眉の色に変化をつける
ファッションの「内面の一番外側」という概念で言えば、メイクもまさにそれである。
着こなしを楽しむことと同じように、メイクを楽しむことが大好きだ。
洋服とメイクはセット
着こなしに人となりが表れるように、メイクにも同じく"その人の内面"が映し出される。
自分ウケだけ意識した強いメイクや、かわいいを意識したモテメイク、自身の素材を引き出すことに重点をおいたナチュラルメイクなど、メイクの仕上がりだけでも感じ取れるものがある。
わたしはメイクが好きだ。
なりたいように仕上げた顔は自分に自信を与えてくれるし、活力が湧いてくる。
いつも同じでは自分が飽きてしまうから、毎日"その日だけ"のメイクを楽しむ。
顔まで含めてトータルファッションだと思っているので、洋服と、その着こなしに合わせたメイクは「セット」だ。
メイク方法による雰囲気の違いはもちろんのこと色選びは特に重要で、全てのパーツの色バランスがファッション全体のまとまりに関わってくる。
アイシャドウやリップといったポイントメイク、チークやフェイスパウダー、ファンデーションや下地などのベースメイクにさえも、ファッション全体の雰囲気を左右されてしまうものなのだ。
どう仕上げようか、何色にしようか、考えるのもまた、幸せな時間である。
眉による見た目の変化
けれどマスク生活な今、基本的には顔の半分が隠れている状態で一日を過ごし、出ている部分は目元だけ。
そのためメイクの楽しさは半減してしまっている。
マスクで隠れてしまうため、ベースメイクの色選びによって雰囲気を変えることや全身のバランスを整えることは難しいし、リップも主張できないため断念。
となると、アイメイクが一番の重要ポイントになってくる。
顔の表情が分かりづらい分、目元だけで印象を作る必要がある。
普段よりもアイラインはしっかりと入れ目元をはっきりと、マスカラやアイシャドウにも"目元しか見えない用のメイク"として工夫をしたい。
そんな中で、眉に注目してみるのもいい。
例えば、形はふんわりさせるよりも山をはっきりと作る方がキリッとするので顔がぼやけないとか、パウダーなのかリキッドなのかペンシルなのか、使うアイテムによっても仕上がりがガラリと変わる。
さらには眉色にこだわってみると、見た目の印象を大きく変えることができる。
アイシャドウやチークカラーは頻繁に変えていても、眉がいつも同じではもったいないと思うのだ。
基本的に目元メイクしか楽しめないマスク生活を、せっかくだから「目元が目立つメイク」としてプラスにとらえ楽しみたい。
眉色アレンジ
眉色を洋服に合わせて変えてみると、着こなしや洋服の雰囲気に合わせた眉メイクができて全身のファッションバランスがバシッとまとまる。
わたしの場合は黒髪なので、ライトグレー・ダークグレー・ダークカーキ・グレイッシュブラウン・ブラックを主に使い分けているのだけれど、2〜3色でもアレンジは効く。
最近はグレー系かブラウンで眉を描いたあと、レッドのアイシャドウを重ねて仕上げるのにもはまっている。赤み系のアイメイクをしたときに、眉だけ浮いてしまう場合がある。
顔の中でアンバランスになっていては全身の完成度が一気に下がるので、それはなんとしても阻止したい。そこでアイメイクに使ったアイシャドウが活躍する。同じ色を眉にサッと重ねるだけで、ちぐはぐ感を一気になくすことができるのだ。
ファッションの武器
メイクで取り入れる「色」は、肌馴染みの良い色からポイントになる派手目なものまで幅広いけれど、洋服よりも手軽に挑戦しやすい。
メイクは簡単に自分を変身させることができるファッションの一つの武器だ。
今よりもっとファッションを楽しみ、自分にパワーを与え、いつでも心が浮き立つように、メイクにも常に新鮮さを求めていたい。
完成はない。
だから楽しい。だからメイクが大好きなのだ。
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