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フィギュアスケートに「定年」はない。35歳織田選手が9年ぶりに復活!国体選考会で優勝。いつか羽生さんの復帰も

スポーツに「定年」は存在しないと思う。一部の競技に上限の規定はあるようだが、基本的には何歳であっても、体力と気力が続く限り、続けていいものだし、一度引退しても復帰していいものだと思う。バンクーバー五輪7位の織田信成選手(35)が9年ぶりに競技会に復帰、国体の大阪府代表選考会で優勝したのだ。華麗なジャンプを競技の世界で見続けたい。

ここ一番で勝負強く、練習以上の力を出す。一方で、涙もろい性格も有名で、競技直後に号泣する姿は、今も記憶に残っている。

2013年12月の全日本選手権以来、3247日ぶりの競技会。3回転半のトリプルアクセルをコンビネーションも含めて2度着氷するなど、7本のジャンプうちの6本で着氷した。9年ぶりの競技会、35歳のスケーターとは思えぬ安定感が光った。

演技冒頭の4回転トーループで転倒したものの、演技前の6分間練習では、4回転-3回転トーループを着氷しており、しっかり仕上がっていたようだ。

世界的に広がっている災厄の中で、アイスショーの回数が激減し、織田選手自身も昨年の左ひざの手術後は「力の衰えを感じていた」という。

今回の競技会の2カ月前から練習を再開し、4キロ減量した。練習は一般客の営業時間に利用、演技の振り付けも自ら行っていたそうだ。

成年男子の国体出場枠は2。来月の大阪府連盟理事会で最終決定となるそうだ。国体、さらには、その上のレベルの競技会で、織田選手のスケーティングを見たい。

フィギュアスケートの復帰には前例がある。2014年のソチ五輪後に競技を引退した高橋大輔選手だ。20018年に現役に復帰すると、2020年からはアイスダンスに転向し。トップクラスで活躍を続けている。

そして気になるのは、羽生結弦選手だ。今年行われた北京五輪出場後、7月に競技会からの引退を表明。プロスケーターの道を選んだ。

しかし、羽生選手も再び競技会に戻ってくると、私は信じている。スポーツの世界で、引退後に復帰する選手を、少なからず見かけるからだ。

足のけがに苦しみながらも、北京のリンクで、羽生選手は4回転半ジャンプに挑戦。着氷はできなかったものの、より高いレベルにチャレンジする姿は感動的だった。

高橋選手、そして織田選手が競技会に復活したのだ。羽生選手が競技会のリンクに再び姿を見せる日があってもおかしくないと思っている。

いつでもチャレンジして良いのだ。体力と気力があり、努力を怠らなければ。今回の織田選手の9年ぶりの復帰は、私たちに大きな勇気を与えてくれた。

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