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先日、日本テレビで放送された「24時間テレビ」で松原裕という男性のことが紹介されたのをご存知だろうか?

彼は、ガンを患いながらも、シングルファーザーとして子供2人を育て、さらに音楽プロデューサーとしても活躍する。「COMIN’KOBE」という阪神淡路大震災の復興支援のための入場無料のチャリティ音楽フェスを主催しているというと、ピンとくる方も多いかもしれない。


僕は、今年4月に行われたCOMIN’KOBE2018で、初めてこのフェスの運営に関わらせていただいた。運営方法の事前確認のために前日に会場入りした際に、実行委員長の方とご挨拶させていただき、少しだけこのフェスについての雑談をした。その方からは、強い想い入れがあることは伝わってきた。こんなことをいうと失礼だが、すごく込み入った話をしたわけではなかったので、なぜ熱意を感じたのかは未だにわからない。


ゴールデンウィークに、家族の予定を潰してこのイベントの運営に関わることになったこともあり、決して気乗りしていたわけではなかったというのが正直な気持ちだったが、実行委員長とお会いした夜、その心境は一気に変わった。

僕はこの時、実行委員長のことを恥ずかしながら、全く知らなかったのだが、夜ホテルについて、このフェスが震災のチャリティとして14回目も行われてきたフェスであるという事、実行委員長が松原裕さんという方で、松原さんがどんな想いでこのフェスを続けているかを知り、そして現在も闘病中であることを知った。

※そもそも、イベント前日まで、そのイベントのことを知らなかったこと自体がビジネスマンとして失格なのだが。。。

松原さんの現状を知り、アツイ想いの背景を知ってからは、このイベントに対して特別な感情を持って運営に当たることになる。

エンターテインメントの世界も、新しいテクノロジーの流れの中にあり、僕自身もそのテクノロジーを使って仕事をしたり生活したりしている。だが、人を動かす根本は、やはり人の想いだったり、その人柄だったりという、ごく当たり前のことに再び触れさせてもらうことができた。

イベントは本当に素晴らしく、無料で行えていることが本当に不思議な奇跡のフェスだ。 イベント前日、松原さんが分かれぎわに声をかけてくれた 「一緒に楽しみましょう!」 いう前向きな言葉が今もまだまだ耳に残っている。

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