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ついに選抜Vの山梨学院まで…。全国で相次ぐ強豪敗退。「戦国ムード」の頂点は「東東京」!8強のうちノーシードが6校の大混戦。高校野球

夏の甲子園に向けて、地方大会が熱を帯びている。そして全国的に「下剋上」が相次いでいる。今春や昨夏の甲子園出場校が涙をのんでいる。22日には選抜Vの山梨学院が敗れ去った。戦国ムードが漂っている中で、最もヒートアップしているのが、「東東京」だ。いったい何が起きているのだろうか。

22日の山梨大会準決勝。春夏連覇をめざす山梨学院が準決勝で駿台甲府に延長十回の末、7-9で敗れ去った。前日には選抜準Vの報徳学園も5回戦で涙をのんだ。強豪が続々と甲子園切符を手にできずに夏を終えた。

全国で波乱続きの地方大会。その中でも特に激しいのが「東東京」だ。2014年以降、夏の甲子園には二松学舎大付と関東第一のどちらかが出場する構図となっていた。

2020年に地方大会が中止となり、東京の独自大会を制したのは帝京だった。今春の東京大会を制し、2011年以来の夏の甲子園へ大願成就を期していた。

その「東東京」に激震が走った。昨夏優勝校の二松学舎大付が17日の3回戦で堀越に5-6で敗戦。あまりに早い夏舞台の終幕となった。

東東京に「下剋上ムード」が漂い始めた。そして21日。その勢いは頂点に達する。場所は神宮球場。春の東京王者、帝京が5回戦でノーシードの岩倉に5-6で敗れ去った。

「神宮の乱」は終わらない。次の試合では、2019年以来4年ぶりの頂点をめざした関東第一が同じく5回戦でノーシードの日大豊山に1-3で敗れた。8強入りすら果たせずの敗退だ。

「東東京」は22日に5回戦を終え、8強が出そろった。このうちノーシードが6校を占める。修徳と共栄学園の2校は「第4シード」だが、シードの位置づけとしては最も低いものだ。

8強のうちで最も直近で夏の甲子園に出たのは2013年の修徳。それも10年前のことになる。まさにどこが優勝してもおかしくない「戦国時代」に突入した。

全国的に強豪校が敗退している中でも、「東東京」の混戦模様が最も際だっているはずだ。

「東東京」の準々決勝は25~26日に行われる。この戦国時代を勝ち抜くのは、どのチームか。「東東京」の混戦に注目だ。

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