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【ITパスポートR05】2周目から始める勉強法 | 必ず正解すべき48問

このNoteは、「ITパスポートに1度落ちた人」向けに用意しました。

合格を「現実的」にする「必ず正解して欲しい48問」を厳選しています。

最新のR05を徹底的に分析した、合格に必須の問題集です。

参考書や問題解説サイトと違って、知識や解説ではなく「問題をどう解くのか」「他の問題に対応してどう勉強していくのか」に特化しています。

私が専門学校で授業した実績に基づいています。「計算が苦手で」「覚えるのが苦手で」「問題文が変わると間違ってしまう」って学生さんも合格して、卒業までにスキルも高めて、立派にIT企業で頑張ってますね。

このNoteでは、R05問題の解説をした上で、より正解力を向上させるために無料Noteにリンクしています。

R05の分析・厳選問題との比較・最初の15問を無料公開してますので、「自分に必要か?」をご自分の目で確認してください。

なお目次を見れば、厳選48問は分かります。購入しなくても、問題演習をしながら無料Noteと見比べて勉強することも可能です。自分で学習できる方は進めて大丈夫です。

ITパスポート970点合格・専門学校の先生の、「問題の解き方」「勉強の進め方」を知りたい方だけ、今度こそ合格したいと強い思いのある方だけにこそ、購入して頂きたいと思います。

数百円をケチって、引き続きご自分だけで勉強して合格できる方は、2回目3回目の不合格を体験してから購入を検討し始めれば良いです。たった2週間や1か月勉強しただけで合格したい、と思う方にも向いていません。

確実に合格して、自信を持って履歴書に書き、次の資格や仕事に前向きに生かしていきたい方にだけに、読んで頂きたいです。

なお、このNoteは「学校外教育の仕事」として書きました。追加25問や用語集も準備を進めています。追加公開に応じて、段階的に値上げしますのでご容赦ください。



著作権の注意

※購入者さんへ。購入者さんの権利を守るために、もしコピーコンテンツを発見したらお教え頂けますと助かります。購入者さんを特定されない形で厳正に対応致します。

※先生方へ。ご自分の授業に生かされるのは光栄です。しかし、本Noteを購入者以外にコピー・投影などして閲覧させることは著作権違反。通報を受け次第、例外なく訴えます。先生ならば、このNoteにどれほどの時間がかかっておるかをお分かりになるはずです。

学生さん。このNoteを先生が見せた場合は、著作権違反だと教えてあげてくださいね。



無料Noteの2つの目的

2023年10月02日現在、34個のNoteを無料公開しています。

Noteは2つの目的別に用意しました。

  1. 勉強方法のNote:優先すべき用語、正解率を上げる解法など

  2. 問題特集のNote:テーマ別の問題集、出題頻度・出題パターンなど

本Noteを進める前に「勉強方法のNote」を一読の上、「問題特集のNote」を幾つか演習されることをお薦めします。

合格に必要なスキルと問題は、全て無料Noteに記載しているからです。


目的1 勉強方法のNote

以下の無料Noteに、効率的な勉強法・正解率を高める解法をまとめました。


目的2 問題特集のNote

テーマ別に過去問を特集し、出題パターンを分類・段階的な演習に構成しました。問題演習をすることで、今後の出題にも対応した回答能力を獲得できます。※令和5年~令和元年or平成28年春が対象

ここでは代表例の紹介に留めますね。

テーマの組み方は多岐に渡ります。今後も新規追加されます。

全て合格に必要かつ最短のテーマを選んでいます。重箱の隅をつつくものでも、全てを網羅するつもりもありません。


なぜ48問なのか(期待値計算)

