戦後日本の歩みについて、時の内閣総理大臣の演説の中から印象に残るフレーズやキーワード等を拾い、振り返っていきます。その時々で日本が抱えてきた課題、そしてそれを乗り越えてきた国民の努力、未来に向けて挑戦する日本の姿等を明らかにできればと思います。
第3回は1946年です。
第90回帝国議会 衆議院本会議 1946年(昭和21年)6月21日
吉田 茂 内閣総理大臣
○新たなる意味に於ける「国民総力」の結集
○歴史的民主議会で国家最高の法典たる憲法改正を議することは無上の光栄
○真に平和的国際社会の一員へ
○人格の完成・其の個性の健全なる育成等に重きを置き、学校教育に併行して家庭教育、社会教育を尊重
○「先づ以て我が国民自ら」、今日の食糧の窮迫を克服する「覺悟」を要す
○産業の復興、生産の増強、其の基本をなすものは生産意欲の昂揚
○労働不安の問題への対応
○戦災の復興
【引用】
・帝国議会会議録システム
※演説文の前の見出し及び演説文中のふりがなは筆者記載。
【参考】
・総理の演説 所信表明・施政方針演説の中の戦後史(田勢康弘)