が毎年開催している「廃棄物法制度に関するセミナー」に呼んでいただいたからです。今年のテーマ設定がずばり「プラスチック規制に関して」です。僕の役割は、今年3月に開催された国連環境総会再開セッションで採択された決議、プラスチック汚染のない地球に向けたプラスチック管理の条約化にまつわる国際的な動向の紹介です。

            環境問題を改めて考えると、人間の本質本質が見えてくる...

            今回の記事も、毎度おなじみの講義準備ノートです。今回は関西にある某私立大学における国際学部において、グローバルイシューやSDGsに関して、僕の仕事の観点から切り込んでいく内容の授業です。国際学部の学生さんたちは、もちろん、国際的な仕事に就くことを目指している、視野を広く持っている皆さんです。「最近の若い人は外に出たがらない」と言う声は聞こえてはきますが、その日本社会でも、志の高い学生さんは多くいます。その学生さんの未来に少しでも足しになるような授業を考えています。 語学力と

            かけがえのない地球:1970年から2050年までの環境問題を考える!!

            今回はリアル学会のシンポジウムでの基調講演準備ノートです。6月13日に富山で開催された環境化学物質3学会(日本環境化学会,日本内分泌撹乱化学物質学会,日本環境毒性学会)合同公開シンポジウム「2030アジェンダおよび将来の化学物質管理に向けた科学と政策の活動」に呼んでいただき、今年で50周年を迎えるUNEPの今までの取組みや課題、国連環境総会等における化学物質や廃棄物に関する最新の外交交渉や国際的な話しをする予定です。 今回の講演では初の試みを行います。それは、僕の好きな番組

            プラスチックごみを減らして守る、かけがえのない地球と動物のいのち

            前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいました。言い訳ではありませんが、怒涛のごとく時間が過ぎてしまい、頭の中で構想はありつつも文字に起こしていませんでした。なので、気を入れ替えて書きたいと思います。 今回の記事は私のチームが天王寺動物園と大阪市とのコラボで開催する、地元の天王寺動物園での企画、その名も、UNEP-IETC設立30周年記念特別教室 第1弾「プラスチックごみを減らして守る、かけがえのない地球と動物のいのち」、です。今回は小学生向けのイベント準備ノートなので、文章

            みらいのSDGs?

            この記事を書きだしたのは2022年3月3日。日本ではひな祭りで近所のケーキ屋さんやスーパーではひな祭りケーキやオードブルが売られていて、日本は平和だなぁと思う日です。世界情勢は危機を迎えていますが。 僕の仕事では、昨晩、歴史的な瞬間を迎えていました。それはナイロビとハイブリッドで開催されている国連環境総会において、プラスチック汚染対策における法的拘束力のある国際協定・条約の策定を進めることに決まりました。僕自身は大阪でお留守番組なのですが、UNEP同僚の仕事ぶりには脱帽です

            地球三大危機:私たちに何ができる?

            前回記事から1か月ほど経ってしまいましたが、2022年最初の記事を書いてみたいと思います。2022年は国連環境計画(UNEP)の設立50周年、国際環境技術センター(IETC)の設立30周年と節目の年になります。この節目の年に、国連職員として、UNEP職員として、IETC職員として迎えるという、人生のめぐりあわせに感謝です。そういえば、今から16年前、当時僕は国立水俣病総合研究センターの研究員として水俣市に住んでいた時、水俣病公式確認60年の一連の記念式典で、水俣メモリアルに保

            我々は本当の地球の姿を見ているのか?SDGsの観点から考える

            12月に入り中盤戦、ようやく今年の終わりが見えてきました。先週はUNEP- IETCチーム総力戦で、UNEP-IETC国際諮問委員会、グローバルダイアログと4日間にわたる国際会議を開催しました。準備の半年、最後の2か月はバタバタのあっという間の怒涛の日々で何とか準備をして、無事に楽しく、もちろん実りのある学びがあった4日間になりました。チームの皆さん、ありがとうございます。良きチームの一人として思いっきり仕事ができました。 これで今年も終わり、と言いたいところですが、話す側