「〜でないことはない」という英語の表現♪〜This is Me歌詞解説〜
映画『グレイテスト・ショーマン』の代表曲に "This is Me" があります。
この曲↓ですね。
"This is Me" のメッセージは「これが私」ということ。
そのままの私を認めるということ。
この歌の面白いところは、そうしてそのままの私を認めるようになるまでがストーリーになっているところなんですね。
そのストーリーの始まりは、
"I'm not stranger to the dark."
"stranger" は「見知らぬ人、よそ者」、"dark" は「暗闇」という意味ですが、この文はどんな意味になるでしょうか?
そのまま訳すと「私は暗闇(の世界)のよそ者ではない=私は暗闇(の世界)を知らない人ではない」になります。二重否定をなくせば、「私は暗闇(の世界)をよく知っている」になりますね。
「暗闇をよく知っている」という内容を表現する形はいろいろあると思うんですが、"stranger" という単語を使っているのは、どこかこの世界に対する「よそ者」感を表現しているんだと思うんです。その「よそ者感」は暗闇(the dark)だと少し和らぐ感じがする。でも、そこもやっぱり違う気がするみたいな揺らぎ。
その後の歌詞にこんな箇所があります。
I know that there is a place for us (私たちのための場所があることは分かってる)
For we are glorious(だって私たちは輝かしいのだから)
自分たちの居場所を見つけていくストーリーにもなっているんですね。
その次にこんな歌詞が出てきます。
"When the sharpest words wanna cut me down
I'm gonna send a food, gonna drown 'em out"
これは場面を想像してみると面白い歌詞です。
ちょっと意味を考えてみてくださいね♪
洋楽の歌詞解説のXもやっています。
いただいたサポートは「おむすびアート」の活動に使わせていただきます♪