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【3分で読める世界史】乾隆帝の治世

前回は雍正帝の時代を見ていきましたが、今回はその後を継いだ乾隆帝のお話です。

この記事を読めば、乾隆帝の治世が分かります。


①乾隆帝の進撃その1

中央アジア2

1735年に即位した乾隆帝(高宗)は、ふたたび対外政策に舵を切ります。

念願だったジュンガル部の打倒に成功。

タリム盆地のウイグル人の地域(回部)も征服し、東トルキスタンを手に入れます。

そしてこのジュンガル部と回部を、新疆(しんきょう)と名付けました。

「新しい領域」という意味です。


②乾隆帝の進撃その2

ベトナム3

さらに台湾ベトナムビルマにも軍を送り、清の最大領域を実現します。

これにより清は、満州・漢・モンゴル・ウイグル・チベットと様々な部族を従えるようになりました。

そうなると統治が難しくなってくることは、容易に想像がつきます。


③乾隆帝の統治

中国地図

そこで、大きくなった清は統治の方法を工夫します。

まずそれぞれの土地を直轄領藩部朝貢国に分けます。

直轄領には中国内地満州台湾が入りました。

ついで藩部はモンゴル青海チベット新疆が含まれ、理藩院による統括が行われたものの、基本的には現地の伝統、文化や宗教には手を加えず、自治が認められました。

最後に朝貢国として、朝鮮ベトナムタイビルマなどには朝貢させ、昔からの冊封体制により治めました。


終わりに

A終わりに

今回は乾隆帝の時代を見ていきました。清の最大領域を確立しましたね。

次回は、清時代の東アジアについてお話させていただきます。お楽しみに!



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