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「ただいま!」マー君、日本復帰初勝利!国内通算100勝に到達。「マー君、神の子、不思議な子」の再現だった。

この時を待っていた。マー君が日本復帰後初勝利!これで国内通算100勝目になった。24日に本拠の仙台で行われた西武戦。6回を投げて1失点。被安打3で4奪三振。苦しい中での粘り強いピッチングだった。そして、不思議とマー君に「追い風」が吹く場面もあった。

過去にマー君の師匠と言える野村克也元監督が「マー君、神の子、不思議な子」と語ったことがあった。あまりに有名になった言葉だが、今日も見えない力を味方につけていた。

初回、先頭打者に左中間を抜けそうな当たりを打たれたが、センターの辰巳選手がランニングキャッチ。このファインプレーで、難を逃れた。

二回にも、先頭打者にレフト線にヒットを打たれた。通常なら二塁打コースだが、打者が足の速くない中村選手だっただけに、長打は避けられた。そして、次の打者には、一塁強襲の当たりを許したが、一塁のディクソン選手ははじきながらも、冷静に判断して、まず一塁を踏んでアウトにした後、一塁走者もアウトにした。あまり見かけない形の併殺だった。

まさに、マー君の粘り強い投球を、味方の攻守と運が支えた感じだった。

攻撃陣もマー君の「追い風」に乗って、不思議な先制点を奪った。初回、二死から走者2人を貯めて、ディクソン選手が打席に。ディクソン選手の当たりは引っかけた感じの内野ゴロに見えたが、サードの中村選手が取りきれない。打球が転々とする間に、二塁走者の島内選手が生還した。

前回の登板は国内復帰後、初登板だったが、5回3失点で敗戦投手になっていた。今回は変化球主体で、奪った三振もすべてスライダー中心の変化球だった。

6回を投げて68球。もう1イニング行けそうな感じもしたけれど、救援陣に託して、降板。今季まだ2試合目なので、石井監督はイニングを少なめにして、リリーフにスイッチしたのだろう。

試合は楽天が2-1で逃げ切った。ヒーローインタビューは当然、マー君。「ただ今!」と第一声で、地元のファンにあいさつ。「なんか不思議な感じがします。でも、うれしいです」と今日のピッチングを振り返っていた。

これからも、まだまだ勝利数を増やせるはず。マー君の今後がさらに楽しみだ。

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