まず48問に設定した理由です。

a問だけ確実に正解して、残り(100-a)問を4択勘で解いたときの、合格が期待できる問題数aを計算します。

ITパスポートの合格点は6割得点なので、不等式を解きます。

「47問以上確実に正解」すれば合格は「現実的」になります。

実際に選んでみたら、48問あったので「1問余裕あってイイじゃん」となりました。


問題分析と厳選48問の比較

48問は、令和5年度の問題分類に基づいて厳選しました。

用語問題が64問あります。

一方で計算問題は苦手な方が多く、組み合わせ問題(全て挙げよ)は正答率が安定しない、事例問題は再度出題される見込みが低いことから、今回の選別ではなるべく少なくしました。

用語選択「用語はどれか」と用語説明「適切な記述はどれか」で、40問を確保しています。計算は3問、組み合わせは1問しか含まれていません。

正解の再現性が極めて高い構成にしました。



本Noteの使い方(3つ目の目的)

本Noteの各問題は以下の構成にしています。

  1. 問題文:注目すべき言葉は太字

  2. 選択肢:注目すべき言葉は太字

  3. 答えと軽めの解説

  4. 問題から学ぶべき内容

  5. さらに学ぶNoteへのリンク

「答えと軽めの解説」は参考書や問題演習サイトのように、全選択肢を機械的かつ網羅的には解説していません。なぜなら、優先度の低い知識・二度出ないであろう選択肢が含まれるからです。

大事なのは最後の2つ。

「問題から学ぶべき内容」は、問題に含まれる学習内容を優先順に、関連知識も含めて解説します。正答・不正答に関わらず、今後の出題に備えた学習を提案します。

触れられていない選択肢や用語は、「優先度が低すぎて学習する必要がない」との解釈で構いません。他に学習すべき内容に時間を注ぎましょう。

これが、3つめのNoteの目的。

「さらに学ぶべきNote」は、問題を通してさらに学んで欲しい無料Noteへのリンクを提案します。

リンク先Noteで、さらに別Noteへのリンクがあるかもしれませんが、切り上げて大丈夫です。1層の深さで十分な学習効果がありますし、本筋から離れていきますから。


必ず正解して欲しい48問

では一緒に始めましょう。

答えを隠して解くなどは必要ありません。

すでに一度不合格になった方、つまり過去問演習をされた方を対象にしていますから。

大事なのは、3点。

  • 問題文や選択肢で注目しているポイントが正しいか

  • 問題から学ぶべき学習内容を習得していたか

  • 関連Noteの学習内容を習得していた

以上の確認をしてください。

注意点は48問なので、47問から1問しか余裕がありません。

48問から逃げないでください。

組合わせ・計算問題は4問に抑えました。用語問題を主体にしたので「捨て問」はあり得ません。

資格取得では「今まで分からなかったことが分かった」から合格するんです。必ず1問1問に取り組んでください。

最初の関門であり、最後の砦でです。


問03 ペア用語に賭けても良い

観光などで訪日した外国人が日本国内にもたらす経済効果を示す言葉はどれか。
ア:アウトソーシング
イ:アウトバウンド需要
ウ:インキュベーター
エ:インバウンド需要

「ITパスポート 令和5年度問3」より改変

正答はエ。

日常知識で解く問題でした。ニュースで「インバウンド/アウトバウンド」と聞いたことがない方は、以下を覚えれば良いです。

  • インバウンド:日本国内での消費

  • アウトバウンド:日本国外での消費

反対の意味を持つ2語は、是非ペアで覚えましょう。

どうしても分からない問題の時は、ペア用語に賭けても良いです。

「反対の意味を持つ2語」がどちらとも選択肢に出たら、「2択で迷わせる問題」だと勘で答えます。もし外れても割り切りましょう。



問05 必ず1問でるので、KW連結で

企業でのRPAの活用方法で適切なのはどれか。
ア:M&Aなど経営層が行う重要な採択
イ:個人の嗜好に合わせたサービスや商品の提案
ウ:潜在顧客に関する大量の行動データからの規則性抽出
エ:定型的な事務処理の効率化

