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社長からのスカウトを一度お断りした僕が、何に魅力を感じて2ヶ月後に入社したのか

こんにちは。株式会社スカイディスクのかんた(@seizecnt)です。
2023年8月に株式会社スカイディスクにジョインし、最適ワークスというSaaS事業でカスタマーサクセスチームのマネージャーを務めています。

タイトルにもある通り、僕は一度、YOUTRUST経由で社長からスカウトのメッセージをいただいたのですが、お断りしています。

実際のやり取り。お断りしたのに返信くれて丁寧だなと思ったのを覚えています。

しかしこのやり取りの2ヶ月ちょっと後、僕はスカイディスクへの入社を決断しました。このnoteでは、僕がスカイディスクに魅力を感じたポイントを紹介しつつ、どのような方にとって活躍しやすいのか、どのようなチャンスが獲得できる環境なのかということをお伝えします。

先に魅力を紹介しておくと、こういったポイントです!それぞれの詳しい内容については後述します。
・チャレンジの難しさとPMF前のカオス
・成長戦略で描いている事業や役割の広がり
・物事を良くしたい・前進させたいという純粋なエネルギー

特に以下のような方に読んでいただけると嬉しいです。

✔ Vertical SaaSでのチャレンジに興味がある方
✔ 難しい問題に向き合うことが好きな方
✔ カオスな中で働くことが好きな方


これまで何をやってきたか

スカイディスクは3社目となり、1社目では人材系の会社で法人営業職と企画職を経験し、前職では株式会社ベーシックのferret Oneという事業でカスタマーサクセスとして働いていました。

ferret OneはBtoB企業のWebマーケティング活動を支援するHorizontal SaaSで、僕はオンボーディング卒業以降のお客様を中心に支援する役割のチームに所属し、お客様の支援を行ってきました。お打ち合わせを通してのマーケティング戦略・施策のアドバイスとそれに伴うプロダクトの活用方法レクチャーが活動のメインではありましたが、ユーザーイベントの運営や、ウェビナー開催、ご利用中お客様向けコンテンツの制作、アップルセルのご提案など、幅広くチャレンジの機会をいただきました。また、最後の約1年半はマネージャーの役割も任せていただき、頼もしいメンバーのみんなとお客様のサクセスに向けて一丸となって取り組みを進めました。

カスタマーサクセスとしての取り組みをアウトプットする中で、他社のカスタマーサクセスの方々と交流する機会をいただいたり、セミナーに登壇する機会もいただきました。特に、カスタマーサクセスのコミュニティであるCS KOMMONSで繋がった方々とは、個別にも情報交換をしたり、カスタマーサクセスの取り組みに関する相談に乗っていただいたりと、所属を越えて仲間をつくることもできました。

多くのチャレンジの機会をいただき、尊敬できる上司や切磋琢磨できる仲間と共に働くことができ、カスタマーサクセスとしてferret Oneで働けて本当に良かったなと思います。そんな充実した日々を経験させていただいた中で、更なる成長の機会を求めて、新しいチャレンジをすることを決断しました。

どのような環境でチャレンジしたかったのか

今回の転職においては、以下のような環境でチャレンジをしたいと考えていました。

ハイタッチのカスタマーサクセスをやりたい

一口にカスタマーサクセスといっても事業によってその役割は異なります。個人的には、お客様とのお打ち合わせを行っての支援(ハイタッチ)を必要とするようなカスタマーサクセスで引き続き働きたいと考えていました。SaaSの中には1対1のお客様との打ち合わせを行わず、プロダクト上のガイドや活用コンテンツの提供など、テックタッチ・ロータッチの支援形式でお客様をサポートするカスタマーサクセスもあります。そんな中で僕がハイタッチ支援が好きなのは、カスタマーサクセス担当とお客様が直接やり取りして、お困りごとに共感しながら一緒に取り組みを進めていき、成果が出れば共に喜ぶ、そういった関係性の中で支援をするカスタマーサクセスが自分にとっては魅力的な仕事だと感じているためです。

