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紫蘇の効用

 緑生い茂る季節が到来し、これから様々な植物が勢いを増していきますね。
 素晴らしい野菜生活の気配を感じる記事を拝読しました。

 注目すべきは大葉(紫蘇しそです。

 いつか住んでいたマンションには庭があって、プランターに植えた紫蘇はぐんぐん成長して花と実もつけたと思ったら、翌年にはプランターに飽き足らず共用部分にも広がっていきました…植物の生命力ってすごい。
 美味しくいただく紫蘇ですが、生薬としても有用なことが知られています。漢方に用いられる「蘇葉」は赤紫蘇のことも多いですが、緑色の紫蘇にも類似した作用を期待できます。

「穏やかに温めて冷えをとり、免疫を調整してアレルギーに効く」
エネルギーの巡りを改善して胃腸の働きを整える」

 ざっくりまとめるとこんな感じです。単品で普通に摂取する場合には作用としては弱いものですが、他の生薬と組み合わせることで豊かな個性を発揮していきます。香蘇散こうそさん加味香蘇散かみこうそさん参蘇飲じんそいん半夏厚朴湯はんげこうぼくとうなどの漢方に含まれている重要な生薬のです。

 梅雨の季節。
 気の鬱滞は食欲減退や気分の落ち込みの原因にもなります。不安定な気候では知らないうちに冷えが生じて水が溜まり、アレルギー症状の出やすい状態になっていることもあります。

 ふと気が向いたときには生活に大葉を取り入れて、晴れやかな気分を演出するのも素敵なことです。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、紫蘇の気配を感じた憂鬱が何処かへ吹き飛んでしまいますように。


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#カニか何かの食中毒とかで紫色になって死にそうだった人が紫蘇を大量に摂取して蘇生できたという逸話が紫蘇という名称の由来だとか #真偽はよくわかりません
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