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水の3Rとペットボトルの100%サステナブル化を目指すサントリーのSDGs取り組み事例3選!

私たちに安全でおいしい飲料水を提供している企業サントリーはどのような取り組みでSDGsに貢献しているのでしょうか?

世界初の取り組みでも評価されているサントリーの取り組みの中から注目すべき3つの取り組みをご紹介します★

■SDGsとは社会問題の解消と持続可能な社会を実現するための目標

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2015年に開催された国連サミット『持続可能な開発サミット』にて採択された『2030アジェンダ』を実現するために定められているSDGs。

SDGsは、2030年までに現代社会の問題を解消し、人と環境が共存できるサステナブルな社会を実現するために、「誰一人取り残さない」をテーマにした17の目標と169のターゲットで構成されています。

✅SDGs17目標一覧
・目標1「貧困をなくそう
・目標2「飢餓をゼロに
・目標3「すべての人に健康と福祉を
・目標4「質の高い教育をみんなに 
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
目標6「安全な水とトイレを世界中に」 
目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
目標8「働きがいも経済成長も」
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
目標10「人や国の不平等をなくそう」
目標11「住み続けられるまちづくりを」
目標12「つくる責任 つかう責任」
目標13「気候変動に具体的な対策を」
目標14「海の豊かさを守ろう」
目標15「陸の豊かさも守ろう」
目標16「平和と公正をすべての人に」
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

ターゲットには、現代社会で解決すべきことがまとめられています。

タバコの規制や女性の社会進出、教育無償化など、私たちの生活に大きな変化をもたらしたことも多数あるので、お手すきのときにチェックしてみて下さい★

■サントリーのSDGs取り組み事例①「2030年までにペットボトルの100%サステナブル化」

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サントリーは、SDGsへの貢献に向けて『プラスチック基本方針』策定し、脱炭素社会と循環型社会を目指し「FtoPダイレクトリサイクル技術」を世界で初めて開発しました。

✅FtoPダイレクトリサイクル技術とは?
ペットボトルリサイクルの一部工程を省くことで、環境負荷低減と再生効率化を実現する技術のこと。

プラスチック基本方針は、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石由来原料の新規使用をゼロにする目標とするもの。

2020年にはグッドデザインベスト100にも選定されました★

1.Recycle & Renewable:
(1)2030年までに、グローバルで使用するすべてのペットボトルの素材を、リサイクル素材と植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指します。
(2)全ての事業展開国において、各国の国情に応じた効率的なリサイクルシステム構築のために必要な施策を、政府機関や業界、環境NGO、NPOなどとともに積極的に取り組みます。

2.Reduce & Replacement:

資源の有効活用のために、容器包装のデザイン変更等により、プラスチック使用量の削減を推進するとともに、環境にネガティブな影響を与えない代替となる容器包装の導入の検討をすすめます。

3.Innovation:

リサイクル率向上、環境影響を最小限におさえる素材領域等におけるイノベーションに積極投資します。

4.New Behavior:

人々の行動変容を促す啓発活動を実施するとともに、サントリーグループ社員一人ひとりが、ライフスタイルの変革に努め、分別収集の促進、河川、海岸の清掃活動などの社会貢献活動にも積極的に参加します。

(引用:サントリー|サントリーグループ「プラスチック基本方針」策定

世界初の技術と合わせて導入されたのが植物由来のキャップ。実はこのキャップも世界初の取り組みなんですよ♬

現在、サントリーでは、100%植物性のペットボトル実現に向けた研究開発とともに、リサイクル技術を活かして2025年までに国内清涼飲料事業におけるペットボトル重量の半分をリサイクルペットボトル素材にしていくことを公表しています。

■サントリーのSDGs取り組み事例②「天然水の森を適切に管理し地下水を育む」

”水とともに生きる”をコンセプトにしているサントリーは、キレイな水に必要不可欠である健全な森を育み管理する『サントリー天然水の森』という活動を2003年からスタート★

この活動は、サントリーと森林管理に関するさまざまな分野の専門家、そして地元住民とパートナーシップを取り森や湧き水の調査と管理をするもの。

2019年6月現在、「サントリー天然水の森」は15都府県21ヵ所、総面積は約12,000haと活動の規模を拡大していて、『工場で汲み上げる量の2倍の地下水』を育めるようになりました♬

■サントリーのSDGs取り組み事例③「水の3Rで循環型社会の実現に貢献する」

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私たちが普段口にしている飲み水は、蒸発した海の水分が雲となり雨や雪として地上に降り、森によってろ過されたもの。

天然水の森活動を通して天然水を育んでいるサントリーでは、地球環境や生物にとって貴重な存在である水の無駄遣いを無くす取り組みとして、工場における節水活動『水の3R』を実施しています。

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3Rとは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の3つの言葉の頭文字にある『R』を取って名付けられた総称。

✅3Rそれぞれの意味
・Reduce(リデュース):製品に使用する資源や廃棄物を少なくする。
・Reuse(リユース):修理やメンテナンスなどで物を長く使用する。
・Recycle(リサイクル):廃棄物を再利用して新しい製品にする。

水の3Rは、工場における容器や機械の洗浄を目的として使用する水を、「必要最低限にする(リデュース)」、「繰返し使う(リユース)」、「処理して再利用する(リサイクル)」する取り組みです。

サントリーでは、「水のカスケード利用」によって3Rを実現しています。

✅水のカスケード利用とは
製造工程で使用する水(地下水、河川・湖の水、雨水、上水、外部から供給されている水(再生水)を冷却水や洗浄水など5つのグレード(清浄度)に分類し、高いグレードが要求される用途から次のグレードでまかなえる用途へ段階的に再利用を図る技術です。

(引用:サントリー|水資源の有効活用

■まとめ

SDGsの基本内容と合わせてサントリーの取り組み事例をご紹介しました。

【今回ご紹介した内容】
・SDGsの基本内容と17個の目標
・ペットボトルのサステナブル化
・サントリー天然水の森
・水の3Rとカスケード利用

安心安全な飲料水を私たちに届けるために、水を育て循環させる活動とペットボトルのサステナブル化を推進しているサントリーは、グローバルな展開を視野に入れ取り組んでいます。

目標達成期限となる2030年にサントリーは目標を達成しているのかチェックしていきたいですね。

▼参考サイト
サントリー|サントリーグループ企業情報
サントリー|サントリーグループのサステナビリティ サステナビリティビジョン
農林水産省|始まった食品事業者の取組:サントリーホールディングス株式会社
KOBOLOG|【サントリー×SDGs】企業の取り組み事例を学んでSDGsを理解

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