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「どうしようもない」という英語の表現は?〜Rewrite the Stars 歌詞解説②〜

映画『グレイテスト・ショーマン』の中の曲 “This is Me” の歌詞解説をしていましたが(解説第1回第2回第3回第4回第5回第6回)。同じ映画の中で使われている曲で “Rewrite the Stars” という曲もあって、私はこの曲も好きです。

こちら↓の曲ですね。


動画を見てもらえたら分かりますが、この歌は黒人の女性と白人の男性の恋物語の曲で、この映画の年代設定は昔なので、今よりもずっと障壁がある恋なわけなんですね。

冒頭の歌詞はこんな感じ。

You know I want you
It’s not a secret I try to hide
I know you want me
So don’t keep saying our hands are tied
You claim it’s not in the cards

「山/川」「おじいさん/おばあさん」などの「対照ペア」を考えると面白いのですが、ここでの「対照ペア」は “I”と“You”ですね。「私」と「あなた」。

You know I want you(僕が君を好きなこと分かってるでしょ)
It’s not a secret I try to hide(秘密みたいに隠したいことじゃない)
I know you want me(君が僕を好きなことも分かってる)

この辺りは「僕」と「君」の気持ちを交差させる感じの展開ですよね。

その後、

“So don’t keep saying our hands are tied”

というところで、”our” (わたしたち)という単語が出てきているのが面白いところです。”our hands are tied” (私たち手が縛られている=どうしようもない)ということですね。

“keep ~ing” は「〜し続ける」という意味なので、こんな意味になります。

So don’t keep saying our hands are tied
(だから、どうしよもないと言い続けるのはやめて)

その次は

“You claim it’s not in the cards”

“in the cards” は「カードの中にある=ありそう、起こりそう」という意味、“claim” は「主張する」という意味なので、こんな風になります。

“You claim it’s not in the cards”(君はありえないと言う)

さて、2人の関係はどんな風に展開していくのでしょうか?

その後に続くのはこんな歌詞です。

“And fate is putting you miles away
And out if reach from me”

どんな意味かちょっと考えてみてくださいね♪

洋楽の歌詞解説のXもやっています。


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