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インターネットいろいろクリエイター かわいいものと甘いものと懐かしいものと切ないものと夏が好きです。 世界をすこしでもしあわせにしたいです。 HSS型HSP/ノンバイナリー/CFS/元場面緘黙症/そのほか HP https://berrymilksugar.com/

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クリエイターが好きなことで生きていける世界をつくりたい。

フォントをつくっています。私はフォントをつくっています。 フォントとは身近に、ごくあたりまえに存在するものです。ざっと部屋の中を見渡して目に入る文字たち、そのほとんどはおそらく、何らかのフォントを用いてデザイナーさんがデザインし、印刷会社さんが印刷をしたものです。フォントが存在しなければ、現代の生活はまず成り立ちません(これはグラフィックや印刷の技術とセットで考えたほうがよいことですが)。 明朝体、ゴシック体、手書き風、デザイン性の高いもの……。素敵な作品がたくさんあります

    • 僻地コンプレックス

      いまさら気づいたんだけど、私の最大の(そのほかはあんまりない)コンプレックスって「ド田舎コンプレックス」ではなく「僻地コンプレックス」なのだろうな……と思った たぶん ふつうに生活できるならここまでにはならなかった気がする…… 散歩すらしたくてもできないのだ 車でないとどこにも行けないから歩いてるひとなんていなくて、外を歩けば不審がられて注目浴びるし、駐車場のある公園までしばらく運転して行ってもひと気はなく、知らないおじさんと二人きりになることもざらにあり、山奥だから誰にも

      • どうして人間は解り合えると思ってしまうのだろうか

        人間といういきもの たとえねこちゃんのことを理解できなくてもそれが当たり前だし、理解できなくても できないからこそかわいいと愛でられる度量があるのに、 人間相手になると途端に「同じ人間という種だから」と同族意識を持ち、勝手に理解できると思い込み、理解したいと願うの、ほんとうに不思議。 ねこちゃんだってキジトラとか三毛とかいっぱい種類があって、種類によっても個によっても性格はそれぞれで、人間だって違いが見えても見えなくても無数に一人ずつの個があるのに、どうして「感覚を共有でき

        • 場面緘黙後遺症、母語が文章

          お風呂のなかでふと降りてきて腑に落ちたことなんだけど、私にとって「日本語を喋る」ということは、ごく一般的な日本人にとっての「英語を喋る」と同じ意味なのかもしれない。 母語(私の場合は日本語の文章)から頭の中で変換をして、これで合ってるか……?齟齬なく正しく伝わるか……?と、ひとつひとつの語句を毎度変換しながら探り探りで話していく感じ。 実際片言になりがちなので、自分と会話をしてくれた経験のある方なら、上記の解釈をすんなり理解してもらえる気がする。 まったく思ってもいない

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          生殖本能が存在しない世界のはなし

          生まれつき生殖本能がないので、性別の文化も、男と女が一対一で番にならなければいけないことも、本来の感覚的には必要性がさっぱりわからんのですが(社会性があるのでちゃんと理解はしています)、 自己と他人、他人と他人を比較できない(そも合理性がなさすぎるので必要性が見出せない)ことも、嫉妬心がないことも、孤独というものが感じられない(番を求める感覚がない)ことも、その「生殖本能がない」という部分がいちばん根本としてあるのではなかろうか とふと思った 絶対的に異なるんだよな 根本の

          慢性疲労症候群8年目

          今になってこの話?という感じではありますが、まだしていなかったと思うので。 コロナ後遺症から、慢性疲労症候群に移行する方が一定数おられる、という話を昨年くらいからたまに耳にするようになりました。 私が発症したのは2014年の秋で、その当時は病名があるものだとは思ってもおらず、あれ?治ったかな?を一年程度繰り返しながら生活し、その後寝たきり状態になり判明しました。 2022年現在は、自律神経失調症との併発状態のため、どちらがどちらの症状なのか判断がつきませんが、 どちらを

          【アーカイブ・解決済み】作品制作をする上で、生きる上でのパートナーが欲しいという切実な話

           次の瞬間、自分はもう息をしていないかもしれない。  自分が自分ではなくなっているかもしれない。  明日目が覚めないかもしれない。  手が動かないかもしれない。目が見えないかもしれない。  それらはごく当たり前のこととして、日常的に起こり得ることだと考えている。  私は21の誕生日を迎えた直後、一度死んだ。何の脈略もなく唐突に、「次の瞬間もう現実を認識できない」「このまま寝てしまったらもう二度と目が覚めない」、そんな未だかつてないほどの、魂の底から湧き上がるような恐怖感が

          MZDAO初期メンバーが2ヶ月でコミュニティ退会を選んだ理由

          初期メンバーとしてMZDAOに参加しておりましたが、先ほど退会しました。 これは大変だ……という感じで退会を選びました(せめて月末まで待ちたかったけど、ストレス症状が日に日にひどくなり耐えられなかった……)ので、同じような気持ちを抱いているメンバーさんや、参加を考えておられる方の参考材料になればと思い、理由を述べます。 (参考にしてほしいのは、あくまでも私と似たような繊細かつ真面目でストイックな方のみです。違うタイプの方は純粋にフラットに、一人の元メンバーの感想として読んでく