「ITパスポート 令和5年度問5」より改変

正答はエ。

ア~エは、キーワード連結で解く問題です。

  • ア:経営層が行う意思決定 → BIかも

  • イ:個人の嗜好 → レコメンデーション

  • ウ:大量のデータ+法則を見出す → データマイニング

  • エ:定型的な業務+効率化+ソフトウェア → RPA

全て、単品用語です。バラバラの知識の方が覚えにくいので、キーワードで情報圧縮して覚えやすく、解きやすくします。

RPAは必ず1問出るので、>>RPAの対策Note<< で対策してくださいね。



問06 AIによって追加された「分析シリーズ」

A社では、顧客の行動・販売店での天候・場所など多くの項目から成るデータを取得している。これらをデータ分析して、販売数量の変化を説明したい。説明に使用するパラメータを、できるだけ少数に絞りたい時に用いる分析法はどれか。
ア:ABC分析
イ:クラスター分析
ウ:主成分分析(PCA)
エ:相関分析

「ITパスポート 令和5年度問6」より改変

正答はウ。

「分析系」の用語としてまとめて覚えましょう。

  • ア:ABC分析:パレート図を使う

  • イ:相関分析:散布図を使う

  • ウ:クラスター分析:塊・グループを見つける

  • エ:主成分分析(PCA):説明変数を減らす

ABC分析と相関分析は、「QC7つ道具」を覚えるときに関連付けて覚えます。

主成分分析は、AIで使われるので今後も出題されます。「G検定」でも出題されます。

クラスター分析は良く出題されますが実際の手法を知らなくてOKです。実際の手法は、計算問題が出るまで理解不要です。

AI問題で1~3問の正解が期待できます。>>AI特有技術の対策Note<< から対策を進めてください。



問07 KW連結・英単語・4用語で最重要用語

経営戦略に基づいて情報システム戦略を策定する責任者はどれか。
ア:CIO
イ:基幹システムの利用部門の長
ウ:システム開発プロジェクトマネージャ
エ:システム企画担当者

「ITパスポート 令和5年度問7」より改変

正答はア。

キーワード連結、英単語で解く問題です。

責任者シリーズは、最小限の単語だけで覚えます。

  • CEO:Eが執行役(エグゼクティブ)

  • CIO:Iが情報(インフォメーション)

  • CFO:Fが財務(フィナンシャル)

  • CTO:Tが技術(テクノロジー)

一度は日常生活で聞いたことある英語ですよね。

単語だけ、カタカナ英語でOKなので、「アルファベットから幾つか単語候補が出せる」状態になりましょう。



問11 ついに4つ出そろった「デジタルシリーズ」

IoTやAIなどのITを活用し、戦略的にビジネスモデルの刷新・新たな付加価値を生み出していくことを示す言葉はどれか。
ア:デジタルサイネージ
イ:デジタルディバイド
ウ:デジタルトランスフォーメーション(DX)
エ:デジタルネイティブ

「ITパスポート 令和5年度問11」より改変

正答はウ。

「デジタル」と共通してますが、各々別ジャンルからの用語。デジタルディバイド以外の3つは新用語です。

  • デジタルディバイド:格差

  • デジタルトランスフォーメーション(DX):SDGsのように大きな言葉

  • デジタルネイティブ:母国語的な意味→世代と解釈

  • デジタルサイネージ:掲示板

ディバイドが「分ける」、ネイティブは「母国語」の意味を知っておくと良いですね。

>>AI/IoTブームの新用語対策Note<< で対策を進めましょう。



問16 2~4問でるITサービスマネジメント

コールセンターにおける電話応答業務に、AIを活用したFAQシステムを実装する事例はどれか。
ア:オペレータの研修の一環として、既存のFAQを用いた事例をWebの画面を見て学習する
イ:利用者が音声ガイダンスによって入力したダイヤル番号によって、FAQに該当する担当オペレータに振り分けて接続する
ウ:問い合わせしてきた利用者の電話番号から、顧客情報や過去の問い合わせなどの記録をデーターベースから呼び出し、オペレーターの画面に表示する
エ:電話応対中に、質問の音声から感情と内容を読み取り、FAQから最適な回答候補を選び出す

