仙台通信note (Sendaitribune)

東北大学で脳科学を研究しています。記事は組織の意見を代表している訳ではありません。著書…

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東北大学で脳科学を研究しています。記事は組織の意見を代表している訳ではありません。著書に『脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ』(講談社ブルーバックス)、『脳の誕生 発生・発達・進化の謎を解く』(ちくま新書)、訳書に『心を生み出す遺伝子』(岩波現代文庫)。

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週刊ダイヤモンド誌連載コラム#436回は神経難病ALSを取り上げました

ただいま書店で発売中の週刊ダイヤモンド誌(2/24号)の連載コラム『大人のための最先端理科第436回(生命科学)』に神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)のことを取り上げました。ただいま多数の治療薬の開発が進みつつあります。 ちょうど、年明けにチネ・ラヴィータにて映画「NO LIMIT, YOUR LIFE」を見に行ったこともありました。こちらの拙note記事も合わせて読んでいただけると有り難いです。 記事の執筆にあたっては、東北大学医学部の青木正志教授、鈴木直樹助教、岐阜

    • 国際女性デー企画「あすを動かす力」@コラッセふくしまにて登壇

      福島民友新聞社と読売新聞東北統括本部、福島中央テレビの主催による国際女性デー(3月8日)企画の公開座談会「あすを動かす力」が福島駅前のコラッセふくしまにて開催され、パネリストとして参加しました。(サムネイル画像はお持ち帰りとしていただいたミモザのテーブルフラワー拙iPhone撮影) 内容は翌日の両紙に速報として掲載されたのち、3月8日の紙面にも詳細が掲載予定です。以下は読売新聞オンライン記事。 今回のテーマは「女性リーダー」だったのですが、石山様、三部様は福島県在住の方で

      • 角野隼斗ピアノコンサートツアー2024KEYS@仙台に行ってきた

        私の唯一の"推し活"である角野隼斗さんのコンサート、2024年もツアー最初が仙台の東京エレクトロンホール宮城で行われました。このツアーのテーマは"KEYS"で、鍵盤や調を意味すると同時に、聴きに来た方にとっての何かの"鍵"となれば、というメッセージ。以下、備忘録なので若干ネタバレとなりますので、これからのコンサーをと聴きに行かれる方は、聴いてから読まれることをお勧めします。(サムネイルはアンコール撮影許可時に著者撮影) 前半出だしのバッハとモーツァルトは、ピアノを習った方に

        • 「NO LIMIT, YOUR LIFE」を観て欲しい:仙台はスタートの地

          神経難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の当事者、武藤将胤(むとう まさたね)さんと周囲の方々のドキュメンタリー映画「NO LIMIT, YOUR LIFE」がようやく地元仙台のチネ・ラヴィータにて公開され、1月13日、14日と続けて観に行きました。13日には舞台挨拶も行われ、初めて武藤さんにお目にかかることができました。(サムネイルは東北大学病院・医学系研究科広報室にクレジットがあります) https://forum-movie.net/sendai/movie/5391

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          祝! 倉谷滋先生に朝日賞!!!

          元旦早々、嬉しいニュースが飛び込んだ。古くからの研究者仲間である理化学研究所の倉谷滋先生が朝日賞受賞とのこと(画像は倉谷先生ではなくて、法学者の戒能民江先生)。 下記は業績の紹介ページ。 これまた友人かつ高校後輩である朝日新聞社の瀬川茂子さんが業績をまとめておられたので引用。 1990年代、遺伝子発現を空間的に明らかにする技術や、遺伝子機能を人為的に改変したマウスが作れるようになり、発生生物学に「ボティプラン」という概念が持ち込まれた。種を超えた遺伝プログラムの共通性に

          祝! 倉谷滋先生に朝日賞!!!

          週刊ダイヤモンド誌連載コラム第429回で体外受精のリスクについて取り上げました

          2015年から続けている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科 生命科学」の今回の話題は「体外受精」。直近で発表された京都大学の篠原隆司先生の論文を取り上げています。 この論文はオープンアクセスですので、どなたでも読めます。Graphical Abstractを貼り付けておきますが、顕微授精だけでなく、体外受精(IVF)のみでも、子ども世代(F1)以降の健康に関してリスクがあることをマウスで示しています。一見、正常に見えるF1世代を交配して得た孫世代(F2)

          週刊ダイヤモンド誌連載コラム第429回で体外受精のリスクについて取り上げました

          父加齢エピジェネティクス三部作:精子マイクロRNAの巻

          今年の春に学位を取得した大学院生の研究について、医学部4年生が頑張ってくれて無事に論文化されました。かなり待たされ、リバイスもあり……でしたが、ようやく世に出てほっとしました。医学部生にとっては、初めての共同筆頭著者論文となり、投稿から受理、プレスリリースまでの流れの経験にもなったと思います。 父加齢の問題は繰り返し主張しています。今回もオンライン記者会見を行いプレスリリースしました。すでにいくつかのメディアに掲載いただいています。 上記のScience Portalの記

