第5話「回復の兆しと卒業」
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中学2年生秋、悩みの秋だった。
もちろん進路についてだ。
部活も引退したし、今後に目を向ける時期。
とにかく入れる学校に入って、通えるだけ通う。
ずっと悩み続けていたから疲れた。
最後は吹っ切れたように結論を出した。
それからは体調が良ければ学校に行く。
無理のない程度で家庭教師もお願いして勉強。
吹っ切れたことがよかったのか
体調は少しずつ回復していった。
母親とのドライブは心の救いだった。
安心、信頼、すべてが詰まった時間だった。
なんとか乗り越えられそうだ。
そんな前向きな自信が1年ぶりにあった。
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中学2年生冬、いよいよ志望届提出。
私立公立で1校ずつ提出した。
公立は少し上のレベルで
私立は間違いなく入れるレベルで。
実は冬の間1ヶ月学校に通い続けられた。
卒業前にクラスメイトと良い時間を過ごせた。
そして、勉強もとてもはかどった。
今までの貯金と最後の挽回で私立は確実に受かる。
自分頑張ったなと今でも思う。
ただ、休むことも忘れて夢中に頑張った。
反動は大きかった。
入試前1ヶ月動けなかった。
一番大事な時期の前に頑張って
一番大事な時期にまったく動けなかった。
私立は無事合格したけど
本当に危なかったと思う。
そんな不器用なところも自分らしいな。
そう割り切れるようになっていたからよかった。
そんなこんなでいろいろあったが
無事に全日制高校に進学した。
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本当に学校や友達など周りの人に恵まれた。
それでも勝手に1人で悩んで苦しんだ。
その経験があるから活動しているのもある。
理解されない人も多いのに、理解されてた自分でもこれ。
本当に厳しい日々を過ごしている人が多いかもしれない。
そんな危機感が今の自分を動かしてる気がする。
私にはサポートしていただいた分のお返しをできる力があるかわかりません。 ただ、必死に一生懸命頑張る!とだけは約束します🔥