「ITパスポート 令和5年度問16」より改変

正答はエ。

コールセンターは、AI導入事例(チャットボット)とサービスマネジメントの2つの観点から頻繁に出題されます。

1問1問答えを覚えようとすると脳容量がいくらあっても足りません。「本質」を見出しましょう。

エは、「質問の音声から感情を読み取る」と人間のようなことを代用しているので、いかにもAIっぽさが出ていますね。

2~4問ぐらい出題されるので、>>ITサービスマネジメントの対策Note<< で学習を進めましょう。



問17 バラバラの単品用語はKW連結で

ITによって、自社ビジネスや業務に様々なデータやツールを利用する。データやツールなどITを活用できる能力を示す言葉はどれか。
ア:アクセシビリティ
イ:コアコンピタンス
ウ:情報リテラシー
エ:デジタルディバイド

「ITパスポート 令和5年度問17」より改変

正答はウ。

全てバラバラの単品用語です。まずは正答をしっかり覚え、他は優先順位をつけて覚えましょう。

今回の選択肢の優先順位は以下の通り。

  1. コアコンピタンス:他社がまねできない独自の技術

  2. デジタルディバイド:ITへの節点の違いによる経済格差

  3. 情報リテラシーITを使える教養知識・基礎技能

  4. アクセシビリティ:アクセスのし易さって概念的な言葉

選び方は、「見たことがある」「聞いたことがある」用語・単語からでOKです。なお、私は知り尽くしいるので、出題頻度・覚えやすさで優先順位を作っているので、参考にしてください。



問18 今もブーム用語GDPR

EUのGDPR(一般データ保護規則)の適用対象で正しい記述を全て挙げたものはどれか。
a:EU域内に拠点のある事業者が、EU域内にサービス提供している場合は、適用対象になる
b:EU域内に拠点のある事業者が、EU域外にサービス提供している場合は、適用対象にならない
c:EU域内に拠点のない事業者が、EU域外にサービス提供している場合は、適用対象にならない
d:EU域内に拠点のない事業者が、EU域内にサービス提供している場合は、適用対象にならない
ア:a イ:a, b, c ウ:a, c エ:a, c, d

「ITパスポート 令和5年度問18」より改変

正答はウ。

ブーム用語の問題です。

最近Webページを見てると「Cookie(クッキー)の使用同意」が出ることが多くなりましたよね。これはヨーロッパが2018年に試行したGDPRを見習った結果です。

GDPRは個人情報についての保護規則で、

  • EU域内の事業者が、EU域内外にサービス提供する場合に適用

  • EU域外の事業者が、EU域内にサービス提供する場合に適用

よって、適用されないのは、EU域外の事業者がEU域外にサービス提供しない場合です。とはいえ、インターネットでEU域内の利用者からのアクセスをイチイチ見てられないので、いっそ全部準拠した方が速いですよね。



問22 日常知識で解く問題

前払式支払い手段はどれか。
ア:Webサイトにて預金口座から振込や送金ができるサービス
イ:インターネット上で利用可能な暗号資産
ウ:全国のデパートや商店などで利用できる使用期限のない商品券
エ:店舗などで商品購入時に付与され、同店で次回購入時から利用可能なポイント

「ITパスポート 令和5年度問22」より改変

正答はウ。

日常知識で解く問題です。特に「ITだから」「専門用語」だと構えず、覚える必要すらありません。

「前払式(まえばらししき)」から「プリペイドカード」だなと予想がつけましょう。

選択肢の事例も今後同じ文章で出題される可能性は低いです。文章を答えるのは無駄なので、「前払いはどれかな?」と「本質」を探りましょう。



問30 詐欺系の用語

犯罪によって得た資金を正当な手段で得たように見せかける行為を防ぐために、金融機関が実施する取り組みはどれか。
ア:AML(Anti-Money Laundering)
イ:インサイダー取引規制
ウ:スキミング
エ:フィッシング

