なぜ教師を目指すのかPart.5~独立リーグで見つけたこと~
先日、教師を目指していたところから、「独立リーグ」を目指すようになったきっかけを書きました。
独立リーグでは、2年間、野球をプレーします。
結果として、この2年間があったから、教師を目指す決意が固まりました。
今日は独立リーグでの経験で感じたことを書いていきます。
6.職業として、野球をやることとは
「どうしたら、野球で価値を生み出せるのか。」
常に、この問いを続ける毎日でした。
「プロ」とは。
「仕事」とは。
「お金」とは。
常に考えていました。
金、金言っていると、聞こえは悪いですが、僕はお金のために野球をやっていたわけではありません。
ただ、野球選手を職業としている以上、どうやったら価値を生み出せるかを考えないと、自分の生活が成り立たない世界にいました。
極論、生きたきゃバットを振れ。ということ。
まぁ、ちょっとカッコつけて大げさに言いましたが、価値の生み出し方を考えざる終えない状況でした。
それがとても斬新で、最も自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
7.「結果」が全ての世界から見つけたもの
職業として野球をやるということは、結果が全ての世界です。
「結果」が全てという言葉に、息苦しさやシビアな感覚があるかもしれませんが、実はこれ、とてもシンプルなことだと感じました。
僕は今まで、プロセスを重視する人間でした。
成すことに全て意味があると考え、とにかく全て一生懸命やることが大切だ。と。
一理あることは確かです。
しかし、それはただの「自己満足」でした。
プロセス重視が一人歩きすると、「結果」が出なかったとき、一生懸命やった自分を褒めたくて、皮肉になったりする自分がいることに気付きました。
結果、プライドだけが高くなっていた。
6.で述べたように、価値を生み出すことを問い続けたことは、「結果」を重視した上で、プロセスをアプローチして行く考え方でした。
そうすると、成すこと全てに意味があると考えることはなく、シンプルに、価値を生み出せるもの、生み出せないものと、考えるようになりました。
8.「価値」を求め、「意味」を求めることをやめたとき
僕はこの2年間の経験から、価値を生み出す思考を続け、結果を重視するようになりました。
その結果、僕は生きることに不安を感じることがなくなりました。
もちろん、心配することはあります。
ただ、不安を感じる必要性がないと思うようになりました。
少し細かく説明します。
「価値」を求めることは、前を向くことだと考えます。
それに対して、「意味」を求めることは、後ろを向くことだと考えます。
「無価値」と「無意味」で考えると、
後者の「無意味」には、なんでも意味を付けることができてしまいます。
いわゆる綺麗事だったり、美談として片付けられるものです。理不尽な根性論も例に上げられます。
その根源は、見栄や維持、プライドというものからだと思うんです。捨てきれないものが存在するが故に、捨てきれない、「意味」。
それは、捨てることが「不安」だから捨てられないのではないでしょうか。
しかし、「無価値」なものはシンプルです。
「無価値」なのだから、選択肢は1つ。
捨てるしかないんです。「価値」を生み出すためには、不必要なわけですから。
そこに「不安」な感情なんて必要ない。
だから、「意味」より「価値」を求めることで、不安を感じる必要性がなくなったんです。
よく、「生きる意味」を考えることがある方は多いのではないでしょうか。
僕は、生きることに意味なんて、そもそも存在しないと思います。意味があったって、なくたって、生きることには変わりがないんですから。生きることに意味を求めるのは、不安な感情です。そんなもの、なくて良いんです。
それよりも、生きることに、価値を生み出そうとする方が、前向きで、人生をシンプルに充実させるコツだと思います。
僕自身の感覚を言語化しているので、しっくり来ない方がいましたら、ごめんなさい。
僕はこの2年間で、以上のことを感じました。
高知から埼玉へは、車で帰って来ました。
2年間の野球選手生活を終え、高知を発つために、高速道路へ乗る瞬間、新しい人生が始まると感じました。同時に、こう思いました。
「もう生きることに不安はない。人生を謳歌しよ!!」
この経験は、本当に尊い経験です。
実はこう感じるようになり、改めて教師を目指すか迷うようになります。やりたいことがたくさん出て来てしまったから。
しかし、埼玉に帰ってから、それでも教師を目指します。
次回はそのことについて、書ければなと思います。
とても長くなりました。
ご精読、ありがとうございました。
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