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ナノテラス運用開始記念式典と祝賀会に参加しました

本年度より運用が開始された次世代放射光施設ナノテラス(NanoTerasu)の記念式典が現地の第1会場と仙台国際ホテルの第2会場にて開催され、盛山文部科学大臣、大島理森元衆議院議長をはじめとする多数の国会議員、関係する大学や研究機関の長、地元経済界関係者、本学関係者等、総勢400名余が参集しました。
(サムネイル画像はwebマガジン『まなびの杜』より拝借。

日時:2024年5月18日(土)
場所:記念式典 第1会場@ナノテラス実験ホール
        第2会場@仙台国際ホテル 4階 広瀬
   祝賀会  仙台国際ホテル2階 平成
式次第:
記念式典
13:30-13:40  主催者挨拶
13:40-13:45  文部科学大臣祝辞
13:45-14:00  地域パートナー来賓祝辞
14:00-14:05  祝電披露
14:05-14:15  テープカット・写真撮影
14:15-14:20  ナノテラス映像上映
14:20-14:25  ナノテラス幹部紹介
14:25-14:30  閉式挨拶

式典資料より

祝賀会
15:30-15:35  開会挨拶
15:35-15:45  来賓・主催者紹介
15:45-15:50  来賓祝辞
15:50-16:00  感謝状贈呈
16:00-16:05  鏡開き・乾杯
16:15-16:30  特別スピーチ
16:55-17:00  閉会挨拶

式典資料より

式典前に大臣の視察があるとのことで、今年5月にオープンしたばかりの青葉山ユニバースを訪れました。いくつかのスタートアップ企業が入居しています。

さすが、新しい建物は調度もおしゃれになっていますね。

4階のエレベーターホール横のフリースペース。ちょっとした懇親会が可能。
A2O2(エーツーオーツー)と名付けられたコワーキングスペース。

東北大学発ベンチャーとして大臣に説明をするファイトケミカルプロダクツの加藤牧子CEO。ちょうどコラボできる案件を思いついたところだったので、お目にかかれて何よりでした。

廃棄される米ぬかを有効利用して、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンを抽出し、サプリや化粧品に作る他、燃料などにも使えるというエコシステム。

もう1社ElevationSpaceも東北大学発ベンチャーで、CEOの小林稜平さんがご説明。

人工衛星内で実験や製造等を行うことのできる宇宙環境利用・回収プラットフォーム ELS-Rを開発。

さらに、工学研究科の吉田和哉先生が関わる宇宙ビジネスフロンティア研究センターもすでに青葉山ユニバースに入居しているとのこと。

冨永総長、盛山大臣とともに。

記念式典はナノテラスの中で。直径300 mのリング状の施設の中に、300名以上の参加者のための席が設けられました。式典開始前に多数の参加者同士のご挨拶や名刺交換が為されていました。

ナノテラスの実験ホールに会場が設置されました

東日本大震災後に準備が開始されたナノテラスには、多くの方々がかかわられました。国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構(QST)が立ち上がり、初代の理事長には前阪大総長の平野俊夫先生が就任されご尽力されました。東北大学では歴代の里見進元総長、大野英男前総長も関わられ、長い年月をかけてようやく形となりました。

平野先生と大野先生、さらに右隣が里見先生。
左より東北大学第22代総長の大野英男先生、岡本あき子衆議院議員(東北大学同窓生)、第21代総長の里見進先生。ちょうどスリーショットとなりました。

このナノテラスには様々な組織やステークホルダーが関わっています。今回の式典の主催者は、国立研究開発法人量子化学技術研究開発機構(QST)、一般財団法人光科学イノベーションセンター(PhoSIC)、公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)であり、東北大学は敷地を提供しているという立場です。

主催者挨拶としてQSTの小安重夫理事長、PhoSICの高田昌樹理事長、JASRIの雨宮慶幸理事長より、次に盛山正仁文部科学大臣よりお祝辞をいただきました。

そして、地域パートナー来賓挨拶として、村井宮城県知事、郡仙台市長、冨永東北大学総長、増子東北経済団体連合会会長のご挨拶、ご参加いただいた国会議員の方々のお名前読み上げ、祝電の一部披露の後にテープカットとなりました。

ご挨拶をされた方々がテープカットに臨みました

いずれちゃんと公開されると思いますが、それまでの間、上記リンクを使います。ナノテラス設置の経緯等のビデオも披露されました(6分以上ある力作)。設計から建築まで、日本の技術の結集です。ぜひプロジェクトXの題材としていただきたいです。

青葉山のナノテラスから市街地にバスで移動して、祝賀会となりました。これだけの人数、VIPだらけ、という会は本当に久しぶりのことでした。

ご来賓お祝辞として、前衆議院議長の大島理森先生より。立役者のお一人でした。
鏡開きも華やかに行われました
左より冨永総長、大野総長顧問、文科省基礎・基盤研究課の西山崇志課長、小谷理事

PhoSIC高田理事長のスピーチにありましたが、ようやくナノテラスの運用開始というスタート地点に立ったところで、これからどのように活用していくのかが重要ですね。

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