「ITパスポート 令和5年度問30」より改変

正答はア。

AMLはブーム用語です。頻度は少ないですが単品で出題されます。

また、Mをマネーロンダリング、できればAを「アンチ」と英単語も知っておくとよいですね。フィッシングはフィッシング詐欺(釣る)、スキミングはカード情報の摂取として、今までもよく出題されてきた用語です。

インサイダー取引は、日常用語なので興味があれば知ればよく、知らなくても問題ありません。



問32 英語&ペア用語RFP/RFI

新システムの導入を考えている企業などが作成するRFPの説明はどれか。
ア:ベンダー企業から情報収集を行うために作成する
イ:ベンダー企業と発注者で新システムに求められる性能要件などを定義する
ウ:ベンダー企業と発注者の間でサービス品質レベルに関する合意文書
エ:ベンダー企業にシステムの導入目的などを示し、提案書の提出を求める

「ITパスポート 令和5年度問32」より改変

正答はエ。

ペア用語であり、英単語も知っておきたいです。

  • RFI:情報(I)を募集

  • RFP:提案書(P)を募集

Iのインフォメーションは分かるでしょうが、Pのプロポーザル(提案)を知っておきましょう。結婚のプロポーズと関連付けてください。

順番はRFI→RFP。システムの情報を募集して、システムの概要を決めてから提案書を募集します。なおRFIをしないでRFPしても構いません。

基本情報技術者試験では、実施する順番も問われるので、ストーリーを付けます。



問35 4つ覚える必要はない4用語

第四次産業革命についての記述はどれか。
ア:医療・インフラなど生活における様々な領域で、インターネットやAIを活用したサービスの自動化と質向上を図る
イ:コンピュータを活用した産業用ロボットが工場に導入され、生産の自動化などを行う
ウ:工場にベルトコンベアを利用した生産ラインを構築し、工業製品の大量生産を行う
エ:蒸気エネルギーを動力源にした機械によって、繊維などの軽工業の生産性を高める

「ITパスポート 令和5年度問35」より改変

正答はア。

第4次産業革命は、AI/IoTの台頭によるブーム用語です。

また、選択肢に第1次~第4次と1個ずつ配置した、4グループ用語の側面もあります。しかし「第4次」が「AI/IoTによる革命」だけでOK。

なぜなら、IT資格に重要なのは「第4次を知っているか」なので、「第2次産業革命はどれか」という質問は出ないはずだから。

もし出たら、その時考えましょう。「蒸気機関と電気はどっちが先かな?」「軽工業機械と産業用ロボットどっちが先かな」と考えると順番が推測できますから。

第四次産業革命=AIやIoTやインターネットの利活用、ていどでOKです。

AI問題は2~8問も出ます。IoTは平均6問でるので、合計すると8~14問と「ほんとか?」と思ってしまいますが事実です。

まずは、>>AI/IoT時代のブーム用語の対策Note<< で学習してください。



問36 2~4問出てくるサービスデスクはAI絡み

サービスデスクの業務改善について適切なのはどれか。
ア:サービスデスクが受け付けた問合わせの内容・回答・要した時間などを記録して分析する
イ:障害の問合わせへの一時的な解決策は提示せず、根本原因と解決策の検討に注力する体制にする
ウ:利用者が問合わせを速やかにできるように、問合わせ窓口を種別ごとにできるだけ細かく分ける
エ:利用者への公平性を保つために、問い合わせ内容の重要度にかかわらず受付順での回答実施を徹底する

「ITパスポート 令和5年度問36」より改変

正答はア。

サービスデスクは、サービスマネジメントやAIに絡めて出題されます。

選択肢の文章は、今後も同じとは限りません。本質を理解し、現場を想像しましょう。

  • 「問い合わせ内容やかかった時間を記録」すれば、反省はできるかな

  • 「一時的な解決」を教えないなら、ユーザーは待たされる。しかも根本解決とか時間かかる

  • 「問い合わせ種別が細かいと」、ユーザーは困って急いでるのにイライラするでしょ

  • 「重要度に関わりない」って、病院で重症/急患を待たせるってこと?