          ホール・ニュー・ワールドが踊りたかった

          私がまだ幼稚園に通っていた頃の話だ。 その園では、毎年冬になると、近所の小さな市民ホールで発表会が行われていた。 一年に一度の大イベントで、週末に行われるそれには家族や祖父母までもが集う。ホールの後ろ側、高い位置に三脚を立て、ビデオカメラを回すお父さんたちの図は名物と言っていい。その誰かのお父さんの横をすり抜けて移動するのが、なんとなく好きだった。 発表会シーズンになると、毎年決まって年長組は 男女別にそれぞれ数人のグループ(その年ごとにブレはあるが大体1グループ4〜7人

          愛とはなにか

          まず前提として、 私にはおそらく、生まれつき生殖本能というものがありません。もしくは認識できないほど極端に弱いです。 なので当然のごとく、性別という枠組みにもあまり意味を見出せていません(医療とか労働とかスポーツとかそういう、身体能力や機能の差としての枠組みは必要だけれど、それ以外の文化的な面で男女を区切る意味がわからない……)。 私自身は通常時はノンバイナリー無性、誰かと関わる際に相手が女性だと分かっている場合には自分も女性にシフトする不定タイプです。 小学生の頃は一時期性

          夏が溢れる

          近年の四季、自分が思い描いている四季のそれとは大分剥離があるので、 現実的に好き 思い入れがある 概念的に好き くらいのカテゴリ分けが必要になってきた。 ちなみに 現実的に好き:秋 思い入れがある:春、夏 概念的に好き:夏、冬 (ついでに)現実的に苦手:冬 ですね。 花粉症がひどいころは春は地獄だったのでいちばん苦手でしたが、近年は以前よりはよほど改善したため、感染症が蔓延る冬のほうがこわいです。 夏は大好きなはずなのですが、私は縁日でラムネを買ってもらってビー玉を

          季節が巡るはなし

          秋が好きだ。 栗やかぼちゃ、さつまいも…… アースカラーの季節の食材、それらを使用したお菓子などがお店に並ぶ時期になると、季節の恵みを感じてとても嬉しくなる。秋がいちばん、体が生きている感じがする。地球と一緒に呼吸ができるような。 ハロウィンカラーも良い。鮮やかなオレンジと紫の配色を発案した人は天才だと思う。お店でこの時期だけに見られる、この配色だけでそれとわかるもの。穏やかなアースカラーと鮮やかなハロウィンカラーは 案外と喧嘩することなく調和している。 田舎ではハロウ

          現代女児のカワイイ感性の由来ってどこ?

          21.12.15 Twitterのまとめ ハチャメチャに今更なんだけど、今年のプリキュア、作画と色がめちゃめちゃいいな……俺好み……ってなったところからの話なんですけど ここ数年、ゆめかわ配色やペールトーン、流行りじゃないですか。というか女児ショップ行ったらほぼそういう色なので最高になれるんですけど、女児御用達カラーとしてすっかり定着してるじゃん? でも私は……物心ついたときから一貫してずっとこの色味が好きなんですよ……。これって私世代に共通する(と言っても広く全体を指し

          自分も、ひとにも、世界を拓きたい

          私は本当に世間を知らなすぎて、それを特に実感するのは現代的な小説や随筆を読んでいるときなんかにスマホを手放せないことで、おそらく紙の辞書には載っていないであろうお店の固有名詞やブランド名や、地名や音楽のグループ名や俗語などを(調べてからそういう括りのものであると初めて知る)、どんなに語彙を増やそうが、それらはまず知る由がなくて、本を読んで調べて知ることができたということはそれはそれで一つの価値だけれども、都会の人は、世間を生きている人は、これらを当たり前に知識として持っている

          biggest love emotion

          ひとりごとのまとめ 〜21.09.20 −−−−−−−−−−− ただ何も言葉にせず ただただ隣りにいて 時間を共有してくれるひとがいてほしいのだ それこそが至上の愛であり それ以上は何もいらないと思えるほど それは手に入らないものなのだ 私はそれを欲しいと強く願う −−−−−−−−−−− いまこの時が永遠に続けばいいのに、と思えてしまうような、しあわせの絶頂というものを体験してみたいものだと思う。 いまこの時だけは自分だけのものでいて、という時間と体感を経験してみたい

          秋が恋しい

          昨日出先で、「クリスマスケーキ予約受付中」という旗を掲げているお菓子屋さんが見えて、すこしくらっとした。 まだこんなに暑いのに、もうクリスマスの足音がする。 世界がバグっている。 私は確かに狂おしいほどに夏が好きだが、この好きな夏というのはやはり「秋と冬と春を越えた先にあるべきもの」であって、他の四季も大好きだから、こうも夏が延々と続くと心身が思うようにいかない。 夏は好きだけれど、夏単体ではそれは発生せず、四季の中に夏という居場所を4ぶんの1ほど割り当てられて初めて、それ