大滝世津子
乳児期から学童期までの子育てのモヤモヤを解消!子育てをもっと楽しくするヒントをお伝えしていきます。
学童保育施設「鎌倉学び舎」設立ストーリーから、子どもたちへの想い、日々のできごとまで、徒然なるままに綴ります。
「保育の専門性って何?」が具体的にわかる!学童保育施設「鎌倉学び舎」での実践を元に、鎌倉教育総合研究所所長の大滝世津子と研究員の青島まさみがお伝えします。
元保育系大学専任講師で、今は保育園・学童保育で毎日数十人の子どもたちと一緒に過ごしている大滝世津子です。現在2人の小学生の子育て真っ最中! この記事では『子育てが楽しくなる魔法を教えます−はじめてみようほめ育てプログラム』という本に書いてあることを実際にやってみた結果をお伝えします。 この本には子ども(小さな子から大きな子まで)だけでなく、大人の人間関係を円滑にするためのヒントもたくさん詰まっています。ぜひ毎日の子育てや人間関係にお役立て下さいね。 『子育てが楽
戦いごっこ 戦いごっこは「ただ走り回ってるだけで危ない!」「遊びが発展していない気がする」などなど思いがちですが、下記のポイントを当てはめながら遊びを観察してみると、新たな気付きや支援のポイントが見えてきます。 遊びの世界観を大切にしつつ、保育者としてどのように考えてみると良いか参考になったら幸いです! 戦いごっこのポイント ・怪我をしない、させないために →身体の動きや力加減をコントロールする →みんなでルールを決めて、守る ・楽しく遊ぶために →自分のイ
【持ち物確認ボード】 感染症対策で水筒やマスクなど持ち物が増えた子どもたち。最近は防寒グッズも加わり、忘れ物が増えてきていました。 帰りの際、忘れ物がないように声かけを強化する、ロッカーをチェックするなど、スタッフの役割を増やしてみましたが、なかなか忘れ物は減らず…。何でここに?!という場所に水筒や上着がポツンと置かれていたりするんですよね …(笑)。 そこで、“持ち物確認ボード”を作りました。 声かけをするよりも、視覚情報の方が理解度が高い人もいるので、イラストで
難しそうだけど、そうでもない。 そうでもないけど、すごいこと。 1つ1つの積み重ね。 先日、学童保育施設鎌倉学び舎ではハロウィンイベントが行われました。 どんなものかというと… 鎌倉学び舎の先生についてのクイズがたくさん書いてある紙を人数分用意。 ↓ 各人が全てのクイズに答える ↓ 答えたら、お菓子のある場所に行き、好きなお菓子をもらう というもの。 それから、カボチャの装飾も登場しました。 仮装無し。呪文無し。練り歩き無し。 大人から見ると至ってシンプルなパー
今回は学童保育施設「鎌倉学び舎」での実践をご紹介します。 出なくなった水性ペン。子どもたちが興味を持てるように環境を設定していくと、まだまだ楽しむことができます。 出なくなった水性ペンを水につけておくと、徐々に残りのインクが溶け出し、数時間後に色水になります。 その性質を利用し、小さいペットボトルや透明なカップに水性ペンを入れて、子どもが目に付く場所に置いておくと… 「先生、これ何してるの?」 と、子どもたちが集まってきます。 「出なくなった水性ペンを水に入れると
先日ここちよい秋の日にみんなで近くの公園までお散歩に行きました。公園でたくさん体を動かした帰り道。1本の木の下で、子どもたちと鎌倉学び舎スタッフの青島が立ち止まりました。 見るとそこにはイガに包まれた栗の実が。子どもたちは大喜びで栗を拾っています。するとサッとビニール袋を差し出した青島。そこからそれぞれが1枚ずつビニール袋を持ち、楽しそうに秋の実などの宝物を拾い始めました。 宝物を持って学び舎に到着すると、子どもたちから「玄関に飾ろうよ」という声が。これまで玄関にそ
イヤイヤ期に悩むママ、パパ、こんにちは。 今日もお疲れ様です。 前回こんな記事を書きました。 「イヤイヤ期に悩むママとパパに試してほしいたった1つのこと」 https://note.mu/secchun/n/nc009814e5418 今回はこの後日談を書きたいと思います。 子どものすることには 必ず理由があって、 それが満たされれば すんなり物事が進む。 子どもの「イヤイヤ」に出会った時の呪文は 「その気持ちわかるよ」。 つまり、 子どもの気持ちに共
