地域は分野で生きてはいない
地域やコミュニティへのアプローチを行う時、職性や分野で捉え、一方的な進め方をする人を多く見かける。いわゆる、自分の領域は雄弁に語るが、地域の話となると、愛想程度で興味を持って聞こうとしないタイプである。
もっとはっきりしている人は、自分と同分野で関係性がありそうな人(及び分野で有名な人)としか話さない輩もいる。
確かにわからないことへのアプローチであるかもしれない。 しかし、それでは地域生活を知ることには部分的にしかつながらない。
専門職として有能な方も、初めての地域やコミュニティに関わる時は一年生。一所懸命に聴いて、共感して、地域の呼吸に合わせながら新しいリズムを創っていくことが大切である。
著名な方や専門家の話は、会場からの家路は感動しているが、一晩寝たら冷めていたりすることも多々ある。一時的に感動や行動が広かったとしてもなかなか続かない。
しかし、伝えることに合わせて、思いを聴きながら一緒に歩き、共通言語を見つけていくと経験や分野を融合したアプローチが見えてくる。
最近では、毎日直接合わなくてもweb等の通信技術を組み合わせることで寄り添う意識はより効果的に熟成していく。
”落下傘部隊'の如く、いいことだからと、思い込みが激しく向き合っていると調和はしない。
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