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次世代の「物流」を学んだ本【徒然読書②】

こんにちは、Yuriiiです。

「サプライチェーン」や物流に興味があり、どう進化していくのかを知りたいと思って、この本を読みました。


物流DX、ロジスティクス4.0と言われているとおり、モノではなくコトを売る枠組みでは物流も大きく変わります。

また、5Gやドローン、ロボットの進化によって、よりカスタマイズされた商品がすばやく手元に届くようになります。

では、具体的にどのような変化が起きているのでしょうか?

・ニューノーマル=よりグローバルで業界横断的でダイレクトなサプライチェーンへの進化

・「サプライウェブ」=不特定多数との自由な取引を可能にする

サプライチェーンだと、ひとつながりの鎖になりますが、今では物流は1パターンではありません。

蜘蛛の巣のように、多方面に張り巡らされるようになっているのです。


・「自分だけの商品」→製品ラインナップが無限に拡大され、素材やパーツの種類も増える→調達先納品先が拡大していく

・コト売りでは川下から川上へのモノの流れが少なからず生じる→川下発のモノも含めたロジスティクスの最適化が必要

また、カスタマイズされた商品が増えています。

画一化されたものではなく、個人個人の好みに合わせてつくっていく。

最近の例だと、Nikeとかでオリジナルスニーカーを作れたりしますよね。

そういった感じで、商品棚にあるものではなく、オリジナルを作っていく傾向が強くなってきています。


変種変量での効率的な生産を実現するためのツールとしてデジタルファブリケーション機器の活用が広がる

デジタルファブリケーション機器で代表的なのは、3Dプリントサービスです。

その都度作ることで、多くの在庫を抱える必要がなくなります。

そうした変化の中で、サプライウェブプラットフォームが登場しています。

運送管理の自動化を進めるHacobuや、3Dプリントサービスを展開するUPS・・・といった企業があります(初めて知りました)。


「あらゆるプロセスがつながること」に加えて「本来必要ないプロセスがなくなること」も必要

そして、カスタマーデータを如何に分析して、検品や発注といった物流関連業務の自動化効率化につなげるのかが求められていきます。

在庫レスも実現されていき、棚卸や在庫管理の概念も変わるかもしれません。

製造業自体が、物流に時間とコストをかけなくても良くなるようになれば、研究開発や企画、製造に集中することができるようになります。


また、専門用語もいくつか登場したので、ここでまとめます。

これらについても、別で記事を書けたらいいなと思っています。
※用語説明も「サプライウェブ」を参照しています。

✔BTO Build To Order 受注生産:注文を受けてから作る
✔CAD Computer Aided Design:コンピュータ支援設計による補正
✔CAM Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援製造による補正
✔RFID Radio Frequency Identification:一度に複数のタグを非接触通信で読み取れる
→記憶容量が大きく、商品個体ごとに異なるコードを付与でき、リードタイム短縮につながる


いかがでしたでしょうか。

私の知識不足で、まとめきれず省いた部分も多くなってしまいました。

もう一度読んでみて、知識やイメージの補完やアップデートにつなげていきたいと思います。


また更新していきますので、気が向きましたらのぞきに来てください。

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