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2023/07/27(木)目の前には憧れのロナウド。パリサンジェルマンvsアルナスルの運営係を担当して思ったこと。

縁あってパリサンジェルマンvsアルナスルの運営アルバイトに参加させていただいた。今回はその日の感情を書き記していく。

キックオフの時刻は19時なのにも関わらず、朝早くから困り顔で会場をさまよっている外国人カップルがいた。外国語学部所属の意地を見せるべく、僕は勇気を出して助けに赴く。

彼氏さんがスマホを取り出し翻訳機に英語をタイプし始めたが、散々英語の授業を受けているから大丈夫だろうと思い、
"oh, I can speak English!"
と伝えた。すると本場の英語で質問を投げかけて来る。
"OK!divfhrfjdowfkgdsferithgikldpfjtdpgirop?"

何を言っているのかさっぱり分からない。おいおい、全然英語話されへんやんけ。なにが"I can speak English"や。これまた英語力の無さを突き付けられて悔しかった。

お昼過ぎ。
スタジアム内での僕のポジションはVIPの警備係。関係のないお客さんを中に通させないという役割だった。

別のスタッフさんから聴いた話だが、VIP席は一席あたり50万円もするらしい。PSGのユニフォームを着た怪しいおっさん達や、家族連れでVIP席に座っている人は一体何者なんだろう。気になって仕方がない。他にも「絶対選手の奥さんやん」というような絶世の外国人美女もチラホラ見かけたし、G-DRAGONもVIP席に座っていたそうだ。

(キム・カーダシアンさん。インスタのフォロワー3.6億人。この人が真横に座ってた。めっちゃいい匂いした。ちょっときもいって?しゃーないやん。いい匂いはいい匂いなんやもん。)

直立の姿勢を続けること約4時間。さすがに疲れを感じ始めていたその時、選手たちがウォーミングアップをしに続々とピッチに入ってきた。そこにはサッカーを愛する全ての人にとっての英雄でアイドル、クリスティアーノ・ロナウドの姿もあった。

小学生の頃、ロナウドの名前と背番号7が入ったレアルマドリードのユニフォームに袖を通し、ナイキのマーキュリアルを履いて毎日練習に明け暮れていた自分を思い出す。ロナウドのスーパープレー集を観てモチベーションを上げていた時期もあった。そんな憧れの選手が目の前にいる。気が付けば目には涙が溢れていた。

ピンとしたあの姿勢、初速の速さ、筋肉、会場を沸かすエンターテイメントなプレー。僕はロナウドの全てに虜(とりこ)だった。

それにしても、試合をつくっているのはサッカー選手だけじゃないんだなと強く感じさせられた。何百人もの人が試合の何時間も前から会場を作り、アナウンスや演出のリハーサルをしている。座席の隅々まできれいに磨いている人もいる。

裏方があってこその主役。サッカーの裏側を知れて良かった。

ロナウドもネイマールも何百億と稼いでるなら、運営スタッフに数百万くらい落としていってもいいんちゃうかな~。



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