          父加齢エピジェネティクス三部作:精子マイクロRNAの巻

          拙監訳本刊行! 『女性が科学の扉を開くとき』

          11月14日に監訳本が上梓されます。手元に現物が届き、我が子のように愛おしい。ボリュームのある本なのですが、紙や字体を編集者の方が工夫され、手に取って読みやすいように仕上がっています。 本書が出来上がった経緯については、「監訳者あとがき」に書きましたので、下記のリンク先よりどうぞ御覧ください。 そちらに含められなかったエピソードを、これからこちらに追記していこうと思っています。 原著者、編集者、翻訳者、監訳者が皆、女性本書は元米国国立科学財団(NSF)長官のリタ・コルウ

          拙監訳本刊行! 『女性が科学の扉を開くとき』

          お墓参り2023

          父の命日が11月2日なのに合わせて、3日の文化の日にお墓参りをしてきました。母が8月末の背骨の圧迫骨折の後の歩行のリハビリが十分でなかったので、父の縁の数名の方にご一緒いただきました。父も喜んでくれたと思います。 11月3日は年間通してもっとも晴れの確率が高い日だと聞いています。昨日もそんな好天に恵まれ、お参りの間、外で太陽を浴びていると軽く汗ばむくらいの陽気でした。 過日の佳子内親王殿下お成りが叶ったのは、辿れば父の人脈に行き着くので、そのことも報告し、今年は書籍を2冊

          週刊ダイヤモンド連載コラム第422回はカリコ博士にフォーカス♫

          2015年から続いている週刊ダイヤモンド誌の連載コラム「大人のための最先端理科」は、個々数年、この時期はノーベル賞がらみの題材を扱うのが恒例。今年はさて、どうしようと思ったのだけど、ある意味、順当すぎるmRNAワクチンを取り上げることにしました。 Amazon/Kindleのリンクが公開されるのを待っていたら、note記事公開のタイミングを逃しました……orz

          週刊ダイヤモンド連載コラム第422回はカリコ博士にフォーカス♫

          樅ノ木は植物園に残った

          以前から伺いたいと思っていながら、コロナなどで頓挫していた東北大学植物園(Herbarium Tohoku University Sendaiensis; TUS)を訪れました。牧雅之園長に見どころを丁寧にご案内いただきました。 東北大学植物園は約52万㎡の広さがあり、仙台城址背後の御裏林(おうらばやし)には樹齢400年ものスギやモミの樹々が多数残っています。この林全体が特別天然記念物となっており、敷地内に特別天然記念物があるという大学は珍しいものです。 現在、植物園はイ

          樅ノ木は植物園に残った

          日本初女子学生誕生110周年を祝って

          昨日、9月30日に東北大学川内萩ホールにおいて「東北大学116周年ホームカミングデー」の枠組みで「女子大生誕生110周年・文系女子大生誕生100周年記念式典・記念プログラム」が開催されました。佳子内親王殿下のご臨席を仰ぎ、「おことば」を賜りました。イベントは日英同時通訳を入れ、YouTubeでライブストリーミングを行いました。 佳子さまは2021年に日本のガールスカウト運動100周年を祝う「国際ガールズメッセ」の式典において、ビデオメッセージを発しておられました。このメッセ

          日本初女子学生誕生110周年を祝って

          「折々のことば」に引用されました

          本日(2023年9月3日)の朝日新聞朝刊にて、元阪大総長の鷲田清一先生が続けておられる長期連載「折々のことば」に拙文が引用されました。(サムネイルは朝日新聞の連載一覧のところから拝借しています) 引用されたのは東北大学教養教育院(編集)の『東北大学教養教育院叢書「大学と教養」転換点を生きる』の第七章「女性の高等教育と無意識のバイアス払拭が次世代の幸福の鍵になる」からでした。 「日本初の女子学生は理系(化学と数学専攻)だった」という部分が切り取られ、無駄の無い、かつ風刺やユ

          「折々のことば」に引用されました

          女子大生誕生110周年記念!同窓生コラボビールが販売開始!!!

          今年は日本で始めて女性の大学生が東北大学に誕生して110周年、文系で旧帝大に女性が入学して100年の節目の年となりました。いくつかの記念事業を展開しているところです。サムネイル画像は記念事業記事のFacebookより。 昨日、8月26日より同窓生のコラボによる記念のクラフトビールが販売となりました♫ まずは地元の百貨店、藤崎さんの店頭にてフェア。 どのようなコラボかと言うと…… まず、ビールは東北大学農学部ご出身の鈴木成宗さんが創業された伊勢角屋麦酒さんのHIME WHI

          女子大生誕生110周年記念!同窓生コラボビールが販売開始!!!

          週刊ダイヤモンド連載第415回は「痩せ薬」の話

          7週間に1回、週刊ダイヤモンド誌に連載を続けています。医学生命科学の最先端の情報を、ビジネスマン・ビジネスウーマンを念頭に噛み砕いて伝えるというミッション。編集者さんとのコンビも良く、楽しみながら書いています。とはいえ、毎回の題材探しは苦労もあり……。 今回は代謝病の分子メカニズムをもとにした「痩せ薬」のご紹介。本当はマクラと最後に登場する片桐秀樹教授の最新論文をご紹介したかったのですが、なぜか、論文受理となってからなかなか掲載に至らず……。 こちらの表紙を書店やコンビニ

          週刊ダイヤモンド連載第415回は「痩せ薬」の話