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国際協力?いいえ、虚栄心です。


#KENMAYA です。

昨晩こんなニュースが報じられました。

「COVAX(コバックス)ワクチンサミット」が2日開かれ、約40カ国が参加した。菅義偉首相は、新型コロナウイルスワクチンの途上国への公平な普及に向け、8億ドル(約880億円)の追加拠出を行うと表明。日本が調達するワクチンの一部を提供する方針も示した。
日本政府は、途上国向けワクチンを各国が共同調達する枠組み「COVAXファシリティー」に対し、これまでに2億ドルを拠出している。今回の8億ドルと合わせると、拠出額は米国に次ぐ10億ドルとなる。

日本のワクチン接種率はまだまだ低く、ようやく人口の10%、それも医療従事者と高齢者ばかりです。
働き盛りの現役世代に順番が回ってくるのは当面先の見通しで、そんな中で途上国への支援をするほど日本に余裕があるのでしょうか。

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GDPも下がり続け、国内消費はもちろんドン底。
これからバブル崩壊以降最大の不景気に突入する可能性が大きい中、オリンピックで経済が復活する!とでも神頼みしているのでしょうか。
まるで古代の雨乞いの儀式を見ているかのようです。


日本はいつまで先進国のつもりで肩で風を切っているのでしょうか。
アメリカは今インフレの警戒レベルが一段階あがっています。
企業の供給が需要に間に合ってない、いわゆるサプライチェーンのボトルネックが物価を押し上げてしまっている状態です。
つまりそれだけ国内消費が復活していて、企業が今後積極的に設備投資を行う水準にまで経済が回復しているのです。

対して日本はどうでしょう。
だらだらと緊急事態を長引かせ、高所得世帯の児童手当の廃止は音速で可決され、消費税はそのまま、世界各国が一斉に金融緩和を行ってインフレ化の流れになっている中、日本だけがデフレの兆候が出ています。


「世界の優等生」でありたい、という日本政府の方針は今や滑稽でしかありません。自国民の悲鳴や怒号に耳を塞ぎ、世界に向けての優等生アピールは諸外国から見ても「お前んとこ、足元ガタガタだけど大丈夫?」なんて思われてるんじゃないでしょうか。

多くの国民が頭に「?」しか浮かんでないと思います。
オリンピック開催の是非、国際協力の是非、与野党政党や政権の支持不支持をここで表明するつもりはありませんが、まずは足元をしっかり固めてからでなければ、どんなパフォーマンスも空虚なものに映ります。

少なくとも今のわたしにはオリンピックを楽しみにする余裕は全くありません。また、日本を支配している将来への不安感や恐怖によって、長期に渡るデフレを経験した人々の財布の紐が固く締められている以上、余程のことがない限り、国内消費が活気づくことも少ないでしょう。


国際協力やエコロジカルな運動、社会的取り組み、人権や反差別の意識を高めるには、ひとりひとりの「余裕」がなければ何一つ前向きになれない。
そう思ってしまうのは、わたしだけでしょうか。

皆様のご意見ご感想をお聞かせください。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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