梶本鐘広

ルネッサンス東京文化復興

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最近の記事

お久しぶりです。

お久しぶりです。 最近はずっと平穏な日々を過ごしていました。 ひたすらゆっくりと。 読書をかなりしていて、退院してから10冊くらいは読んだと思います。 やはり、坂口安吾の「風と光と20の私と」[講談社版]は最高だな、と思わされました。 勿論、表題作、「27歳」、「31歳」、と続く自伝的作品群は安吾の清々しくも禍々しい求道的精神に貫かれており素晴らしいのですが、安吾が京都に下宿していた際の囲碁倶楽部についての中編「古都」がなかなかにいい。 囲碁倶楽部に集まるロクデナシや下

    • 闘病日記

      こんばんは。 最近は、、日中の服薬で昼間はずっと寝ています。 言ってしまうと廃人です。 夕方に起きて気持ちが暗く、暗いまま夜が来て寝てしまう…という日もあります。 とはいえ最近、過去のトラウマとある程度決別することができたり。 少しづつ、前には進んでいる感じです。 とにかく、もう出来ることが文章くらいしか無いので文章をやりたい。 しかし、一朝一夕にはいい文章は書けない。 しかし、気分が落ち込むと文章も書けない…。 という悪循環。 どうやったらここから這い上がれるだろうか。

      • PC机から

        思えば、好きなことをしてきた人生だと思う。 その分、くそったれなことも山ほどあった。 思い出すと、幼稚園の時好きだった「ちっち」ちゃんとは結ばれなかったし、総合的に見てよく殴られた人生だし、三回も精神病院に入院しているし…。と、本当に、思えばいろいろなことがあった。 最近、よく過去の呪縛のようなものに頭を絡めとられる。 そのたびに反芻し、何度も苦い味を飲み下し、吐いて、今ここにいる。 このあいだの入院では面白いことが結構あって、人生というのはどん底にもユーモアがある程度

        • 眠りの森への子守唄

          退院してから10日以上が経った。 連日、音楽はたまにchet bakerやaphex twin、アニメソングを聴くぐらいに留まっている。 日により気分の上下があり、 何故か夢を毎日見る。 最近の夢だと「MU」というアニメのようなドラマのような作品を連日夢に見ていて、主人公は前に一晩を共にした女性である。 「MU」は女主人公二人のバディ物で、「NANA」みたいな雰囲気だが、ヤンキーの中高生の物語なので、その中では何故か僕が顔面でスケボーをして目玉を飛び出したりしている。不思

        お久しぶりです。

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        記事

          退院に際して

          本日、退院でした。  個人的に楽しかったのは、 ほとんど中高年の方ばかりの 病棟の中でも、2.30代のグループでの会話で、誰々さんはああだとか、あの看護師さんはこうだとか、ここでは書けないような猥談や汚い話をしてきたのが、数少ない笑いで。 今回出来た友達の一人の境遇なんかもかなり大変だったりして、衝撃を受けましたね。 前の病院よりも待遇がきつい、というのも今回の病院は看護師さんの数が少ないのと、老人ホームに近い施設だったために看護師さんがピリピリしているのもあり、 あまり

          退院に際して

          昼間に

          何かと、頭の中を早目に駆け巡る情報が、人の意識をかく乱しがちである。 しかしながら、何かに集中しにくい時代に何かに集中する事の大切さを、最近の友人との会話で学んだ。 ついSNSを見てしまうとか、 ついゲームをやってしまうとか。 だが、案外に感じたい事は別にあって、、何が感じたい事かを、素直に受け入れれる状態の素晴らしさに、改めて気付かされた。 どのように自分が生きてきて、 これからどのように過ごしてゆくのか。 毎日がタ―ニングポイント。 だが、岐路、言い換えると、 分岐点

          2023.夏に考える

          さて、外泊である。 外泊といっても、病院から家に帰宅する、という意味での外泊だ。 僕は、数ヶ月前に具合を悪くしてまた入院となった訳だが、 今回は今までに無い種類の症状が出てしまい、色々と困った。 今月中には退院する予定だが、 いかんせん、その先の目処は立っていない。 しかし、もう自分を病者だと、 いやむしろ、これが自分の健常なのだと、改めて受け入れなおし、 とうぶんは、夜遊びやら何やらを控えていこうと思う。 ありがたい事に、久々に読書は出来ているため、読む、書く、を 出来

          2023.夏に考える

          ゴクドータクシー

          その日、僕は、仕事を終えた後、友人の出演するライブハウスでしこたま酔っぱらったのだった。 「しかし…あいつのヴォーカル、なかなか良かったなあ」 ふらふらの足で道路わきになんとか立つと、ちょうど、「空車」のマークの点灯したタクシーが向かいからやってきた。 「やった…この時間にしてはラッキーだぞ」 タクシーは、滑るようにカーブして目の前に止まると、ガチャッ。と音を鳴らし、ドアを開けた。 ドアを閉めると、 「●●町の高架下までお願いします」 ろれつの回らない舌でなんとか伝える。 す

