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プロ2球団に「喝!」。ソフトバンクが54年ぶりの11連敗。日本ハムは39年ぶりの12連敗。高校球児は1敗もできない夏なのに…

負け続けるプロ2球団に「喝!」。ソフトバンクが1969年以来54年ぶりの11連敗を喫した。日本ハムは1984年以来39年ぶりとなる12連敗。高校球児は甲子園に向けて1敗もできない戦いに臨んでいるのに、プロ球団が負け続けているのは、悲しすぎる。「こんなに負け続けても試合ができるのがうらやましい」と球児の恨み節が聞こえてきそうだ。

前半戦で激しい首位争いを繰り広げてきたソフトバンク。7月7日の楽天戦に敗れて以降、勝利から見放されている。9連敗で前半を終えてオールスターに入った。

球宴の第1戦。ソフトバンクの大砲、柳田悠岐選手がホームランを放つなどしてパリーグを勝利に導きMVPに輝いた。

試合後のインタビュー。ホークスが9連敗していることを踏まえ「久々の勝ちなので、うれしいです。勝ちゲームを見せられて良かった」と自虐的に笑いを誘った。

球宴後もホークスの連敗は止まらない。23日には今季初となるサヨナラ負け。連敗は11に伸びた。この連敗は南海ホークス時代以来のもの。

ソフトバンクは3位。今や首位オリックスと7.5ゲーム差。2位ロッテにも4ゲーム差を離されている。むしろ4位楽天とのゲーム差が4に縮まり、後ろからの足音が聞こえてきた。

日本ハムはさらに負けが込んで12連敗。1984年以来だ。当時は引き分け3つをはさんでいたが、今回は引き分けなしでの連敗。ドローをはさまない場合、球団のワースト記録だ。

前半戦で一時は4位につけてAクラス入りへ勢いが増していた。その反動とも思われる12連敗。この12試合で18本のホームランを浴びている。今や6位に逆戻り。首位オリックスとは18ゲーム差だ。

23日の試合後、新庄剛志監督は、両腕で「×」印を作って、報道陣の無言のまま球場を去った。

この時期、高校野球は熱戦が繰り広げられている。甲子園への代表校も次々と決まり始めてきた。トーナメントで行われる選手権大会。負ければ後がない。「一戦必勝」の気持ちで戦う球児たちにとって、こんなに負け続けても次の試合ができるプロ選手たちはうらやましく思えるだろう。

プロ2球団も好き好んで負けているわけではないのは理解できる。しかし負けが許されない高校野球とのコントラストがあまりにも際立っている。

ソフトバンクよ、日本ハムよ、ここはプロの気概を見せてほしい。

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