Shinichi Tanioka

Shinichi Tanioka

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《大鯵》

アジが育ちすぎて おっきくなりすぎたの 一番おいしい旬を通り越して みんなは ボクに興味がなくなって ションボリシテタラ 明日のアサが来た アサにはアサの風が吹いて …

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そんなの、別に どうでもいいよ 僕なら大丈夫 君がいるだけで そばにいてくれるだけで 僕は救われている 僕は癒されている 君がいるおかげで 自分のことばかり考えずに …

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Rollbahn

好きなもの 気に入ったもの きのう、街でみつけたもの 嬉しかったこと 悲しかったこと そうゆうのを伝えたくて 僕は生まれたのかな? 言葉にしないとわからないような …

2

Sweat

自分では どうしようもない ある生理現象を 君は指摘したね 格好いいと思うのか? だったら やっぱり僕は 君とは友達にはなれない はっきりと言う 『君がキライだ』

Shinichi Tanioka
2週間前

CUBE

何者かによって隔離された四角くて、 真っ白い部屋に僕はいた。 毎日、毎日。来る日も、来る日も。 何度も、何度も。天井を見上げる。 色も象られた模様も同じ。 昨日と何…

Shinichi Tanioka
2週間前
2

illusion

錯覚でいいの この感じ もしかしたら 自分に似てるかもとか 何も考えてないような 無機質な感覚 冷たく見えるかもしれないけど 私は好き 気持ちが少し落ち着いたら…

Shinichi Tanioka
2週間前
1

愛でる

何一つ 珍しがらない どんなときも 恥ずかしがらない 誰のことも 羨ましがらない そんな 僕のこと 君は きっと 羨ましかったのね 自分を妬まないで 誰のせいじゃない …

Shinichi Tanioka
1か月前

Spoon

ほんの些細なことで たった一杯のスプーンで 貧しい気持ちが持ちあがるように 君の苦しみも僕の孤独も このまま消えてなくなったら そう思うだけで その感覚をわすれ…

Shinichi Tanioka
1か月前
1

春の詩

さかさまのささかま。 逆さまの笹かま。 坂様の逆さま。 写真に撮ってもよくわかんない。 シャシンにとってもよくわかんない。 だから、何も言わないし、誰もやらない。 黙…

Shinichi Tanioka
1か月前
1

シモベ

『あなたは誰のしもべ?』 思いどおりに ならない世界で それでも やめずに いまを生きていく 君に えらいね! と言われたら やっぱり ボクはうれしいから うれしくなっ…

Shinichi Tanioka
2か月前

kamidanomi

目を凝らしても 見えないような 心の機微を うまく感じ取れるように 君の体温をそばに感じていたい 時に君は君であり 時に君は僕になる 感じ取れるかどうかは いつ…

Shinichi Tanioka
6か月前
1

hitsuatsu

とにかく筆圧が強い 次のページに写るのは当たり前 まっさらな白いページに クッキリ型が付いててカッコ悪い 濃い鉛筆を寝かして軽くなぞると 浮き上がる文字たち 隠し…

Shinichi Tanioka
7か月前
1

GINGER ALE

シンジャエ ♬ シンジャエ ♬ キライ ♬ キライ ♬ 寝ても醒めても またまたお前か めんどくせっ! 朝から晩まで キモチガワルイ 今のボクは 気分が悪い 消えてなくなれ…

Shinichi Tanioka
7か月前

mitochondria

無機質に対する憧れ 水と空気 土と木と太陽 電解質(イオン) 分子構造への回帰 元あった場所へ 君と僕が生まれる前の コミュニケーション 運動していない状態 生物ではあ…

Shinichi Tanioka
8か月前
1

《WHITE ALBUM》

問題なのは 君じゃない あなたでもない 僕なんだ 僕は 僕にいじめられて 僕に苦しんで 僕に生かされる わかってたんだ 出会う前から 僕に会う前から 知っていたんだ 生ま…

3

《コザイク》

ぺらっぺらの薄っぺらいBB紙を 顔の輪郭に重ねて 上から6Bの鉛筆でなぞると 君に瓜二つの風貌をした青年が 画用紙のなかにあらわれた それだけでも ある程度は満たされた…

2

《大鯵》

アジが育ちすぎて
おっきくなりすぎたの

一番おいしい旬を通り越して
みんなは
ボクに興味がなくなって
ションボリシテタラ
明日のアサが来た

アサにはアサの風が吹いて
ボクが箸でつついたアジは
ポンズショウユの味しかしなくて
卓上扇風機の風に吹かれてた

アサはすっかり目醒めたボクを
頬杖つきながら
鼻歌を唄って
流し目でみつめてる

どうした?
顔になんかついてる?
って聴くと

『ハナクソつ

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≦

そんなの、別に
どうでもいいよ
僕なら大丈夫

君がいるだけで
そばにいてくれるだけで
僕は救われている
僕は癒されている

君がいるおかげで
自分のことばかり考えずに
今日一日を生きていけるんだ

明日のことがわからなくても
そうゆうのが楽しい

ホント、どうなるんだろう?

Rollbahn

Rollbahn

好きなもの
気に入ったもの
きのう、街でみつけたもの

嬉しかったこと
悲しかったこと

そうゆうのを伝えたくて
僕は生まれたのかな?

