2022/09/07 青春と一瞬

今は文化祭の準備期間真っ只中だ。文化祭当日ももちろん楽しいけど、準備期間のほうがこれまで話したことがなかったクラスメイトや異性と急に距離が縮まったりする。無駄な話やただ流れていく時間にこそ、忘れることのない大切なものが詰まっているのかもしれない。そのことに気づいてしまったであろうマカロニえんぴつのはっとりさんも「つまらない、くだらない退屈だけを愛し抜け」と声を枯らせて歌っている。

絶賛大恋愛中の親友がいる。そんな彼がついに好きな人とファーストコンタクトをとることに成功した。そんななんとも微笑ましい瞬間に、ありがたいことに僕も立ち会わせてもらった。

そのときが初めての対面だったらしいが、彼の第一声が「写真撮ろうや！」だった。いきなり写真いくんかい。挨拶とかおしゃべり省くんかい。危うく爆笑しそうになったが、二人の恋の始まりを邪魔するわけにはいかないので必死に我慢していた。

照れながらポーズをとる彼の笑顔は、これまでに見たことないほど幸せそうだった。ツーショットの撮影後、
「写真ブレてたからもう1回撮り直したいってことにして、明日も写真撮りに行くわ。ついてきてな！」
とお願いをしてきた。かわいい奴だなーと思った。彼とその子の関係がうまくいったらいいなぁと心の底から思う。

彼と付き合えば、過度な愛情による多少の疲労は感じるだろうが、一途に愛し続けてくれることは間違いないと胸を張って言える。そんな彼の恋慕を実らせるため、手伝えることは全力で協力するつもりだ。

んー。文化祭って素晴らしいな。