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「あなたが唯一の人」と英語で言いたい時は?〜”Rewrite theStars”歌詞解説⑤〜

映画『グレイテスト・ショーマン』の中の曲 “This is Me” の歌詞解説をしていましたが(解説第1回第2回第3回第4回第5回第6回)。同じ映画の中で使われている曲で “Rewrite the Stars” という曲もあって、私はこの曲も好きです。

こちら↓の曲ですね。


動画を見てもらえたら分かりますが、この歌は黒人の女性と白人の男性の恋物語の曲で、この映画の年代設定は昔なので、今よりもずっと障壁がある恋なわけなんですね。

冒頭の歌詞はこんな感じに始まり、

You know I want you(僕が君を好きなこと分かってるでしょ)
It’s not a secret I try to hide(秘密みたいに隠したいことじゃない)
I know you want me(君が僕を好きなことも分かってる)
So don’t keep saying our hands are tied
(だから、どうしようもないと言い続けるのはやめて)
You claim it’s not in the cards(君はありえないと言う)
And fate is putting you miles away
(そして、運命は君をずっと遠くに遠ざける)
And out of reach from me(僕の手の届かないところに)

僕は近づきたい、でも、黒人 vs. 白人で難しいみたいな構図があります。

そこで、

"What if we rewrite the stars?"
(もし僕たちが運命を書き換えたらどうなるだろうか?)

というところまできました(解説第一回第二回第三回、第四回)。そして、こんな歌詞が続きます。


Say you were made to be mine
(君は僕と一緒になるために生まれたと言って)
Nothing could keep us apart
(何ものも僕たちを引き裂くことはできない)

その後、


You'll be the one I was meant to find

という一節になるのですが、"the one" という言い回しが面白い表現なんです。one は人やものを指すことができますが、"the" が付いているので、限定した特定の人やものになるんですね。ラブソングなどで使われると「唯一の人」みたいなニュアンスが出ます。

日常会話などではこんな風に使います。

This is the one I've always wanted.(これがずっと欲しかったものだ)

その後に出てくる単語"mean" は「意味する」という意味ですが、後ろに "to" が付くと、「〜するつもりである」という意味になります。

I didn't mean to.
(そういうつもりじゃなかったんだ)

こんな風に使いますね。

その受け身の形が "be meant to" なので、「〜するよう意図されている=〜する運命である」という意味になるので、全体としてはこんな意味になりますね。

You'll be the one I was meant to find
(君が僕が見つけるよう運命づけられた人だ)

そして、次の歌詞はこうなります。

It's up to you, and it's up to me


"up to ~" というのは日常会話などでもよく使われる表現です。ちょっと意味を考えてみてくださいね♪

洋楽の歌詞解説のXもやっています。


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