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Community Health

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2016年6月の記事一覧

地域づくり 心のコンディショニング

地域づくり 心のコンディショニング

当たり前だか人間関係は相手あってのこと。ちょっとした瞬間の積み重ね。その中で一つの目的に向かってチームをつくり走り出すと想定外のことが起こる。そこがチームビルディングの苦しさでもあり、楽しさでもある。

しかし、時として優れた人、人格者ほど孤高の人となる。メンバーに合わせステージを下げる必要もないし、愚痴を言ってもしょうがない。

イチロー選手でもシアトルでの最後の時期は、「できるだけ早くクラブハ

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多職種連携がとれる人、とれない人

多職種連携がとれる人、とれない人

地域包括システム構築には、まず多職種連携からと、取り組まれている地域が多いことと思われる。これまで、医療と福祉の連携、病院と診療所の連携、地域との連携等、これまで仕事をする上で考えなくても仕事ができてきた方にとっては、まだピンときてないかもしれない。

世の中のシフトチェンジ。スポーツでも、簡単にはフィットしない。サッカーでも野球でもプレイスタイルを変えることは容易ではない。地域を一つのチーム

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つながるヘルスプロモーション

つながるヘルスプロモーション

健康づくりに特別なルールはない。もちろん、医療行為に抵触したり、薬事法に触れたりすることは別であるが。本人の意識にかかる要因も多く効果は未知数。期間的にも確実性があるものでもない。
そこには様々なアプローチがあり、主体的に取り組み、継続することから効果を生みプログラムの評価はされる。

キーワードは、楽しい、嬉しい、簡単、上達、信頼、安価等が並ぶと続いていく。
反対に、苦しい、厳しい、複雑、高

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企業と地域が連動したコミュニティヘルス

企業と地域が連動したコミュニティヘルス

企業の社員に向けた健康づくりと、拠点、工場等の所在地である地域の健康づくりはこれまで連携することは殆ど考えられてこなかった。

企業では職域で始業時の体操や、健康、安全対策を行われているが、地域の活動とは別なものになっている。近年、復活傾向(ブーム)である社員食堂も同様にある。長年続け、身についた健康づくりも敷地を出れば別世界で連動性はない。

逆に、地域の健康づくりは企業の中へは届いて

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コミュニティデザインのエンジン

コミュニティデザインのエンジン

継続してコミュニティデザインをすすめていくためにはエンジンとなる3つプロセスが大切である。

1.夢を語る
参加する立場は違えど「どうありたいよね〜」のイメージが共有されれば、それに向かい各々が夢を語ることはデザインの深みを増す。が、人前で夢を語ることには少々勇気と慣れが必要である。

夢は必ずしも大きなものでなくてもいい。「あっ、あれにつながるかも」「あの人も一緒に」等の、小さな夢を語り、積み重

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地域のルール

地域のルール

水戸在宅ケアネットワークWeb《ずっと水戸》
連載コラム〜いきかたのデザインVol6 地域のルール

https://zuttomito.net/column/sekihara/-vol6.html

屈託のない会話と心配り

屈託のない会話と心配り

ぴんころ地蔵尊講での一コマ。

〜エプロン姿の肝っ玉がありそうな高齢者の女性がお参り

女性A「毎月お参りしないと落ち着かないわ」

男性A「家族は?」

女性A「とっくにいねーよ。いなくてせいせいしてるよ」

〜歩いて去っていく

男性B「ああ言いながら寂しいんだよ」

男性A「寂しいからここに来てるのだから」

男性C「ひねくれてんなあ」

男性B「そんなこ

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地域包括ケア〜共創の着地点

地域包括ケア〜共創の着地点

水戸在宅ケアネットワークの高橋水戸市長の表敬訪問。ほぼ1年ぶりの活動報告を行った。民間事業者の主体的な活動から始まった「コミュニティと在宅医療のお話し会」も2年を経過し、今年度からは水戸市の主催、ネットワークの共催という体制に進化した。

経過報告の後、本事業のポテンシャルについて、来年度(H29)から総合事業との絡み方、組み合わせの可能性について質問があった。

お話し会は、総合事業のこ

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60歳からの公園デビュー

60歳からの公園デビュー

今、平日昼間の公園やカフェには60-70代の男性が一人で数多く佇んでいる。

それは、余暇を楽しんでいる雰囲気ではなく、やることがなく時間を持て余しているように感じる。少しウッチングをしていると余暇を楽しんでいる派は、服装、持ち物が違いアクティブである。(カメラ、アウトドアグッズ、帽子、シューズ等)

一方、余暇の使い方検討派は、じーっとベンチに座り、周囲を眺めながら時間を過ごしている。

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コミュニティデザインのかすかな手ごたえ

コミュニティデザインのかすかな手ごたえ

自分たちのイメージを信じ、新たなコミュニティアプローチを行っていくと、ふと気がついたら集いのいい空間ができていたりする。それは、準備万端で意気込んで運営している時とは全く違う、力が抜け、イメージ通りのシュチュエーションが現れ、自然体のコミュニケーションが生まれる。

ひょとしたらスポーツで何かつかんだ感覚とも似ているかもしれない。行う方も参加する方もストレスフリーな状態で、微笑み、楽しさ、ワク

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民間ネットワークの無限の可能性

民間ネットワークの無限の可能性

水戸の多職種連携〜水戸在宅ケアネットワークが市内各地で定期的に行っている「コミュニティと在宅医療のお話会」へ長野県松本市から民間福祉事業者の方が訪ねられ、体験参加された。

民間ネットワーク同士での交流の始まりである。保健福祉事業においては行政主体性の視察研修が多い中、民間の主体性な出張体験参加は、ある意味、時代を映す出来事なのかもしれない。

地域包括ケアのコアは住民、民間多職種の主体性

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地域は分野で生きてはいない

地域は分野で生きてはいない

地域やコミュニティへのアプローチを行う時、職性や分野で捉え、一方的な進め方をする人を多く見かける。いわゆる、自分の領域は雄弁に語るが、地域の話となると、愛想程度で興味を持って聞こうとしないタイプである。

もっとはっきりしている人は、自分と同分野で関係性がありそうな人(及び分野で有名な人)としか話さない輩もいる。

確かにわからないことへのアプローチであるかもしれない。 しかし、それでは地域生

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志の分岐点

志の分岐点

コミュニティベースの事業を続ける上で資金造成は必ず超えないといけない課題であり、参加者の理解と協力が必要である。

無料での企画は、運営者の情熱と経費の自己負担で可能となるが、続けるには体力がいる。

有料での企画は、内容、価格における自信と集客力が必要となる。

いずれも大切なことは、プロセスが楽しめるか、日常的に家族・仲間の中で話題にできるかどうか。そして、企画運営に信念を持って取り組んでいる

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地域のつながり、そして調整

地域のつながり、そして調整

ずっと水戸連携コラム
《いきかたのデザインVol5 地域のつながり、そして調整》
https://zuttomito.net/column/sekihara/-vol5.html