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ボーっとすることって大事

毎日夜になってひと段落すると、ワインを飲んで、好きな音楽を聴きながらボーッとすることが日課。

この時間が大事で、悩んでいたことの答えが見つかったり、いろいろなアイデアが浮かんできたり。私にとっては「ひらめきがある時間」なんですね。

考えても答えが出なかったことの解決法が見つかったり、忘れていた大昔の体験を思い出して、そこから新商品のアイデアが浮かんだり、全く関係なさそうなふたつのことが繋がって着想を得たり。

頭の体もリラックスしてオープンになっている状態だからでしょう。

人によってこの「ひらめきがある時間」の方法は異なると思いますが、短時間の昼寝も有効です。

エジソンとダリの逸話と実験

発明家のトーマス・エジソンと画家のサルバドール・ダリ。このふたりに共通するのが、特殊な昼寝のしかた。

エジソンはボール(メタルの重いやつ)を持って、アームチェアで昼寝。
うとうとすると、手の筋肉がほぐれてダラっとしますよね。そこでボールが床に落ちる、その音で目を覚まして、「ひらめく」というものです。

ダリも同じような逸話で有名ですが、彼の場合はボールではなく、重い鍵だったそう。

この話は、効果的な学習方法の研究で有名なアメリカの学者のコースを取ったときに知りました。

それで、ずーっと忘れていたんですが、今日「ボーッとしてるのって大事だな」と日課のワイン片手「ボーッと時間」をしていたときにふと思い出したのです。

本格的に深い睡眠に入る前、寝てる状態と起きている状態の狭間時間、というのが肝とのこと。


うたた寝するとひらめく?

夢も起きるちょっと前の、眠りが浅くなったときに見ますよね?
原理としては同じなのでは?

夢は起きてよく考えたら辻褄が合っていないことも多いですが、全く予期していなかったような内容のときも多いです。

私は夢を長期間はっきり覚えているタイプなのですが、自分が習ったことがない言語を話したり理解していたり、出会ったことないはずの人が親友だったり、行ったことない場所で人種も親も兄弟も名前も違う子ども時代を何年も過ごしていることもありました。

もちろん、もっとわかりやすい夢も多くて、ずっと抱えていた願望を夢に見たり、おそらく潜在意識で「食べたいなあ」と思っていたものが出てきたり(いくら食べてもお腹がいっぱいのならない、美味しく食べられるのは素晴らしい!)、日中ずっと考えていたことだったり。

インスピレーションという部分では、一時期ビーズアクセサリー作りにハマっていた時期があって、夢の中でデザインが走馬灯のようにどんどん浮かんできたこともあります。

夢は何時間も完全に寝ている状態から、少し覚めてきたときに見るものなので、当然コントロールは難しい。

寝る前に一所懸命「こんな夢を見たい!」と思っていると、コントロールできたり、夢の中で「これは夢である、だから自分でコントロールできる」という意識があることも多いのですが、普段はそれほど見たい夢はなく、自然に任せています。

夢はコントロール難しくても、うたた寝前にずっと答えを見つけようと考えていたことは、エジソンやダリのように本格的に寝る前に目覚めるといい考えが浮かぶようです。

研究もされているので、こちらの記事で紹介されてる実験内容を簡単にご紹介しますね。

実験は100人以上の簡単に寝れる人が対象。実は隠されたルールに従うことで、簡単に正解を得る方法があることは知らせずに、8桁の数字列を7桁の新しい数字列に変換する数学の問題を出すというもの。

実験では、30回試して答えを出せなかった人は、暗い部屋の椅子で、右手にペットボトルを持った状態で20分間仮眠、その後でもう一度数学の問題を解くことが要求されました。

研究者たちは、仮眠をとった人たちは、眠りの最初の段階で中断された場合、そのまま起きていた人たちに比べて問題の隠されたルールを見つけるのが3倍上手であることを発見。

最初の睡眠段階でわずか15秒だけ寝た人たちにも同じような効果が見られましたが、より深い睡眠段階に達した人には、ありませんでした。

これだけ聞くと「すごい!」と思う方が多いのでは?

ちょっと待ってください。まだ続きがあります!

実は仮眠の後、参加者たちは数学の問題に平均94回のトライをしました。

つまり、昼寝をしたからといって、すぐ答えがひらめくわけではない、というのが実験結果です。

エジソンやダリの方法は実生活での応用は難しい、としています。

この記事で面白いなと思ったのは、仮眠をした人のほとんどが、数字や幾何学的な形が踊っている、ローマのコロッセオ、馬のいる病室など、さまざまなビジョンを見たと報告していること。

研究では、ビジョンの内容とタスクのパフォーマンスとの間に関連は見られなかったようですが、「クリエイティブな発想を助ける効果があるのでは」と思いました。

記事では、創造性が高まる脳活動パターンについても触れられています。

リラックスに関連するアルファ波と呼ばれる低周波の脳波のレベルが中程度で、深い眠りの特徴であるデルタ波のレベルが低いこと

つまり非常にリラックスした状態で、少しうとうとした状態、ということでしょうか。

私がワイン飲んで音楽聴いているときに「ひらめき」がよくあるということは、アルファ波がたくさん出ているのかなあ、と。

うとうとする状態になることがない、日中昼寝をする習慣がないので、機会があれば自分で実験してみてご報告しますね。

ご自分で実験された方はぜひコメントしてくださいね!結果に大変興味があります。


ひらめくには、ここまでぐっすり寝ちゃダメ!笑

<今日のジャーナルお題>


ジャーナリングは自分を見つめ、成長していく上で欠かせないもの。

モーニングページのように、ただただ頭に浮かんだことを書いていくのもいいですが、習慣になるまで「面倒」「書くことがない」という人もいると思います。

毎回記事の最後は記事テーマに関連するジャーナルお題を載せています。

今日のお題は、

自分にとって「ひらめく時間」はどんなとき?

・自分にとってインスピレーションが一番わく方法
・創造性が高まるのは何をしているときか

普段ジャーナリングをしない人も、数行やリスト的な感じでもいいので
ぜひ書いてみてくださいね。

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