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イヤイヤ期の日常に変化を添えて

 2歳半の息子はイヤイヤ期が続いています。
 続いていますが、言葉が増えてきてただ泣き叫ぶよりも訴えてくることが多くなりました。「いやー!」とか「だめー!」とかそういう短絡的な否定ではなくて、工夫を凝らして自分の主張を通そうとしてきます。

 Case1. 朝の身支度
 起床後は速やかに朝食に誘い、食後にはお気に入りのテレビを視聴しています。出勤の時間が近づいているから、そろそろ着替えようかと声をかけると、

ぼくは今、パジャマきてるから大丈夫。
ありがと。

 何が大丈夫なのか分かりませんが、お礼まで言われると無理に勧めづらい。丁重にお断りされてしまいました。朝の戦いが始まります。



Case2. 嫌いな食べ物
 好き嫌いは徐々に減ってきましたが、それでも苦手なものはたくさんあります。無理強いするのは嫌いを助長しますから、食卓に並べておいて、たまに勧めてみます。こっちの野菜はどう?と。

ぼくは今、おにく食べてるから大丈夫。
ありがと。

 大丈夫なのか。なら仕方ない。
 丁重にお断りされてしまいました。それらしい理由まで付いているから、なんとなく納得してしまいます。って、これ心理学の応用じゃないか


Case3. そろそろ眠る時間ですよ
 まだまだ遊びたい時間。しかし幼少期に睡眠覚醒リズムを身につけられるかどうかは生涯に影響を与えます。遅くとも21時にはベッドに連れて行って睡眠に誘うことを習慣にしています。さぁ、そろそろねんねしようかと声をかけると、

ぼくは今、ムーラン観てるから大丈夫。
ありがと。

 それは大丈夫なのか?
 もはや定型文となった「ぼくは今***から大丈夫。ありがと。」を駆使して自分のやりたくないことを次々と断っていきます。将来有望です。

 イヤイヤ期は自我の芽生え。自立への第一歩です。
 どんどん成長する息子をみて、育児の責任を感じます。
 共に育つことを意識しながら、命に触れる日々を送ります。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方のイヤなことが遠ざかるような、素敵な断り文句が見つかりますように。



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