初期フェーズのカオスの中で、全方位的に頑張りたい

この記事を読んでいただいてる方々は、カオスは好きでしょうか?僕は好きです笑
事業や組織のフェーズが浅い中においては、あれもこれもやることはできないので、日々の荒波を乗りこなしながら、重要度の高いテーマに焦点を当てながら日々の取り組みを進めていく必要があります。役割分担といえるほど人が潤沢にいるわけでもないので、自分ができることは幅広くチャレンジしていくスタンスが必要となります。そういった状況は好きですし、自分の強みも活かしやすいと思い、カオスを志向していました。

難しい状況を仲間と協力/切磋琢磨して突破したい

個人であれやこれや突き進むというより、仲間とスクラムを組んで前進していくような働き方のほうが、僕は楽しさを感じます。自分だけが何かを成し遂げたり表彰を受けたりしてもあまり大きな喜びに繋がらず、チームとして認められたり評価されたりすることが大きな喜びになるので、そういった組織志向を持っている環境で引き続き働きたいと考えていました。そして、それは難しい状況や問題が目の前にあるからこそより燃えて、頑張ることができると思っているので、解決しようとしている課題や、状況が特に難しいと感じる環境に飛び込もうと思っていました。

解決する課題に共感する事業に携わりたい

カスタマーサクセスという職種において、お客様が抱えている課題に共感できるかどうかはパフォーマンスを大きく左右すると考えています。また、難しい状況を仲間とともに踏ん張って乗り越えていくというためにも、どのような課題を解決するべく自分たちは走っているのか、という観点は重要です。それらの考え方や背景から、事業が解決しようとしている課題に自分が共感できるか(ピンとくるか)という点も重視していました。
冒頭でも触れましたが、一度スカイディスクからいただいたスカウトメッセージをお断りしたのも、この理由です。自分のこれまでの経験との重なりがなさそうで、事業への共感が難しいと思ったためです。(実際、ほとんどのVertical SaaSからのお声掛けは同じ理由で辞退させていただいていました)

一度スカウトをお断りした理由と、スカイディスクとの再会

そのような観点で新しいチャレンジを探していた中、スカウトをいただいた1ヶ月ちょっと後、Twitter(現:X)となる5月末、タイムラインにたまたま下記の資金調達ニュースが流れてきました。

この時点では一度スカウトメッセージをいただいた会社だとは自分の中で繋がっていないのですが、なんとなく気になって採用サイトを訪れてみました。(実はこの採用サイトも5月末にリニューアルされたばかりだったので、メッセージをいただいていたタイミングではまだありませんでした)

きれいな採用サイトだなと思い眺めていましたが、ページ途中に埋め込んである採用ピッチスライドの中で、下記のページが目にとまりました。

Vertical展開とHorizontal展開の両方が描かれています

このスライドでは、最適ワークスに使われている「最適化AIエンジン」というコアの技術が、製造業以外の他の領域に存在する課題に対してもソリューションとして活用できる可能性があることを示しています。

製造業のお客様に対して「生産計画」と呼ばれる領域のソリューションを提供しているということは、ぼんやりとしか理解できていませんでした。しかし、このスライドを通して「生産計画」には直接触れた経験がないものの、解決しようとしている課題の抽象的な概念への理解が深まりました。いくつかの要素を考慮し、複雑なパズルを組み合わせて最適な配置やスケジュールを検討することの大変さは、これまでの自分のキャリアの中でも思い当たる場面がいくつかありました。それは例えばサービス業の店舗におけるスタッフごとのスキル・専門性を考慮したシフト組みであったり、Webサイト制作におけるデザイナー・コーダーなど役割を加味した業務分担とスケジュールの設定などです。こうやって自分の経験と繋がったとき、「生産計画」の領域が抱えている課題は、製造業とはいえ自分にとって対岸の課題ではなくなったような感覚がありました。直接的ではないものの自分の経験との繋がりを感じることができ、共感が芽生えました。

その後、よくよく調べてみると一度スカウトメッセージをお断りした会社であるということがわかり、一抹の気まずさを抱えながらも、恥をしのんで連絡して面談の機会を数回にわたっていただき、最終的に入社に至りました。

