【水性ペンの実験】
今回は学童保育施設「鎌倉学び舎」での実践をご紹介します。
出なくなった水性ペン。子どもたちが興味を持てるように環境を設定していくと、まだまだ楽しむことができます。
出なくなった水性ペンを水につけておくと、徐々に残りのインクが溶け出し、数時間後に色水になります。
その性質を利用し、小さいペットボトルや透明なカップに水性ペンを入れて、子どもが目に付く場所に置いておくと…
「先生、これ何してるの?」
と、子どもたちが集まってきます。
「出なくなった水性ペンを水に入れるとどうなるかなって実験してるんだよ」と伝えると、もうワクワクです!様々な仮説をお話ししてくれます。
保育者は、子どもと一緒に数時間後(はたまた数日後?!)の結果を楽しみにしてあげてください。水性ペンの色によっては、ペンの色とは異なった色水が出来るので、その違いを楽しむのも面白いですよ。
出来上がった色水はそのままに飾るも良し!遊ぶも良し!
鎌倉学び舎では、卵パックとスポイトを置いておき、実験のように混色を楽しめる環境にしました。
ちなみに、この実験遊びをした後、子どもがもっとたくさん色水を作りたいと思ったようで、ペンのインクチェックを積極的に行なってくれるようになりました(笑)♪
(青島まさみ)
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子育てにまつわるあれこれを綴っていきます。専門知識に基づいたことから日々の中で感じたことまで。保育系大学専任講師を経て、現在は、学童保育施設代表、子育て支援施設主宰、教育研究所所長、保育園理事。博士(教育学)。小学生の一男一女の子育て中。