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コスメにもサスティナブルの波を♪サスティナブルコスメのメリットを徹底解説!

あらゆるところで注目されているサスティナブル商品。
基礎化粧品をはじめ、メイクアップアイテムにもサスティナブルな商品を開発しようと国内外問わず多くのブランドがサスティナブルコスメに力を入れています。

そこで本日は「サスティナブルコスメとSDGs」について解説!
サスティナブルコスメってなに?サスティナブルコスメとSDGsの関係は?といった疑問にお答えできるように、幅広くご紹介するのでぜひ最後までご覧ください♪

「サスティナブル」とは?

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みなさんはそもそも「サスティナブル」が何を指すかはご存知でしょうか?

現在サスティナブル(sustainable)は、「持続可能な」といった意味で使われています。

サスティナブルコスメのサスティナブルも持続可能なといった意味を指しており、サスティナブルコスメは「持続可能なコスメ」といった意味。

しかし、持続可能なコスメといわれても明確なイメージを持つことができる方は少ないのではないでしょうか。

そこで、少し「サスティナブル」といった言葉を掘り下げて考えていきましょう。

サスティナブルが注目されている理由は「SDGs」

すでにSDGsについてご存知の方も多いかとは思いますが、ここで一度SDGsについて軽くおさらいをしておきましょう。

SDGsとは、Sustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)の略称で「持続可能な開発目標」といった意味を指します。

2015年の国連サミットで採択されたことをきっかけに、翌年2016年から2030年までの15年の中でSDGsに定められた17個の目標を達成するために国連加盟国すべてが主体的に取り組んでいるのが特徴です。

SDGsのテーマでもある「誰も置き去りにしない世界」というのは、国の不平等などをなくし誰もが今後生きていけるような世界を目指すといった大きなものがあります。

しかし、私たち日本人はイメージが掴みにくく自分たちのこととして考えにくいといった特徴があります。

ここで具体的に考えてみて欲しいのが、今回ご紹介するコスメ。
使用しているコスメアイテムを思い浮かべてみてください。

女性であれば洗顔の後の保湿を欠かせない方、普段メイクをしている方、シャンプーなどにこだわりのある方は多いと思いますが、すべてを使い切ってから捨てていますか?また、使用済みのボトルなどはどのように捨てているでしょうか?

なかには、きちんとすべて使い切ってからボトルを洗って再生利用するためにリサイクルに出しているという方も多いかと思いますが、実際コスメをすべて使い切るというのは難しく、どうしても少し残ってしまった状態で捨ててしまったり、使用期限切れで中身のあるまま捨ててしまう方も多いのではないでしょうか。

これは、地球の環境に良くないことであるというのは簡単に想像できますよね。

今、日本をはじめ世界では地球の環境保護に力を入れています。

コスメのパッケージであるプラスチックは、地球環境保護の目的のためにプラスチック削減の対象となっています。
身近な例をあげると、レジ袋の有料化もプラスチックゴミ削減のための取り組みです。

化粧品をはじめとする多くのプラスチックゴミとして出されるものは、マイクロプラスチックとなり魚の誤食につながっています。
魚が誤食することで命を落とし、その海周辺の生態系も変わり海洋生物の住処がなくなるといった悪循環が生まれているんです…

そこでコスメブランドは世界のプラスチックゴミを削減しようといった取り組みに参加し、プラスチックゴミを削減できるような容器やパッケージの変更をしたりしているんですよ。

実際、SDGsの目標には海の豊かさを守るための目標や、つくる責任やつかう責任といった目標があるので、私たち消費者もしっかりとサスティナブルな行動をしていく必要があります。

《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
・目標1「貧困をなくそう
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

・目標2「飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

・目標3「
すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

・目標4「質の高い教育をみんなに 
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

・目標5「ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る

・目標6「安全な水とトイレを世界中に」 
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

・目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

・目標8「働きがいも経済成長も
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

・目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

・目標10「人や国の不平等をなくそう
各国内及び各国間の不平等を是正する

・目標11「住み続けられるまちづくりを
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

・目標12「つくる責任 つかう責任
持続可能な生産消費形態を確保する

・目標13「気候変動に具体的な対策を
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

・目標14「海の豊かさを守ろう
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

・目標15「陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

・目標16「平和と公正をすべての人に
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

私たちができることはサスティナブルコスメを選択して、しっかりと使い切ること、そして使い終わったパッケージを再利用したりリサイクルに出したり、きちんとした手順で廃棄することです。

SDGsは2030年にこうなっていて欲しいという地球のあるべき姿を想像して設置された目標ばかり。
SDGsを達成するためには、国や企業だけではなく、私たちひとりひとりもしっかりと協力しなければ目標達成はできません。

SDGsについて詳しく知りたいかはこちらのサイトがおすすめです♪

コスメはどのようにサスティナブルを取り入れているの?

