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尼僧の恋

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出家した直後、告白されてしまった私。 色々な煩悶を経て進む、煩悩多き二十代前半の、尼僧ライフを書いています。
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記事一覧

尼僧の恋2「煩悶」

出家の生活は単調です。 むしろその単調なことに耐えうる力がないと続きません。 厳しい修行が…

尼僧の恋1「告白」

尼になったあたりの話を数回書きましたが、つまらないので書きたいものを先に書くことにします…

尼僧の恋3「手紙」

心に渦巻いていた気持ちは、紙の上に解放されると、自分でも驚くほど淀みなく形になって行きま…

尼僧の恋4「壁」

返事はいらないと書いた手紙に、返事のくるはずはありません。 茹だるような暑さの夏休みに残…

尼僧の恋5「後輩」

一方的に告白されて、突如沼に落とされた私が、渦中の後輩へ手紙を書いてからは、記憶の彼を拾…

尼僧の恋6「メール」

返事はいらないと手紙に書いたくせに、本当は死ぬほどその返事を求めていました。 せめて届い…

尼僧の恋7「夏の終わり」

数日後、課題を口実に再び図書館でメールを開くと、後輩から長めのメールが届いていました。 驚いたことにメールの文面は、いつも口数が少ない彼とは正反対で、饒舌ですらありました。 返事はいらないと書いてありましたが、僕にも言いたいことが沢山あります。あの手紙をもらって何も言い返せないのは悔しいので、少し書かせてもらいます。 理路整然としかも整った文面で、彼がいつから私を好きだったのか、二人で映画にいった後の気持ちや、寺から帰ってきたら告白しようと決めていたことを知りました。

尼僧の恋8「自傷」

後輩との関係は、恋人としてではなく、付き合ってすらいないのに元カレと元カノという不思議な…

尼僧の恋9「夕暮」

自傷によってなんとか日々をやりくりしていた私の毎日は、少しも明るい要素がありませんでした…

尼僧の恋 最終章「卒業」

卒論を書き上げてから、1ヶ月以上が過ぎ、卒業式の日がやってきました。 新しい門出を祝う卒…

尼僧の恋 その後

随分長いものを書いてしまった。と、思う。 実話なのでオチらしいオチもない。 まるでアオハ…