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ゴードン会議でトスカーナを訪れた(その2):会場入り

バスに揺られて会場へ

さて、イタリアといえば”犬も歩けばジェラート屋に当たる”ので、ウフィツィ再訪のあと、街角のジェラート屋さんでミント味のジェラートをいただいて一休み。ホテルに戻ってチェックアウトし、再びタクシーでフィレンツェ空港へ。14:30発のチャーターバスを目指す。

ディスプレイも美しい街角のジェラート屋さん

学会からの案内に集合場所が明記されていなかったものの、ポスターの筒を抱えた"いかにもGRCに行きます"的な方々がタクシー乗り場のあたりに集まっていた。これで皆と一緒なので安心安心。
フィレンツェ空港から会場のイルショッコまでは約1時間半。バスはひたすら山に向かってひた走る。途中の丘陵地帯の景色は、いかにもトスカーナで、思わずダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」を思い出す。
つづら折りの道を抜けて会場のホテル「Il Ciocco(イルショッコ)」に到着。山の斜面を活かして立てられたホテルからの眺めは絶景。毎日、このアペニン山脈を遠くに見ながら部屋と会場を行き来することになる。夕食まで一休みの間に、直前に連絡してこられた研究者との打合せも済ませる。

宿泊していた部屋からレセプションの建物まで移動するとき、毎日眺めていた景色

最初の晩餐

初日のみは、参加者移動の時間調整も兼ねて、セッションは夕食後というスケジュール。朝昼晩の食事はビュッフェ形式。イタリアらしく、野菜や果物も豊富で、シンプルな味。生ハムの種類が多く、新鮮なのが有り難い。地元のテーブルワイン赤白も飲みやすかった。知り合いとの旧交を温め、同じテーブルに着いた初めて会う参加者と自己紹介をし合うなどの和やかな時間となり、コロナ禍の間に忘れていた感覚を思い出す。

最初の晩餐。この日のみ、まだ明るい6時からの夕食だった。

そしてセッションが始まった

今回のオーガナイザーはChairがDuke UniversityのDebby Silver、Co-ChairがParis Brain Institute のBassem Hassan。開会挨拶の後に、GRCの財団CEOのNancy Ryan Gray博士によるビデオメッセージが流された。米国化学学会メンバーの方のようだ。GRCのプログラムは最先端の研究を取り上げているだけでなく、地域や年齢など含めたダイバーシティに配慮していることが強調されていた。

セッションの間の写真・動画撮影は固く禁じられている。その他、学会期間中にミスコンダクトがあったら必ず報告するように、などの注意喚起が為されていた。

この日のみは夕食が早めで、その後にナイト・セッション。時差もあって最後の方は目を開けているのが辛かった……。

Gordon Research Conference on Neural Development2024

会議のHPにはいかにもトスカーナな画像が配されていた

初日夜のセッションはこのようなスピーカー。Minoree Kohwiさんは以前、彼女がUCSFでPhDだったとき、共著の論文がある方。現在はショウジョウバエの系で神経細胞の分化の分子メカニズムを研究されています。今回はご家族と一緒に参加されてました。

この日のトップバッターのSoni GarelさんはEMBO Keynote Lectureとして長め、他2名は招待講演で20分の講演に10分と長めのディスカッションタイム

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