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2024/05/16(木)イギリスで感じた「心の友はいつだってフットボールを愛してる。」

思い出せ。

心の友ってどこにいた?これまでどこで出会ってきた?

答えは明白。サッカーのグラウンドの上。

イギリス留学真っ只中の現在、授業が終わって気が付けば教室に残ってるのは自分だけになっている。正直言って寂しいし、全然メンタルに来る。

静まりきった教室でプレミアリーグのハイライトを観ながら食料を胃に入れ、マンチェスターシティのユニフォームに着替えてグラウンドへ行く。

'Hi guys, could you join your team? I wanna play football'
(押忍、一緒に混ざってええか?俺も蹴りたいんよ。)
勇気を出してアーセナルのユニフォームを着た黒人に声をかけてみた。

どうやら彼らはアプリで登録が必須の大会に参加しているらしく、またの機会で蹴ろうと握手を交わした。

別れ際に、'Are you gunner right?'
(アーセナルファンなん?)と訊いてみると
'Yeeesss. Wait wait wait, you are city…damn'
(せやで。お前はシティか。くそやな)
と返ってきた。

プレミアリーグの優勝はマンシティかアーセナルの二択に絞られた現在、ファンに過ぎないとは言え、互いのエンブレムに対抗心を燃やし合った。

イギリスでしか味わうことができないだろうこの感情に興奮が収まらない。

数日前に仲良くなったインド人と端の方でボールを蹴っていると、複数人グループに声をかけられた。
'Yo, do you guys want to playing game with us?'
(一緒に試合やるか?)
'Sure'
(もちろん。やろうぜ。)

5対5のガチ試合がいつの間にかキックオフ。留学に来て3週間と少しになるが、試合に参加したのはこの日が初めてだった。

コイツらの身体能力はすごい。キープ力に推進力、遊びとはいえ本気でフィジカルコンタクトをしてくるその熱量に、負けじとサムライスピリットを発揮し対抗した。

フットボールってこんなにも楽しいのか。
フットボールは国境を超える言語だ。

試合を終えバス停に向かって歩いていると、スーパーの前に立っているセキュリティのおっちゃんが僕に向かって
'Nice game last night!!'
(昨日はええ試合やったな!)
と叫んできた。

おっちゃんは胸に手を当てるジェスチャーをしている。一瞬何のことだろうと戸惑ったが僕はすぐに理解した。シティのユニフォームを身にまとっていたので昨日の結果を称えてくれたのだろう。(ハーランドの2得点でシティがスパーズを下した第37節)

フットボールの文化がこんなにも根付いている国はここ、イギリス・イングランドくらいなんじゃないかな。

この国が大好きだ。

僕の友はいつだってフットボールを愛している。

僕の楽しみはいつだってフットボールがもたらしてくれる。

ps.とりあえず来週末の最終節、マンシティ対ウエストハムのチケット獲得成功。憧れのエティハドスタジアムへ。優勝の瞬間を目に焼き付けてくる。

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