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コミュニティデザインのエンジン

継続してコミュニティデザインをすすめていくためにはエンジンとなる3つプロセスが大切である。

1.夢を語る
参加する立場は違えど「どうありたいよね〜」のイメージが共有されれば、それに向かい各々が夢を語ることはデザインの深みを増す。が、人前で夢を語ることには少々勇気と慣れが必要である。

夢は必ずしも大きなものでなくてもいい。「あっ、あれにつながるかも」「あの人も一緒に」等の、小さな夢を語り、積み重ねることが大切である。日々の暮らしでの気づきをカタチにしていくことは尊い夢である。

そして、その一つひとつを編み込むことがグランドデザインにつながっていく。言葉にすることからデザインは生まれる。

2.思い込まない
一人ひとりの夢、思いを積みあげながらも気をつけないといけないことは、一人で解釈し、思い込まず、暴走しないことである。個人及び企業がデザインをすることと思考プロセスが若干違ってくる。コミュニティベースのデザインは、共感の上に成り立ち、継続、発展していく。

わからなくなれば、コミュニティの中で聞きながら自分のイメージを調整していくことが大切である。そのためには、カタチにとらわれず臨機応変に向き合うことも必要である。かっこよく進めることよりも、泥臭く共有していくことがコミュニティのリズムに合うこともある。

3.歩く
歩くことは、その町、コミュニティを知る上で不可欠なプロセスで、デザインにつながるヒント、更には正解そのものが含まれている。一度や二度ではつかめない。何度も何度も歩いてみることである。時間を変え、或いは方向を変えながら気づきを増やしていく。見方が変われば景色が変わってくる。

そして、その気づきをコミュニティの中で言葉にしてみる。すると、一つひとつに意識の温度差、距離感がつかめてくる。このあたりから、地域に寄り添うビジョンが見えてくる。

3つのプロセスがエンジンを形成し、未来思考の”調和するデザイン”となる。


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