正解を一発で引けないでしょう。とはいえ、設問文にツッコミを入れて、ケチがつかなかった、ケチが軽傷な選択肢を選べば正答確率は高いです。

全部の選択肢を見て、もし自分が当事者だったらと現場の事例・行動・感情を想像してみてくださいね。

>>ITサービスマネジメントの対策Note<< で対策を進めましょう、AIとも絡めて2~4問も出ます。



問38 「QC7つ道具」は優先順位をつけて

システム開発のプロジェクト品質目標を検討するために、複数の類似プロジェクトのプログラムステップ数(行数)と不良件数の関係性を示す図として適切なのはどれか。
ア:管理図
イ:散布図
ウ:特性要因図(フィッシュボーンチャート)
エ:パレート図

「ITパスポート 令和5年度問38」より改変

正答はイ。

QC7つ道具は、Over4用語なので、4~6個は覚えておきたいです。

選択肢が4つまでなので最低3個あれば解けるのですが、「QC7つ道具」と「PMBOKの10の知識エリア」はなるべく全部覚えたい用語。優先度はありますが、2個知らない単語が出ると失点しますから。

QC7つ道具の出題頻度と分かりやすさから、優先度とキーワードは以下の通り、4~5個目までは頑張りましょう。

  1. 特性要因図(フィッシュボーンチャート):「魚の骨」「原因と結果」

  2. 散布図:「相関分析」

  3. 管理図:「上限」「下限」

  4. パレート図:棒グラフと折れ線グラフ

  5. ヒストグラム:個数や人数の分布

  6. グラフ:折れ線グラフ、棒グラフなどなど

  7. チェックシート:☑リスト

ヒストグラム・グラフ・チェックシートは、すでに知ってる方も多いですし、出題頻度も低いので優先順位を下げました。



問39 令和5年度に2回も出たペア用語

ソースコードを解析してプログラムの仕様書を作成するような手法を何というか。
ア:コードレビュー
イ:デザインレビュー
ウ:リバースエンジニアリング
エ:リファクタリング

「ITパスポート 令和5年度問39」より改変

正答はウ。

ペア用語です。

  • リバースエンジニアリング:プログラムを解析して仕様書を作る

  • リファクタリング外見を変えず、内部の見通しを改善する



問40 ブーム用語DevOps

ソフトウェア開発におけるDevOpsの説明はどれか。
ア:運用側で利用する画面のイメージを明確にするために、開発側が要件定義の段階でプロトタイプを作成する
イ:開発側が、設計・開発・テストの工程を順に実施し、システムに必要な全機能と満たすべき品質をそろえてから運用側に引き渡す
ウ:開発側と運用側が密接に連携し、自動化ツールなどの導入によって仕様変更などの要求に迅速かつ柔軟に対応する
エ:一つのプログラムを2人が共同で開発する手法で、一人がコーディングをし、もう一人がレビューをするなど役割を分担する

「ITパスポート 令和5年度問40」より改変

正答はウ。

ブーム用語であり、英単語も知っておきたいです。

Devは開発(ディベロップメント, Development, 開発)、Opsは運用(オペレーション, Operation, 運用)と知っておくと今後も役に立ちます。

アはプロトタイプモデル、イはウォーターフォールモデル。他にもスパイラルモデルがあります。

エはペアプログラミングで、アジャイル開発の一種。アジャイル開発の色んな種類が出題されます。


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