白菜と馬鈴薯の邂逅
思い掛けず素敵なレシピに巡り合うことは、人生の醍醐味のひとつではなかろうか。
そう思う事件が発生いたしました。
白菜です。白菜と馬鈴薯です。
性懲りも無く再び大きな白菜を野菜室に迎え入れた私は、地下の保管庫に大量の馬鈴薯が眠っていることにも頭を悩ませていました。
そんな私に天啓のように舞い降りた記事が此方。ジャズ歌手であり文筆家であるおぬきのりこさんの認めた白菜大量消費レシピです。
記事と出会った翌日、私は意気揚々と白菜と馬鈴薯を手に取りました。
…このレシピ、改めて読み直すと何処となくリズミカルで煽情的で、さらに肝心の分量が曖昧なヴェールに包まれて神秘的な香りを纏っています。
ざわ・・・
ざわ・・・
ざわ・・・
……!!
これが、ジャズの世界っ……!!
投下する食材にはかなりの自由が許されています。コメント欄をみますと、コツや分量のヒントが記載されております。今回はメインのシューマイに合うように、胡麻油を基調にベーコンや茸類、豆腐も入れて中華風に仕上げていきました。
・・・・・
果たして食卓は戦場と化しました。
喃語を駆使して「もっと寄越せ」と叫ぶ娘。
「ぼくがたべるぼくがたべる!」と貪り喰う息子。
各種スパイスをトッピングしながら黙々と食べ続ける妻。
鍋ひとつ空っぽになる頃には、笑顔の停戦協定が結ばれておりました。
まだまだ続く白菜祭りを横目に、これからの季節はキャベツへの応用が楽しみです。
白菜の救世主として舞い降りたおぬきのりこさんに至上の感謝を捧げ、結びとさせていただきます。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは貴方の冷蔵庫の食材たちが、美味しさを最大限に発揮して輝きますように。
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