【FE科目B対策】基本情報技術者H28春セキュリティの解説
基本情報技術者試験の科目Bは、大きく変わって、セキュリティとアルゴリズムだけになりました。
問題は小問形式になり正直易しくなりましたが、問題は、科目Bの過去問は非公開なこと。
まずは無料公開されている昔の午後問題(現:科目B)で無料で対策を始める方が多いでしょう。
私が勤めているIT専門学校でも、資格対策授業に大きな変化はありません。まずは、午後問題を解いて力を付けます。
どうせ応用情報技術者では午後問題に直面しますから、無駄になりませんからね。
このNoteでは、授業での解説をベースに書きました。書籍の解説とは違って、一緒に読んで解いていきますし、解くためのコツや学ぶべき追加知識も書いています。
「短い解説では良く分からなかった」「正解だけでなく、どう解いていくかが知りたい」方には、特に学習効果が期待できます。
ぜひ少しでも参考にして頂ければ、嬉しいです。
解説 |
ネットワーク構成は王道、図1後の箇条書きが長いので力の抜き所/入れ所で疲れないように読む問題でした。消耗さえしなければ、さくさくと解ける問題です。
学ぶ点も多く。
問題文はセキュリティリスクの匂いがある頃に本腰
考え:インシデント後は最悪の事態を想定した対応
解法:選択肢は△か×か。〇に近い△、×に近い△の見極め
学習:計算問題を捨て問にしてる場合じゃない
粘り強く解いて、合格するための要素が詰まっています。
読み:5ページ~6ページ前半 | 軽く流し所・気合の入れ所
図1はよくあるネットワーク構成ですね。WebサーバがDMZ、DBサーバが社内LAN。問題ありません。
(1)~(8)と少し長いですが、流せる部分は軽く流しながらインプットしたりマーキングしたりしましょう。
(1):軽く流します。
(2):図の通りなので流します。「TLSを用いて」なので、「たぶんHTTPSだろうな」と推測しておきます。
(3):軽く流します。
(4):「今後、会員情報と公開情報という言葉を使うんだろうなぁ」ぐらいで、四角で囲むぐらいですね。
(5):軽く流します。
(6):軽く流します。「ログインしなくても、お店情報と評価レビューが見れるのね」程度。
(7):軽く流します。
(8):「今回はアクセスログが絡む問題だな」と思いつつ読みます。
(8)の分量が多いので、いかにも重要そうですね。ここで初めて少し気合を入れて読み始めます。
社内LAN(の管理PC?)からDB/Webサーバへアクセス。
インターネットからTelnetやSSHでWebサーバに入れる。
「SSHは暗号通信ですが、Telnetは平文なのでアブナイ!」
ここで「Telnetは問題になってくるだろうなぁ」と予測します。私は行横に「▼」印をつけますね。後で見つけやすいように。
しかも「現在はリモートメンテナンスの必要性はなくなっている」なのに、まだ使える状態になっています。必ず問題になるに決まってますよね。
読み:6ページ後半 | 安全を優先した対応が良い
いよいよインシデントが発生しました。
「管理者IDと管理者パスワードを使ってWebサーバに不正侵入された」とのこと。対応は「サービス停止」。悪くはないですね。
表1で「穴埋めa」たちと遭遇したので、解きに入ります。
解き:設問a, b, c | 事故対応は最悪の事態を想定する
まず、セキュリティインシデントの対策は「侵されたと疑わしくば、侵されたと思え」です。例えば、情報漏えいがあったかなかったか分からなければ、「情報漏えいがあった」と考えて対応します。
「穴埋めa」について。
秘密鍵にまで不正アクセスが及んだか分からなかったので、「及んだ」と考えて対応します。
記述選択は、なかなか一発で正解は引けません。×を見つけて、他は△でキープし、後で△の中から選ぶ解答になります。
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