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屈託のない会話と心配り

ぴんころ地蔵尊講での一コマ。

〜エプロン姿の肝っ玉がありそうな高齢者の女性がお参り

女性A「毎月お参りしないと落ち着かないわ」

男性A「家族は?」

女性A「とっくにいねーよ。いなくてせいせいしてるよ」

〜歩いて去っていく

男性B「ああ言いながら寂しいんだよ」

男性A「寂しいからここに来てるのだから」

男性C「ひねくれてんなあ」

男性B「そんなこと言うんじゃねえの」

男性A「そうだ。毎月来だしたのだから」

”寂しいからここへ来ている”の一言は、妙に頭に残り、景色が変わってみえた。人恋しくなること、人間欲は本能であり、心の栄養不足。
何かのコミュニティに参加するまでが最も大変で、馴染んでくると居場所となり、安心につながる。
その最初の一歩、そして馴染むまでの回りの見守り、声かけ。男性達の心配りが素晴らしい。

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