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地域づくり 心のコンディショニング

当たり前だか人間関係は相手あってのこと。ちょっとした瞬間の積み重ね。その中で一つの目的に向かってチームをつくり走り出すと想定外のことが起こる。そこがチームビルディングの苦しさでもあり、楽しさでもある。

しかし、時として優れた人、人格者ほど孤高の人となる。メンバーに合わせステージを下げる必要もないし、愚痴を言ってもしょうがない。

イチロー選手でもシアトルでの最後の時期は、「できるだけ早くクラブハウスから出ることを心がけた。マイナスの空気は皮膚から入る(2008.9.18 36歳)」と、コメントしていた。何年も在籍し、愛着があるチームであっただろうが、同じ町でも人が変われば別のものになる。

しかし、ニューヨークYを経て現在所属するマイアミでは、「去年このチームに来て、1年一緒にやって、今年メンバーが少し変わったんですけど、チームメイトとしては最高のチームメイトとハッキリ言える(2016.6.17 42歳)」とコメントをしている。

イチロー選手のスタンスは変わらない。常にベストの状態で向き合っている。言うのは簡単だが、できることではない。それを約四半世紀に渡り実行しているからこそスパースターであり、不世出な人格者である。

地域づくりではどうであろうか。野球とはもちろんちがうが、ホームタウンで人の感情の中で行うことは同じ。仕事として捉えるか、生活の基盤として位置付けるかそれぞれの事情は違えど、合わないからと言って引っ越しを繰り返すようなことはあまりない。そして、住民のメンバーチェンジもできない。その中で、自分がスタイルを変えたり、あまり我慢をすることなく、コミュニティの中でいかに調和していけるのか。本音でつき合っていきたいものである。

地域は大きな変化は望まないが、有益な取り組みと判断した時、互いを認め合い、実現の為に協力し合い邁進する。まさに一人ひとりの向き合う姿勢で変わっていく。

イチロー選手の心のコンディショニングはチームメート、チームスタッフが調整しているのかもしれない。

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