イヤイヤ期真っ盛りのお子さんのいるママ、パパ、こんにちは。 今日もお疲れ様です。 イヤイヤ期、はじまりましたね。 「イヤイヤ期、しんどいよ〜!」 「魔の2歳児だよっ!」 ママ友やネットや いろいろなところから入ってくる恐ろしそうな情報に ドキドキしながら構えていたある日 「ま、まさか…こ、これがっ…!?」と やってくるんですよね。 そして、 絶望しますよね。 「ご飯、食べよっか。」「いやっ!」 「お洋服着よっか。」「いやっ!」 「そろそろおうち帰ろ
今回は 鎌倉学び舎が どうやって文化人と子どもを つなごうと考えているのか について綴ります。 鎌倉学び舎の柱の1つに 「文化人・職業人からの学び」 というものがあります。 鎌倉にゆかりのある 文化人や職業人と 子どもたちが出会える場をつくること。 それにより、子どもたちが さまざまな世界や仕事の面白さに触れること。 それらに共通する情熱を感じ取ること。 そしてその結果 将来の選択肢が増えること。 そんな風になったらいいなと 思っています。
今回は 鎌倉学び舎における 「問題解決能力」の育成 について綴りたいと思います。 「学童保育施設」として 子どもたちが放課後を豊かに過ごす お手伝いをしようと考えたとき その可能性の大きさに わくわくしました。 全国学童保育連絡協議会(2007)によれば 低学年が小学校で過ごす時間は 年間約1100時間 であるのに対して 学童保育で過ごす時間は 年間1600時間 にもなるそうです。 学童保育で過ごす時間は 実は小学校よりも 長いのです。
今回は 「鎌倉学び舎」のロゴ について綴りたいと思います。 これまでロゴについては どこでも語ってきませんでしたが 実は意味が込められています。 このロゴは クリエイターの方々に ご提案いただいた中から 選んだものです。 いろいろなご提案がありましたが その中で一番気に入ったのが このロゴでした。 真ん中には ササリンドウ。 源氏の家紋であると言われ、 鎌倉市の市章にもなっている花です。 鎌倉の学び舎ということで ササリンドウを 入れて下
今回は 「鎌倉学び舎」という名称 について綴りたいと思います。 前回まで綴ってきたように、 物件も見つかり 先生方も賛同して下さり ようやく構想が形になってきました。 さて、 じゃあ学童の名前はどうしようか。 そう思ったとき、 自然に浮かんで来たのが 「かまくらまなびや」 という名前でした。 「鎌倉」で さまざまなことを 「学ぶ」ところ。 また、 「学び舎」 という言葉は 「学校」 という意味で 使われることもあります。 「学校」
今回は 鎌倉学び舎の伝統文化を担当して下さっている 先生方との出会い について綴りたいと思います。 前回書いたように 想いを持って 伝統文化のお稽古を 取り入れようと考えた訳ですが その時点で 伝統文化の先生で 知っているのは三味線奏者の 友人のみ。 他には知りませんでした。 でも 日本舞踊の先生 書道の先生 華道の先生 いずれも、三味線奏者の友人とご両親が ご紹介下さいました。 茶道の先生は 鎌倉で活躍する 小学校時代の同級生が
今回は、 なぜ伝統文化のお稽古を取り入れたのか について綴りたいと思います。 近頃 大人になってから 日本の伝統文化を学びたいと 考える方が増えているそうです。 私もそうでした。 仕事に追われる日々の中で いかに心豊かな生活を送るか と考えたときに 「お花の活け方、学んでおけばよかったな」 と思ったり。 鎌倉のお寺で出された お抹茶の飲み方が心許なくて そわそわしてしまったり。 着物を着たときの 所作がわからず 焦ったり。 一方で、 こ
今回は、なぜ「学童保育」なのか について綴ります。 これまでの記事の中で私は 「鎌倉の文化人と子どもたちが出会える場」 の構想について書いてきました。 この構想と「学童保育施設」をかけあわせたのが 「鎌倉学び舎」 なわけですが…。 私は前職の大学講師時代に、 児童館や学童保育施設に伺い、 研究を行っていました。 また、学生の実習巡回や 部活の顧問としての仕事の中でも さまざまな児童館や学童保育施設に 伺っていました。 その中で感じたことのひとつが
今回は物件との出会いのエピソードを 綴りたいと思います。 私はもともと古民家が好きでした。 自然素材だけでできている 昔ながらの日本の家。 そこにいるだけで心が穏やかになるような 「場」の力に魅了され、 友だちと古民家めぐりをしたり 古民家雑誌を読みふけったり そんなちょっとした古民家オタクです。 不動産サイトで近隣の古民家を検索しては 「いいなぁ〜」と思いながら 眺めることもしばしば。 そんな素地もありつつ、 前回の記事でご紹介した三味線奏者の友