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コミュニケーションの範囲を自由に拡大縮小できる思考スキル

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
福岡でコミュニケーションや情報伝達に関する仕事をしている稲本です。
ようこそ、イナチャンネルnoteへ。

イナチャンネルはnoteの他にもポッドキャストで音声配信もしています。よかったらそちらもよろしくお願いします。最新のエピソードはこちらから。

さて、今回はコミュニケーションデザインの範囲というテーマで書いてみようと思います。

コミュニケーションには様々な手法があります。
最近では、、と言ってもだいぶ前からですが、
インターネットでのコミュニケーションとか
SNSを使ったコミュケーションとか。
ウェブサイトを作るってのも手法のひとつです。

ウェブサイトを制作する際の話ですが
コミュニケーションを考えた時、
僕らはつい「ウェブサイトという範囲」で
コミュニケーションを設計しがちです。

しかし、事実、人の行動としては
そこで解決するわけないですね。

そこで、
俗に言うカスタマージャーニーマップを作ります。

でもこのカスタマージャーニーマップを作る際にも
いろんな範囲を設定できることを忘れては
いけません。

以前こんな経験があります。

ある企業さんに提案をしに行きました。
その企業さんのカタログには
機器の図があったのですが、
2次元のイラストを描いてあっただけだったので
機器の裏側や細かいスペックが
わかりにくい状態でした。

そこで僕らは
そのカタログを「わかりやすく」するための
提案をしたんです。かなり完璧なプランで
カタログのアップデートとしてもいい感じでした。

しかし、結果は不採用。

その理由を聞いた時に、
今回のテーマであるコミュニケーションの範囲というものを考えるきっかけになりました。

どういう理由だったかというと、

「カタログは分かりにくくていい。
 カタログで全てを判断されると、
 うちの営業力を発揮できない。」

つまり、分かりにくいカタログだからこそ、問い合わせをいただけて、そこからリアルの面談に持ち込むというコミュニケーションデザインがあったということでした。

10年くらい前の話なのですが
その時の、相手のお話される顔と目線は
しっかり覚えています。

あの時自分のコミュニケーション設定の範囲の狭さを感じ、当時はウェブサイト制作者としてのキャリアを考えていましたが、そこを飛び越えたくなったわけです。

まぁ、僕の話はさておき。。。

今回はクライアントにそういう意識が強かった事例ですが、大体多くの場合、クライアントの担当者ではその担当範囲でのコミュニケーションが主軸です。

そりゃ当然ですね、担当なんだから。
そんな時に、もっと全方位、横断的な設計をしてあげられるのが、プロだとも思っています。

コミュニケーションの範囲を自由に拡大縮小できる思考スキル

これを持っておくとツールや手法に捉われず、
ツールや手法を使えるようになると信じています。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!