僕が感じたスカイディスクの魅力

入社前にはCEOの内村さんとCFOの岡田さんに面談のお時間をいただいたのに加え、本社がある福岡に日帰りで訪れ、他のマネージャーやCSのメンバーの皆さんと会う機会をつくっていただきました。そうやって色んな方にお話を聞き、入社前に感じていたスカイディスクの魅力を紹介します。

チャレンジの難しさとPMF前のカオス

まず、最適ワークスが向き合っている生産管理と呼ばれる領域の課題の深さ・複雑さです。なかなかIT化が進みきれていない業界であることはなんとなく知っているレベルでしたが、具体的な製造業の状況を聞き、よりリアリティをもってイメージすることができました。

一方で、そこに対して提供している最適ワークスは、正式版リリースから約1年半で100社以上のお客様に導入いただいており、お客様が解決策を求めていること、強いニーズがあることも伝わりました。まだサービスとしてPMFが完全にできているとはいえない中で、それだけお引き合いをいただけるということは純粋にすごいと思いました。

サービスサイト トップページ

ただしまだ完全にはPMFができていないからこそ、サービスとしての訴求や、営業活動における商談の理想的な進め方、ご導入いただいた後のオンボーディング支援のあり方、プロダクトの機能など、各所で絶賛試行錯誤を重ねています。ニーズは感じ取れているがサービスや体制は固まっていないこのカオスは、なかなか経験する機会のない難しい状況であると思い、魅力的に映りました。

成長戦略で描いている事業や役割の広がり

前述の事業展開スライドは、解決しようとしている課題に対する理解を深めさせてくれただけではなく、成長戦略に対するワクワクも感じさせてくれました。

現在最適ワークスが向き合っている生産計画というテーマは、在庫や調達など隣接する仕事の情報やデータが集まりやすい特性もあり、生産管理領域に深く入って支援の幅を広げられる可能性があります。

生産計画にはデータが集約される

それだけではなく、成長戦略が実現できた時には、コアの技術を別の領域に活用して新しいチャレンジの機会を生み出すこともできる可能性を持っていることがわかりました。その時には、コアの技術は共通しつつも、異なる領域に、異なるフェーズのサービスを展開しているという状況だと想像できます。これは、
・製造業に対しては複数の課題を解決してしっかり関わらせていただけること
・他の業界に対してはそれまでの資産を活かして、実質的には新しいサービスをチャレンジしていくということ
が並行で行われることになり、非常にワクワクする世界だと思いました。

このようなポイントに魅力を感じて&期待して入社をしましたが、入社後も特別なギャップはありませんでした。むしろ、PMF前だからこそ、誰の何をどのように解決するのかということを、思ってた以上に研ぎ澄ませて考えることが必要だということをひしひしと感じ、更に魅力的な環境だと思いました。

また、入社した後だからこそ分かった魅力もあります。

物事を良くしたい・前進させたいという純粋なエネルギー

採用ピッチ資料の中に、メンバーがどのように会社を捉えているか紹介しているページがあります。

なんとなくキャラクターが伝わりそうな単語が集まっています

見ていただくと、「まじめ」「誠実」といった言葉が並ぶのが印象的かと思います。実際に入社して、色んな方々と話していると、純粋に「良くしたい、前進したい」という想いを強く感じます。これは、社内の仲間や取り組みに対してもそうですし、お客様に対してもその気持ちを強くもって接しているという印象です。

現状が維持できていればそれで良いといったスタンスや、他者を攻撃するようなコミュニケーションなどはなく、どうやったら一緒に状況を良くできるのか、前に進めるのかを真摯に考える姿勢を持っている人が多い会社だと思います。そのため、困っていることやもやもやしていることを表明することに対してのハードルが低く、カオスの中で日々様々な悩みは生まれながらも、協力し合って前進できていることができていると思います。また、メンバー同士のコミュニケーションにおいても仲間に興味をもって温かく接するメンバーが多く、事業として乗り越えるべき課題が多くある中でも、それぞれが前向きに働くことができる土台になっていると感じています。