それでは実際に、コスメがどのようにサスティナブル化を取り入れているのかについて具体例を通して確認していきましょう。

(1)プラスチック削減

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さきほどのSDGsのところでも解説しましたが、世界ではプラスチックを削減しようといった取り組みが行われています。

そのため、コスメでもプラスチックが削減できるようにサスティナブルな取り組みをしているブランドが多いです。

たとえば、「エティーク」のシャンプーバーは従来のボトルタイプのシャンプーではなく固形石鹸タイプのシャンプーを使用することで1個あたりボトル3本分のプラスチックを削減することに成功しています。

固形タイプのシャンプーと聞くと、日本では浸透していないため敬遠する方も多いですが、世界中から愛されている「エティーク」はセレブや芸能人も愛用しているアイテム。

欧米では一般的なアイテムなんですよ♪
実際に日本では、エティークが浸透する前からLUSHでもシャンプーバーが販売されていました。

エティークのシャンプーバーは、弱酸性で界面活性剤やパーム油不使用、16種類の無添加といった嬉しいポイントだけではなく、使用感や洗い上がりのクチコミ評価も高いことから愛用者が多いのが特徴です。

サスティナブルコスメと聞くと、
「しっかりと洗えない」
「従来のものに比較して劣っている」
といった悪い評価が目立ってしまいますが、実際に使用している方が気に入って愛用しているように商品としてのクオリティは◎

さらに、地球環境保護にもなるというだけあって私たち消費者的にも嬉しく、環境保護にもつながるのでとてもいいこと尽くめなんですよ♪

エティークについてさらに詳しく知りたい方はこちらのサイトから商品をチェックしてみてくださいね。
エティーク

(2)肌にも地球にもやさしい石油系フリー

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敏感肌の方、アトピー肌、ニキビ肌といった肌にお悩みを持っている方の場合は、コスメに使用されている成分を気にするといった方も多いのではないでしょうか?

国内でも多くのコスメが石油系フリーをはじめ、肌にやさしいものを提供していますがサスティナブルコスメが注目されていることをきっかけに、さまざまなブランドから肌や地球の環境保護につながるような成分でつくられたコスメが展開されています。

石油由来の防腐剤不使用のオーガニックコスメや、石油系溶剤不使用のネイルポリッシュなど…

人体にも環境にもやさしいものを使用することで、肌トラブルと向き合いながら楽しくメイクを楽しむことができるのもサスティナブルコスメならではの楽しみ方です♪

(3)ボトルのリサイクルをして消費者もハッピーに

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コスメにはどうしてもボトルが必要です。
そのためプラスチックを削減するといっても、ゼロにすることは難しいのが現状…

そこで日本でも多数店舗を展開している「LUSH」では、フェイスマスクなどの容器を5つ集めて使用後洗ってから店舗に持っていくと新しいフェイスマスクを1つプレゼントするといった取り組みを行っています。

ボトルをリサイクルしつつ、商品を愛用している方もハッピーになる取り組みは他のブランドからも注目されており、サスティナブルな取り組みとしても有名です。

ほかのコスメブランドでは、容器に再生ガラスを使用することで従来のガラスよりもサスティナブルにしようといった取り組みを行っているところもあります。

ガラスは熱で溶けるため、一度使用してもきちんと清潔にしてから再度溶かせば新しいものにすることができます。何度でも使えるのが再生ガラスのメリットです。

コスメを保管する大切な容器もおしゃれにしながら、サスティナブルなアイテムを使用することで中身のクオリティはそのまま使えるのもパッケージにサスティナブルを取り入れているコスメの特徴です♪

(4)開発途上国の雇用創出や女性の地位の確保を手伝うブランドも

多くの女性が使用するアイテムコスメだからこそ、女性の地位を確保する団体への寄付や開発途上国で働きたくても働けない女性向けの雇用の確保をしているブランドもあります。

イブ・サンローランは、従来のイブ・サンローランの高級感あふれるパッケージやデザインを尊重しながらレフィルを販売したり、環境に配慮した農法を採用したりさまざまなサスティナブルな取り組みを行っています。

なかでも、ピュアショットで使用されているウリカガーデンはモロッコで現地の女性の雇用を確保したりするなどの経済的支援をしているのも特徴です。

ブランドの「女性支援」といった想いが時代に合わせて伝承されているため、他のコスメブランドは異なる一工夫されたサスティナブルな取り組みをしています。

時代に合わせたコスメを使用して、もうトレンドには流されない!

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いかがでしたか?

本日は、サスティナブルコスメがどのようにSDGsに貢献しているのか、サスティナブルコスメをどのようにブランドが取り入れているのかという2つのポイントに絞ってご紹介をしました!

サスティナブルコスメは、使用感がイマイチといった声が多いですがそんなことはありません。
実際、有名ブランドもサスティナブルコスメを開発していたり、知らず知らずのうちにサスティナブルコスメを使用している方も多いんですよ。

SDGsの目標達成のために、私たちが気軽に挑戦できる新しいコスメを購入する際にはサスティナブルコスメを選んでみるといったことも大切。

今回の記事でサスティナブルコスメについて気になった方は、ぜひお気に入りのサスティナブルコスメをみつけてみてくださいね♪

noteではほかにもサスティナブルな商品などについて発信中!

サスティナブルなアイテムが気になる!という方は、こちらもあわせて参考にしてみてくださいね♪

《参考サイト》
2020年、環境のために意識したい【サステナブル】がよく分かる基本のき
サスティナブルな美容で!自分も、地球も、「綺麗」に


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