言葉にしないとわからないような
誰も知らない気持ちを
僕は君に伝えたいんだ

『このノートなかなか良いよ』

Sweat

自分では
どうしようもない
ある生理現象を
君は指摘したね
格好いいと思うのか?
だったら
やっぱり僕は
君とは友達にはなれない
はっきりと言う
『君がキライだ』

CUBE

何者かによって隔離された四角くて、
真っ白い部屋に僕はいた。
毎日、毎日。来る日も、来る日も。
何度も、何度も。天井を見上げる。
色も象られた模様も同じ。
昨日と何も変わってはいない。
同じ天井を見上げては声にならない声で
君の名を呟く。
もちろん、君からの返事はない。
その繰り返しを
ただただ淡々と丁寧に繰り返した。
朝のルーティンのように。
生まれつき僕には時間の概念がなかった。
始まりは憶え

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illusion

錯覚でいいの

この感じ

もしかしたら

自分に似てるかもとか

何も考えてないような

無機質な感覚

冷たく見えるかもしれないけど

私は好き

気持ちが少し落ち着いたら

自分のことも

たいして変わらないって

君と僕は他人なんだから

錯覚でもいいの

だって、僕なら

愛でる

愛でる

何一つ
珍しがらない

どんなときも
恥ずかしがらない

誰のことも
羨ましがらない

そんな
僕のこと

君は
きっと
羨ましかったのね

自分を妬まないで
誰のせいじゃない

お餅なら
食べたい時に
焼いてもいいけれど

お正月は
まだまだ
先の話だとしても

未だに僕は
愛でたくて
嬉しがりな子供

いつも
お母さんと一緒

Spoon

Spoon

ほんの些細なことで

たった一杯のスプーンで

貧しい気持ちが持ちあがるように

君の苦しみも僕の孤独も

このまま消えてなくなったら

そう思うだけで

その感覚をわすれなければ

今日一日はやり過ごせる

現実だろうが

事実だろうが

たとえば

それが

君にとっての真実であっても

知らない街で僕に出会っても

明日も君は笑う

何の価値も変わらないわ

春の詩

春の詩

さかさまのささかま。
逆さまの笹かま。
坂様の逆さま。
写真に撮ってもよくわかんない。
シャシンにとってもよくわかんない。
だから、何も言わないし、誰もやらない。
黙っていても、春は来る。
君がいなくても。もう春だ。
そして、花は咲く。

シモベ

『あなたは誰のしもべ?』

思いどおりに
ならない世界で
それでも
やめずに
いまを生きていく

君に
えらいね!
と言われたら
やっぱり
ボクはうれしいから
うれしくなっちゃうから

きのう読んだ
テキストどおり
自分らしくも大切だけど
ほどほどにね

そんなに
昔のこと
誰もおぼえてないよ
名前も顔も
いまは思いだせない
全部わすれちゃった

で、話を戻すけど
『あなたは誰のしもべ?』

あえ

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kamidanomi

目を凝らしても

見えないような

心の機微を

うまく感じ取れるように

君の体温をそばに感じていたい

時に君は君であり

時に君は僕になる

感じ取れるかどうかは

いつの時代も神頼み

ホントに大切なのは

やっぱりそれまでの過程

君を感じたいと思った?

感情に正直になろう

ちょっと僕を思い出して

後悔も反省も

明日はしなくていいから

hitsuatsu

とにかく筆圧が強い
次のページに写るのは当たり前

まっさらな白いページに
クッキリ型が付いててカッコ悪い

濃い鉛筆を寝かして軽くなぞると
浮き上がる文字たち

隠し事などできやしない
昨日、メモった内容はすぐバレるから

トレーシング・ペーパー
削りたての鉛筆でなぞると
また穴が開いちゃった

尖りが決して問題ではなかった
悪いのはボクの筆圧の方

いつもボク
いつもボク

ボクが君を・・した

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GINGER ALE

シンジャエ ♬
シンジャエ ♬
キライ ♬
キライ ♬

寝ても醒めても
またまたお前か
めんどくせっ!

朝から晩まで
キモチガワルイ
今のボクは
気分が悪い

消えてなくなれ
このUウツ

感覚なのよ
感情じゃなくて
気に入らないのは
この違和感

ちょうど
ピッタリ
零れないくらいの
ピンと張りつめたボクの想い

表面が2cm盛りあがるような
計量スプーンでは擦りきれない
君への愛情

小さ

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mitochondria

無機質に対する憧れ
水と空気
土と木と太陽
電解質(イオン)
分子構造への回帰
元あった場所へ
君と僕が生まれる前の
コミュニケーション
運動していない状態
生物ではありません
食物連鎖?
大きく吸って
ゆっくり吐く
だって
呼吸していないもの
満ち足りた状態
自然との調和
環境に含まれる
物質世界からの離脱
心を持たない
精神が存在しない
関係性とは
誰か、そこにいるの?
神様のデザイン
ホント

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《WHITE ALBUM》

問題なのは
君じゃない
あなたでもない
僕なんだ

僕は
僕にいじめられて
僕に苦しんで
僕に生かされる

わかってたんだ
出会う前から
僕に会う前から
知っていたんだ
生まれる前から
生きてきたんだ

息をして
唾を飲んで
待ち望んでたんだ
僕が
僕として
目の前に現れるのを

なにもかもが
必然に変わる

《コザイク》

ぺらっぺらの薄っぺらいBB紙を
顔の輪郭に重ねて
上から6Bの鉛筆でなぞると
君に瓜二つの風貌をした青年が
画用紙のなかにあらわれた

それだけでも
ある程度は満たされたのだけど
写真のように見えるだけだから
すこしだけコザイクを施した

唇の形と瞳の色を変えてみると
今にも君は動き出しそうになった
ホントはAIでも埋め込むことができたら
もっと精巧なロボットのように
君は動いたのかもしれない

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