スカイディスクはこんな人がワクワクできる場所

そんな魅力を感じている僕から見て、スカイディスクはどんな人にとってワクワクできる環境なのかを紹介します。

難しい問題に向き合いたい人

まず難しい問題に向き合うのが好きという方にとっては絶好の環境だと思います。前述の通り、お客様からのニーズは強く感じています。入社して実際にお客様とのお打ち合わせに同席してお話を伺っていても、生産計画を作成すること自体の負荷が高いことや、生産計画をうまく活用できていないことにより、生産計画作成担当の方が板挟みになっているような状況があることを目の当たりにしています。

経済産業省が出しているDXレポートでは「2025年の崖」という課題が提示されています。これは、DXの遅れが国際競争の遅れに繋がってしまうことにより、2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性があるというものです。特に企業数の構成比としては9割以上を占める中小企業においては、投資できる予算が限られていたり、DXを牽引する人材の確保が困難であったりという状況があります。製造業のDXを推進することは、国をあげての重要テーマの1つであるということを示しており、この問題が今なお解消に対してギャップが大きいということが、その難しさを表しています。

こういった状況に対して、しっかりと製造業を取り巻く状況や現場の業務プロセスを理解しながら、どのようなプロダクトの提供価値や機能と、どのような支援で問題を解決するかという点はまだまだチャレンジを繰り返す必要があり、非常に難しいチャレンジです。そしてそれは、難しい問題に向き合うチャレンジをしたい人にとっては絶好の環境だと言えます。

下記のnoteも読んでいただくと、更にイメージが湧くかもしれません。

現在の環境で様々なチャレンジをしてきた方々の中には、今一度まっさらな環境で難しいチャレンジをすることに飢えている方もいらっしゃるのではないのでしょうか?ぜひそういった方には一度話を聞いてみて損はないと思います。

これまでの経験を活かして組織や事業を創りたい人

2023年11月時点で、まだ従業員数は50人に満たない組織です。SaaS事業としても正式リリースからやっと1年半を越えたようなタイミングで、まだまだ色んなことが整っていません。しかしそれは、色んなチャレンジを試して、仕組みを構築するところに一緒に携わることができる状況であるということです。

採用サイトで紹介しているメンバー構成の紹介

自組織や自分の役割に閉じず、気になったことを発信したり、もやもやを解消したり、学びを共有したりすることによって、会社全体を推進することが必要とされている組織フェーズにあります。10月から会社のバリューが改定されましたが、その中に「leverage others(他者をレバレッジしよう)」というものがあります。これは、スタートアップで壮大なチャレンジをすることを考えると一人で何でもやることは不可能なのだから、チームで勝つことを重視するというものです。ここで言う「チーム」とは部署のことではなく、事業・会社全体を指していますが、チームで勝つためには各個人が自分の範囲だけを考えているようでは成り立ちません。事業全体に対して当事者であることで、組織や事業を一緒に作り上げることができます。

事業のことだけではなくて会社全体の文化や仕組みづくりを考えるのが好きだったり、自分の組織だけではなくてSaaSのバリューチェーン全体を見渡して改善・推進をすることにやりがいを感じていたりする方は、実は多いのではないでしょうか?

ともに働く仲間を求めています

何もかもが揃っている、誰にでも素晴らしい環境だとは決して言いませんが、初期フェーズの組織で難しいチャレンジをしたい人にとっては非常にワクワクする、刺激のある環境だと思います。

そんなスカイディスクでは、一緒に働く仲間を絶賛大募集中です。

YOUTRUSTからカジュアル面談を受け付けています。スカイディスク・最適ワークスのことが気になってはいるものの、自分の経験がどう活きるかわからないという人も、ぜひ一緒に考えさせてください。

YOUTRUSTを使ってない方は、採用サイトからでもカジュアル面談をお申し込みいただけます。僕とお話ししたいという方がいれば、その旨ご記載ください。最下部にカジュアル面談のフォームがあります。職種関係なく、関心を持っていただけた方はライトにお話ししましょう!

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