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#読書
「実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ」~不確実な時代における"プラグマティズム"と"編集"の可能性~
本の表紙を見ると、「宇野重規著」「聞き手 若林恵」と記載されている。これは罠だ。読み終わった後にそう思った。 どう考えても、若林恵は"聞き手"の定義を大きく超えている。後半はむしろ宇野重規よりも話している量が多いのだから。 しかし、ここにこそ、本書の独自性と魅力がある。 はじめに基本的な情報を確認しておくと、東京大学社会科学研究所の教授を務める宇野重規の話を、個人的にも大好きな編集者である若林恵が聞き手として行われた、計20時間にも及ぶ対話から生成されたのが本書である。 副