          ゴクドータクシー

          慟哭

          世界とは 見える半径か 伝えられてゆくニュースなのか イマジンか 僕が寝てる間に どこかで人が死ぬらしい わからない 僕もゆくゆくは死ぬらしい 不思議だが事実 未来の事実 街には冷たい笑み 眼は笑ってない マスク越しでもわかる 悪意 おいおい ジョーカーごっこは もう、やめにしなさい 壊れた心 涙の代わりに人を刺す その手よ 一生を何かに捧げて生きている 全ての人は 一生を何かに捧げて生きている その一生は 自分じゃなくて 何かに捧げて生きている そこが美しい 我欲に突

          恋なんて蜃気楼

          恋なんて蜃気楼 君の横顔は脳の活断層に眠る ああ むしろ溶けて消えた 一夜のトラウマ 幻覚の連続に過ぎない 恋なんて蜃気楼 手も握れずに 僕は違う運命の列車に乗るハメに 青ざめた寝顔 冬の夜の氷 僕はひとりビルディングの隙間を 歩いた 恋なんて蜃気楼 カウンター席に並んだ男たち スクラップ場 君はまるでホラー映画 悪魔のささやき 二重人格 恋なんて蜃気楼 本を見て思い出す あの砂漠 水は無くなってしまった 僕はミイラ 眼には酒 おやすみ 恋なんて蜃気楼 恋なんて蜃気楼

          恋なんて蜃気楼

          日記

          深い絶望に慣れて来たおかげで、ちょっとした絶望にはそうそう負けないみたいで。 さっきまで今の外で働けない現状や生活の事に打ちひしがれていたのですが、 もう復活しました。 ああいうタイミングで人によっては自殺してしまうんだろうな、と。 負けません。 ラップして生活を回す日まで、何年かかるか解りませんが頑張ります。 とかいって地元の先輩と別エリアの後輩と作曲はちょくちょくしてるんですが。 ラップも本調子ではなく、悔しい所です。 「後ろ姿の女神」のモチーフになった女性

          日記

          お久しぶりです。 幻覚は収まり気味。 やっと少し頭が回るようになってきました。 ものを軽く考えられるようになってきた段階。 小説では島田荘司『異邦の騎士』 読了。 昔読んでいたのでうっすらオチを覚えていたせいか、あまり感動はしませんでした。 ドラマでは『私立探偵濱マイク』をあと1話まで観ました。 最高にかっこいいドラマです。 勉強のおかげでちょっとですが在宅の仕事が入ったので今月は頑張りたい。 なかなか皆さんには会いに行けていませんが、おおむね元気です。 いかんせ

          久々

          今日の勉強は2時間。 幻覚はだいぶ減ったものの、いまだに視界を邪魔するため、PCモニターが見辛い時があり、集中力が持続しない。 トピックが幻覚と勉強しかない生活なので文章を書く気があまり起きない。 退院から5ヶ月。 まだ長い療養になりそうだ。 前回も普通に遊べる・働けるようになるまで約2年かかった。 とはいえ酒すら飲まず、脳の健康を願う毎日に希望がない訳ではない。 どん底から少し気持ちが上がってきたぐらいの所である。 というか、生きていればいい、と本気で思ってい

          消えていく本

          最近は勉強をしている。 世相が乱世の様相。 体重増加が半端ない。ので、運動をしなきゃなのだが、なかなか足が向かない。 デブ活状態である。 先日は久々に人化イルミネーションのライブを観て、随分力を貰えた。 90年代サブカル絡みの本をいくつかつまみ読み。 中学の時に下北沢で『危ない1号』を買ったら人生が変わってしまった。 本や音楽って本当に人生を変える。 自分は今マトモに音楽できてないけど、 やはり音楽はすごい。 よく原宿にあった巨大なブックオフで エヴァンゲリオンの精

          消えていく本

          呪いに囲われる

          書けないのか、まだ書かないのか。 分からないが、筆は進まない。 禁煙を開始したため情緒が不安定である。 近所の工事は今日も鳴っている。 ナリがよい。 好きな音ではないが…。 石川智晶さんを聴いている。 この人は本当にすごい。 特に初期の歌詞は、すさまじい母性と神性、少女性から書かれている。 ハーブティーを飲んでいる。 パッションフラワー。 落ち着く。実に落ち着く。 ハーブティーの薬効でニコチンの退薬症状を凌ぎたい所である。 言葉は呪いである。 音楽も、映画も呪いだ。

          呪いに囲われる

          耐える晴天

          相変わらず幻覚が見える。 これがなかなか厄介で、視界を邪魔するもののため、例えるなら、画面がバグったテレビで番組を見ているような状態である。 気力・体力はだいぶ回復した所で、 出来るなら今すぐにでも住み込みででも働きたいくらいなのだが、この幻覚のせいでまだその見込みはない。 ラップに関しても、 以前クラブで一方的に殴られるといった笑えない事件があって以来、あまり興が乗らない。 (親友だと思っていた女性が豹変したのでフリースタイルで気持ちを訴えたら連れ合いの男の一人に殴られ

          耐える晴天