金平糖 《詩》
「金平糖」
強い理想主義と
圧倒的な権力による厳しい挫折
物質的な豊かさと
精神的な豊かさは比例しない
物語の結末なんて
オープン•エンドで構わない
最終的な明白な結論なんて
現実のほとんどの局面には存在しない
金平糖を手に持つ少女が雲に乗り
行きたいよ 君のところまで
今すぐに飛んで行きたいんだ
そう歌う
其処に結論は無く
あるのはただ強い想いだけだ
少女の多くの部分は僕であり
そして貴方である
世界はとてつもなく
荒々しく厳しくもあり
素晴らしく優しくもなりうる
想いを分かち合い共有する
私の部屋においでよ
少女は優しく僕に囁きかける
少女の部屋は
少女の手を離れて遠くまで旅をする
僕が強くいられる其の理由
確かな恋心
綺麗な空に数えきれない程の
金平糖の星
そして僕は少女の歌声を聴いている
逢いたい